公開日 2010/08/05 13:12

会田肇が速攻チェック − レンズ交換式ビデオカメラ「NEX-VG10」の実力は?

噂のモデルがついにベールを脱いだ!
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
コンシューマ用で初めてのレンズ交換式ビデオカメラがついに登場する。ソニーが、9月にも「大判センサー×交換レンズ」という、かつてないスペックのハンディカム「NEX-VG10」をラインナップに加えると発表したのだ(関連ニュース)。

NEX-VG10。同梱の11倍レンズ装着時

■ミラーレス一眼「NEX-5/3」と同時開発

これまでソニーはハイアマチュア向けビデオカメラをハンディカムシリーズで発売したことはあったが、レンズ交換式を採用したことはなかった。それだけに、この機種への注目の大きさは計り知れない。

「でも、ハンディカムなのに“HDR”じゃなくて“NEX”なの?」そう思う人も多いだろう。

実はこのモデル、ハンディカムの名を冠しているものの、6月に登場したソニー初のミラーレス一眼デジカメ「NEXシリーズ」の流れを汲んだ製品だ。なかでもNEX-5はフルハイビジョン動画撮影が可能で、同じくフルハイビジョン動画撮影ができるVG10がNEX-5をベースにしていることは容易に推察できる。

では、どちらもハイビジョン動画撮影ができるのに、ソニーはどうしてVG10なるモデルを新たに登場させたのだろうか。

NEX-5はAPS-Cサイズの大判センサーを使ったことで、動画においても今まで以上にボケを効果的に活かした撮影ができるのが特徴である。αレンズを使用することもでき、望遠系レンズを使って表現できた美しいボケは、これまでのコンシューマ用ビデオカメラでは到底得られるものではなかった。

しかし、残念なことにNEX-5での動画撮影はフルオートで行うのが基本。映像に補正を意図的に加えようとしてもそれは叶わなかったのだ。

すでに一眼レフ系カメラでは動画撮影時でも補正を加えられる機種が登場しているだけに、ソニーとしてもこの問題は、何としてもクリアしたかったはずだ。

ソニーによれば、このVG10の開発はNEX-5/3の開発とほぼ並行して進められたという。NEXシリーズはミラーレス機としてのスタイルばかりが注目されたが、ソニーは開発段階から本気で「大判センサー×交換レンズ」という組み合わせを動画対応で実現しようとしていたわけだ。

■新開発の光学11倍ズームレンズを同梱

さて、こうして登場したVG10だが、まずそのスペックをチェックしてみたい。

センサーはNEX-5/3と同様にAPS-Cサイズの「Exmor APS HD CMOS」センサーを搭載し、有効画素数も同じ1420万画素。レンズ交換のシステムも「Eマウント」レンズを装着できる共通のもの。

NEX-5/3と同じEマウントを採用。撮像素子はAPS-Cサイズの「Exmor APS HD CMOS」センサーだ

レンズは、新開発の光学11倍ズームレンズ「E 18-200mm F3.5-6.3 OSS」(35mm判換算27mm-300mm)が標準で付属する。動画撮影がメインとなったことで、このレンズではとくに静音特性にも気を配り、AF最適化なども図っているという。もちろん、ソニーの一眼レフカメラ「α」用レンズもマウントアダプター経由で装着可能だ。

「α」用レンズも、写真のようにマウントアダプターをかませることで装着可能になる

さらにハンディカムではお馴染みの、アクティブモードの手ブレ補正機構も搭載している。

液晶モニターはNEX-5/3と同じ3型のエクストラファイン液晶(約92万ドット)を採用するが、モニター部は180度回転する。この辺はハンディカムらしさが感じられる部分だ。さらに0.43型115万画素の、視野率100%のEVFも搭載。これはハンディカムの最上位機「HDR-AX2000」で採用したものと同じ仕様とのことだ。

記録できる映像の最大解像度は1,920×1,080ドットのフルHDで、ビットレートは最高24Mbps。AVCHDフォーマットで記録する。この24Mbps記録はNEX-5/3では実現しておらず、NEXシリーズとしては新たなスペックとなる。

メニュー画面もNEX-5/3と同じテイストだ

AVCHDは24Mbps記録が可能

記録メディアはメモリースティックPRO Duo、あるいはSDカード(SDHC/SDXC対応)を使い、本体にフラッシュメモリーは内蔵していない。

また、音声は4つの無指向性マイクを高度な信号処理によってクリアな2ch録音とする新システムを採用。風対策にも効果が大きいという。

4つの無指向性マイクを搭載。ウインドスクリーンも同梱する

次ページ使い勝手、そして肝心の画質を検証!

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 【専門店探訪】70年以上鹿児島のオーディオを支える。中古や修理もサポートする老舗専門店・馬場電機
2 Amazonと楽天、どちらのほうが安い? セール品は違う? Ankerが両方で独自セールを実施中
3 女子プロゴルフ「大東建託・いい部屋ネットレディス」7/23から4日間の放送・配信予定
4 サムスン、新技術Flex Titanium搭載の折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold8 Ultra/Fold8/Flip8」一挙発表
5 テレビCMでお馴染みの名曲が“極上の最高音質”で蘇る! ドゥービー・ブラザーズ『キャプテン・アンド・ミー』45回転2LPが入荷
6 磁気研究所、“秘蔵”の二酸化クロムテープを用いたハイポジションカセットを数量限定販売。「カセットの日」にも出展
7 JBLのワンボディ型サウンドバー「BAR 300MK2」にホワイトモデルが登場
8 Amazon、「FUJI ROCK FESTIVAL ’26」無料配信のタイムテーブル発表
9 ユニバーサル ミュージック、ジョン・ウィリアムズの記念碑的アルバムをUHQCDで発売。ブックレットも充実
10 “ディスクプレーヤー”の救世主、MAGNETARの目指すもの。フラグシップトランスポート「ULTIMA」の狙いを訊く
7/24 10:29 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 201号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.201
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix