公開日 2023/12/09 10:19

「大切な“瞬間”を生み出す場に」KEF Music Gallery Tokyoオープン記念イベントレポート

「Daito Manabe and KEF by Parameta」を実施
編集部:長濱行太朗
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■新たなユーザーに今までにない発見と体験を


KEFは、12月9日に東京・青山にて「KEF Music Gallery Tokyo」をグランドオープンする。それを記念して、国内外で活躍するアーティストのDaito Manabe氏らを招いたセッションイベント「Daito Manabe and KEF by Parameta」が実施された。本稿では、イベントレポートをお届けする。

今回オープンする「KEF Music Gallery Tokyo」では、同社のHi-Fiスピーカーやワイヤレス・アクティブスピーカーなど、さまざまなモデルのサウンドを体験できる。また “ハイフィデリティ・サウンドのエクスペリエンス・センター” のコンセプトの基、同社のコミュニケーション・ハブとして、さまざまなアーティストとコラボレーションしたコンテンツを随時発信していく予定だという。

KEF Japanのグレース・ロウ氏は、「KEFは、これまでの伝統的な枠を超え、世界で活躍するアーティストたちとコラボレーションを行い、新製品のデザインに取り入れてきた。また、ロータスと大規模な提携も組むなど、パートナーを増やしてきた。KEF Music Gallery Tokyoは、見た目はシンプルな建物だが、多数のプロジェクトを行い、さまざまな体験型ショールームを展開していく。そして、本日のイベントはこのKEF Music Gallery TokyoでDaito Manabe氏とのコレボレーションによる『Daito Manabe and KEF by Parameta』を実施する。今後もイベントを展開していくので楽しみにしてほしい」と語り、KEF Music Gallery Tokyoを実現できたことに対し、多くの関係者へと感謝のコメントを述べていた。

KEF Japan 代表取締役社長 兼 KEF グローバルマーケティング責任者 グレース・ロウ氏

また、同社の福島真澄氏は、「今、オーディオ業界は変革の時を迎えていると我々は捉えており、ユーザーの嗜好の多様化によって、音楽の聴き方や映像の楽しみ方の幅が非常に拡がっている。そんな中、KEFが追求してきた“原音再生”が多くの人に拡がりつつあり、同社のワイヤレススピーカーによってブランド認知も高まっているという手応えも感じている。これからはここ青山で、今までリーチできていなかった方々に、KEF Music Gallery Tokyoを通して新しい発見と体験をしてほしいと考えている。また、さまざまブランドなどとともに促進していき、オーディオ業界をさらに盛り上げていきたい」と、KEF Music Gallery Tokyoにおけるテーマと意気込みについて語ってくれた。

KEF Japan コマーシャル・ディレクター 福島真澄氏

■多様なアーティストとコラボして大切な“瞬間”を生み出す


同社のシンボルともいえるドライバー「Uni-Q」を模したデザインを、建物の外観に施したKEF Music Gallery Tokyo。今回のビルの設計を担当したクライン ダイサム アーキテクツのアストリッド・クライン氏とマーク・ダイサム氏は、「クライアントのビジョンとチャレンジがないと、このような素敵な空間は生まれない。KEF Music Gallery Tokyoはただの商業施設というものではなく、ここに関わる方全員に“サウンドのクラブハウス”のように思ってほしい。そしてここを拠点としてコラボレーションが生まれ、新たな提案が発信される場所になってほしい。また、ここから世界中へと繋がっていき、KEFのコミュニティがさらに広がっていってほしいと考えている」と、大いなる期待を言葉にした。

クライン ダイサム アーキテクツのアストリッド・クライン氏(写真右)とマーク・ダイサム氏(写真左)

今回のブランドイベントでコラボレーションが実現した、Daito Manabe氏とパートナーシップを組んでいるデザイン集団「Parameta」の創設者ガス・リー氏も登壇。ガス・リー氏は、「ここは物理的なショップでありながらもデジタル技術を活用して多くの方と繋がれる場であり、“瞬間”を大切にできる場所でもある。KEF Music Gallery Tokyoは芸術/文化/技術を、KEFが音楽によって繋げるハブと大切なスペースになっていくので、ユーザーの方々も五感を研ぎ澄まして、ここから生まれる“瞬間”を楽しんでもらいたい」とコメント。

そして、Daito Manabe氏も「生まれた時から身近に音楽があり、スピーカーに対しても特別な気持ちがある。KEFのスピーカーを以前から愛用していて、今日のイベントを開催できたことは運命の巡り合わせに感じている。今日は、ぜひ芸術と音楽、そしてKEFの音響がコラボレーションしたひと時を楽しんでほしい」と、今回のイベントに掛ける想いを語ってくれた。

写真左がDaito Manabe氏、写真右がデザイン集団「Parameta」の創設者ガス・リー氏

セッションイベント「Daito Manabe and KEF by Parameta」は、イベントやエキシビジョン、ポッドキャストやライブストリーミングなども行えるスペースであるビル2階「The Studio」で実施。ガラスから見える夜の街を背景に、DJブースから音楽を奏でるDaito Manabu氏。壁にあるディスプレイに映し出されたデジタル映像とともに会場の空気を変える。ワイヤレスモデルの「LS60 Wireless」とサブウーファー「KC62」による2.2chシステムによるサウンドが、ショップから一気にクラブへと表情を変えるトリガーとなっており、新しいKEFのスタイルを垣間見せた。

2階「The Studio」でイベントを実施。LS60 WirelessとKC62をシステムに使用していた

1月19日のListen Tokyoイベントでも、さらなるコラボレーションを実施するとのこと。「KEF Music Gallery Tokyo」から発信される今後の取り組みに期待したい。





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