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公開日 2022/05/24 18:36

アイリスオーヤマ、大規模な空気清浄化を実現する「PlasmaGuard PRO アイリスエディション」を発売

エアソリューション事業へ新規参入
PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
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■国内初の技術で空間除菌と表面除菌を同時に実現


アイリスオーヤマは、既設の空調ダクトに取り付けることで、室内の空間はもちろん、壁や机上など物体表面に付着した菌やウイルスも除菌し、大規模な空気清浄化を実現する「PlasmaGuard PRO アイリスエディション」を5月24日に発売。エアソリューション事業に新規参入する。


PlasmaGuard PRO アイリスエディション
本機は、米国プラズマガードLLC社の大規模空気清浄化技術を国内で初めて採用し、独自のプラズマ放電技術により、菌やウイルスを99.9%除菌することができるというもの。既設の空調ダクトに取り付け、建物の空調システムと連動することで、イオンを室内全体に拡散させることができ、1台で約840立方メートルもの空間に対応できる。同社執行役員 BtoB事業グループ メーカー本部 本部長・本所翔平氏は「ホテルや商業施設、オフィスなどの大規模空間に利用できる初めての製品」とアピールする。


アイリスオーヤマ(株)執行役員 BtoB事業グループ メーカー本部 本部長・本所翔平氏
コロナ禍に多くの施設では現在、外気の取り込み量を増やす安全対策が行われているが、その分、空調設備の負荷が高まり、エネルギー使用量も増えるなどデメリットが発生している。本所氏は「そこへ頼り過ぎない新しい空気の浄化ソリューションが望まれている。本機を導入することにより、外気の取り込み量を抑えることが可能となり、空調の負荷を軽減し、省エネにも寄与できる」と説明する。


オフィス除菌のイメージ
本機で採用する低温プラズマ放電技術の優位性については、「活性酸素だけでなく、活性窒素を含む長寿命で効果の高いイオンが発生できること。これまでは寿命が短いために、空気清浄機の周りにしかイオンが行き届かず、機器の周囲しか除菌することができなかった」とこれまでの空気清浄のウイークポイントを指摘。これに対し、「空調ダクトを通じて室内全体に行き渡せることができる。室内にイオンが届かない場所をつくらない」と大きな違いを強調した。


発生したイオンが菌やウイルスなどの物質に接触し、酸化反応を起こして分解、抑制する
さらに、「菌やウイルスは空気中に浮遊しているものは10 - 30%に過ぎず、70 - 90%は床に堆積している。従来は空気中の菌やウイルスにしかアプローチできなかったが、本機では空間はもちろん、床などに付着したものを含めたすべての菌やウイルスにアプローチできる」と説明を続けた。

もうひとつの大きな特長として、IoTを活用した “空気の状態の見える化” を挙げる。付属のPMセンサーを用いて、空気中の微粒子濃度を測定し、スマートハブを通じてクラウド上に測定データを収集。スマートフォンやタブレット、パソコンで手軽に確認することができる。オフィスでは設置したサイネージに表示して、外来者に対して取り組みをアピールすることもできる。


空気の状態を“見える化”するPMセンサー
価格は、取り付け費用込みで約100万円。必要となる台数は、建物の空調設備の能力により異なってくる。フィルター等の消耗品がないため、ランニングコストは電気代のみ。なお、放電する黒い筒状の部分の耐用時間が20,000時間となっており、約4年間の使用で取り換えが必要となる。設置工事は、新たな空調設備に入れ替えたりする必要がないため、施設を長期間閉鎖するなどの心配も不要。1台当たり約1時間と短時間で取り付けができる。

「いままでにない画期的なソリューション。これからの世の中に必ず必要になる」と語る本所氏は、導入先として、これから外国人旅客が増える空港や商業施設、公共施設、院内感染がまだまだ認められる病院、マスクをしない子どもが集まる保育施設などを例に挙げた。さらに、同社が取り扱う除菌清掃ロボットや健康的な働き方を提案するオフィス家具などと連携し、空間全体の提案、取り組みを加速していくと明言した。

新たに立ち上げたエアソリューション事業は、今年度20億円、3年目の2024年度には100億円を超える事業へ成長を目指す。「大規模空間の清浄化と省エネルギーを両立する、今までに類を見ない高い除菌力と空気の状態の見える化を実現した。社会に安心・安全な空気をお届けしていく。エアソリューション事業を通じて、世の中の新たな社会課題の解決に応え、皆さまと一緒に生活空間を創造していく」と力を込めた。

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