公開日 2019/03/22 11:00

ピクセラ、“業界最小”で7万円切りの4Kチューナー内蔵40型液晶テレビ。100台限定で5万円切りも

50型も同時ラインナップ
編集部:押野 由宇
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ピクセラは、Android TV搭載の4Kチューナー内蔵スマートテレビ「PIX-40VM100」(40型)、および「PIX-50VM100」(50型)を4月1日よりインターネット通販サイト各店にて発売する。予約は本日3月22日より開始。価格はオープンだが、直販サイトでは40型モデルが69,800円(税込)、50型モデルが79,800円(税込)で販売される。

「PIX-40VM100」

Android TVを搭載し、Google Playストアよりインストールしたアプリや音声操作への対応を特徴としたスマートテレビ。地デジ/BS/CS/BS 4K対応のチューナーを視聴用と録画用に各1基、地デジ/BS/CSの録画用チューナーを1基の計3チューナーを内蔵しており、4K放送の裏番組録画も可能。40型モデルは4Kチューナー内蔵液晶テレビとして業界最小サイズを謳う。

Android TVおよび4Kチューナーを搭載

「PIX-40VM100」

パネルは広視野角のVAパネルを、バックライトは直下型LED方式を採用。HDRはHDR10およびHLGをサポート。またドルビーアトモスのパススルー出力に対応している。

「PIX-50VM100」

「PIX-50VM100」

Android TVに準拠しているYouTubeやAbema TVなど多数のアプリケーションに対応し、VODサービスの4K配信コンテンツが楽しめるほか、Chromecast Built-inでスマートフォンの画面をキャストして表示できる。

リモコンは専用開発されたシンプルなもので、Googleアシスタントでの音声操作を行うためのマイクを内蔵する。また番組の検索だけでなく、天気などの情報を調べることなども可能だ。例えばGoogle Home Miniを組み合わせることで、そちらからチャンネルや音量の操作なども行える。

付属するリモコンはシンプルなデザイン

音声操作による番組検索などが行える

スピーカーは10W出力のフルレンジユニットを左右に各1基搭載し、ダウンファイア方式で音を出している。また本製品には、U-NEXT内で配信されている最新映画やドラマ、アニメなどの作品を視聴できるプレミアムチケット2,000円相当が同梱される。

Google Home Miniなどスマートスピーカーとの連携も可能

発売に先立ち、同社はメディア向けの製品発表会を実施。まずピクセラ 取締役 製品事業本部 本部長の堀 伸生氏が登壇。「2018年5月にA-stageを完全子会社化し、白物家電のラインナップの拡充を図った。さらに10月には4Kチューナーを、11月には4Kチューナー内蔵テレビを発表。そしてこの3月、新モデルの発表に至った。ピクセラは、2007年にテレビ放送だけでなくCD/DVDプレーヤーやウェブブラウザ閲覧機能も搭載した『マルチファンクションTV』を発表している。この頃から、今回発売したテレビの開発に向けて進化を続けてきた」と、現在の事業戦略の起点を語った。

ピクセラ 取締役 製品事業本部 本部長 堀 伸生氏

そして、「我々が『マルチファンクションTV』で思い描いたことを実現するにはどうすればよいのかを考え、Android TV OSを搭載することにした。より多くの人に『便利に楽しくが手軽に使える生活』を提供するには、ほかのOSでは難しい。Android TVの開発ライセンス契約を結んでいるのはシャープとソニー、そしてピクセラだけ。ソフトウェアの修正をかけるとその都度Googleの認証を取る必要があるなど難易度の高い契約となるが、そうしてでも、『マルチファンクションTV』を実現したかった」と説明。

また、『マルチファンクションTV』の開発で培われたソフトウェア・ハードウェア資産を活用し、「4K放送規格をハードウェアではなくソフトウェアによって実現することで、低価格化を実現している」とも述べられた。

次いで、同社 執行役員ソフトウェア開発部門 部門長の谷山 浩氏が新製品について「これまで32インチのテレビを置いていた場所に、4Kチューナー内蔵テレビを置きたいという要望があった。そのまま32インチで置き換えるのではなく、4Kの良さが感じられる40インチのテレビの開発に取り組んだ」と説明。

ピクセラ 執行役員ソフトウェア開発部門 部門長 谷山 浩氏

また、「ピクセラとしてはAndroid TVをベースに開発を進めていく」ことを強調。「対応するアプリの追加やアップデートにより、OSそのものが成長していくことが見込めるためであり、また視聴データなどを蓄積していくことで、家電などとの連携についてもサービス進化の方向性として考えられる。これらを統合して、さらなる豊かさを実現していきたい」として、Android TV搭載モデルであることの重要性を説いた。

さらに同社の特徴として「4Kエンジンを自社で開発できる日本メーカー」であることをアピール。加えて「4Kチューナーの生産シェアはトップ。また、ピクセラTVの利用者から算出した参照したタイミングの視聴者数ランキング、放送別の過去の視聴者数の推移が見られる『リアルタイムランキング』機能も唯一搭載している。こうした点が他社テレビとの違い」とポイントを解説した。

どういった番組が見られているかが表示される『リアルタイムランキング』機能

なお、本製品の発売を記念したキャンペーンを3月31日23:59まで開催。PIX-40VM100を47,800円(税込)、PIX-50VM100を57,800円(税込)にて、各100台限定で予約販売する。

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