• ブランド
    特設サイト
公開日 2010/03/04 10:18

オンキヨー、3D映像対応のHDMI1.4端子搭載2.1chシアターシステム3機種を発売

バーチャルサラウンドも楽しめる
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
オンキヨー(株)は、3D映像の伝送が可能なHDMI ver.1.4端子を搭載した2.1chホームシアターシステム「BASE-V30HDX」をはじめ、3機種を3月31日に発売する。

今回発売のラインナップは、「BASE-V30HDX」「BASE-V20HDX」がAVアンプとフロント2chのスピーカー、サブウーファーによる構成。「HTX-22HDX」がアンプ内蔵サブウーファーとフロント2chのスピーカーによる組み合わせとなる。

BASE-V30HDX

BASE-V20HDX


HTX-22HDX
全機種ともにDTS-HD Master Audio、ドルビーTrueHDのデコーダを搭載したほか、HDMI ver.1.4端子を備え、3D映像の伝送やオーディオリターンチャンネルにも対応する。本体導入後、将来的に増設スピーカーを加えて5.1ch環境へ発展させることも可能だ。

各モデルの詳細は下記の通りとなる。

BASE-V30HDX/3月31日発売/¥OPEN(予想実売価格75,000円前後)
BASE-V20HDX/3月31日発売/¥OPEN(予想実売価格65,000円前後)


BASE-V30HDXのフロントスピーカーとサブウーファー

BASE-V20HDX
両モデルの違いはスピーカーシステムにあり、外装はV30HDXが高級感のあるブラック・ピアノフィニッシュとしている。またV30HDXのスピーカーは、トゥイーターにより周波数帯域の広いユニットを採用している。フロントスピーカーの形状もV30HDXがボックス型でややサイズも大きく、V20HDXはラウンドフォルムのコンパクトな筐体となる。またサブウーファーのキャビネットのサイズもV30HDXの方が大容量になる。以下は両モデル共通の特徴だ。


アンプ部(写真は単品販売モデルの「SA-205HDX」)
どちらのモデルもアンプとサブウーファーを含む3基のスピーカーにより構成される2.1chシステム。フロントスピーカーだけでバーチャル5.1ch再生が可能になるDSP技術である「Theater-Dimensional」が採用されている。その他、映画やスポーツ、音楽ライブに適したプリセットのモードのほか、ゲーム用に4モード(スポーツ/ロック/アクション/RPG)のサラウンド設定が行える。なお、アンプ部にチューナーは搭載していない。

アンプ部にはHDMI ver.1.4対応の端子を入力3/出力1の構成で配置している。オーディオリターンチャンネルに対応したことで、従来テレビの音声は映像と別途、光デジタル音声出力から光ケーブルでホームシアター機器に送り込む必要があったが、HDMIケーブル1本でシンプルに接続することが可能になっている。

アンプの背面部

アンプの筐体は高剛性のシャーシ構造を採用し、筐体の振動から生まれる電気的なノイズの発生を土台からシャットアウト。さらに各回路どうしがノイズ干渉を受けにくくなるよう、最適な内部レイアウト配置や配線、電源・グランド管理などを行っている。また「オプティマムゲイン・ボリューム」の採用により、音量調整を可変抵抗器だけでなく周辺回路にも担わせることで、残留ノイズの増幅を抑制している。これにより小音量時にも微弱な音声信号まで、豊かに引き出したサウンドを実現しているという。さらに、D/A変換時に残留するデジタルノイズを低減させるフィルター「VLSC」回路も搭載されている。

アンプ背面には豊富な接続端子が揃う。HDMI CECをベースにしたリンク機能「RI HD」に対応しており、パナソニックのVIERA Link対応テレビとレコーダー、東芝のレグザリンク対応テレビ、シャープのAQUOSファミリンク対応テレビとの接続時に連動操作が行える。また、オンキヨー製品間での主要な連動操作を実現するRI端子も備える。GUIはソフトの映像を表示しながら設定メニューを呼び出して表示できる「オーバーレイOSD」を採用。表示原語は英語のみ。

フロントスピーカーは、ウーファーユニットに上位機種にも採用されている8cm口径の「A-OMFモノコック振動板」を採用。椀形状に一体成型された振動板は、軽量性と剛性に優れ、音の濁りにつながる分割振動を抑え、質感豊かな低音再生を可能にしている。トゥイーターの振動板は2cmバランスドーム型。

V30HDXのスピーカーはブラックピアノ仕上げ

V20HDXのスピーカーは後部をラウンド形状としている

サブウーファーはフラグシップの設計理念と基本仕様を継承している。本体正面・下部に配置されたバスレフポートは、独自のスリット構造を用いた「エアロ・アコースティックドライブ」を採用。キャビネット内で発生した空気振動エネルギーを放出し、力強い低音再生を可能にしている。


サブウーファーのバスレフポート
将来的に2.1chのシステムからリアル5.1chへの発展が容易に行えるのも本システムの特徴だ。V30HDXとの組み合わせには、既発売のモデルで同じピアノブラック仕上げのセンタースピーカー「D-108C」(¥12,600/税込)、サラウンドスピーカー「D-108M」(¥9,450/1本・税込)が推奨されている。またV20HDX用にはセンタースピーカー「D-058C」(¥OPEN/予想実売価格8,500円前後)、サラウンドスピーカー「D-058M」(ペア・¥OPEN/予想実売価格8,500円前後)も4月24日に発売を予定している。

なお、アンプ部の単品販売も行われる。型番は「SA-205HDX」となり、発売は4月24日を予定。フルセットの場合は筐体色がシルバーとなるが、単品販売ではブラックモデルが用意される。また同社の直販サイト限定で、ブラックのアンプを組み合わせた限定販売のセットも3月31日に発売される予定だ。

HTX-22HDX/3月31日発売/¥OPEN(予想実売価格75,000円前後)


HTX-22HDXのアンプ内蔵サブウーファー

HTX-22HDXのフロントスピーカー
アンプ部をサブウーファーに内蔵した2.1chホームシアターシステム。アンプ部には入力3/出力1のHDMI ver.1.4を搭載し、3D映像の伝送やオーディオリターンチャンネルに対応する。DTS-HD Master Audio、ドルビーTrueHDのデコーダも搭載する。フロントサラウンドは「Theater-Dimensional」対応。


天面にはDTS-HDとドルビーTrueHDのロゴを配置している

HDMI ver.1.4端子を搭載する
アンプとサブウーファーは、それぞれが本来の実力を発揮できるよう、緻密な設計配慮が施されている。それぞれを「ふたつのコンポーネント筐体」と想定し、一つのボックス内に各ブロックどうしが音質的な干渉を与えないよう設計されている。キャビネット自体は共振に強い肉厚の素材を採用し、ウーファーユニットやアンプブロックをマウントするような取り付け方法にも工夫が凝らされているという。信号経路は可能な限り短縮し、合理的な配線を実現している。

アンプ部にはさらにスピーカー駆動力を高めるための大型電源コンデンサーを採用し、信号処理のレベル基準の安定化を図る極太の銅バスプレートや、D/A変換時に残留するデジタルノイズを低減させるフィルター「VLSC」回路も搭載されている。また「オプティマムゲイン・ボリューム」も採用された。

サブウーファーは「サイドスリットダクト」を左右に設けたことにより、量感とスピード感のある低音再生を可能にした。フロントスピーカーは左右独立構成とし、小型サイズながら広がり感の豊かなサウンドを実現している。フルレンジのユニット振動板には8cmの「OMFコーン」を採用。キャビネットはラウンドフォームにすることで、内部の不要な共振を抑えている。


サブウーファーは「サイドスリットダクト」を設けている
その他、V30HDX/V20HDXと同様にリンク機能「RI HD」や英語対応のオーバーレイOSD表示を採用。増設用のセンタースピーカー「D-22XC」(¥OPEN/予想実売価格6,500円前後)、サラウンドスピーカー「D-22XM」(ペア・¥OPEN/予想実売価格7,500円前後)を加えて、リアル5.1ch環境へのステップアップも可能だ。

【問い合わせ先】
オンキヨーコールセンター
TEL/050-3161-9555

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックを見る
  • ジャンルフロントサラウンドシステム
  • ブランドONKYO
  • 型番BASE-V30HDX
  • 発売日2010年3月31日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格75,000円前後)
●実用最大出力:30W×5ch(6Ω)+60W(3Ω) ●サブウーファー:16cmOMFコーン ●フロントスピーカー:ウーファー/8cm A-OMFモノコックコーン、トゥイーター/2cmバランスドーム ●HDMI端子:入力3/出力1 ●音声入力端子:デジタル3、アナログ2 ●最大外形寸法:アンプ部/205W×116H×326Dmm、フロントスピーカー/102W×175H×129Dmm、サブウーファー/225W×302H×304Dmm ●質量:アンプ部/4.9kg、フロントスピーカー/1.3kg(1本)、サブウーファー/7.1kg
  • ジャンルフロントサラウンドシステム
  • ブランドONKYO
  • 型番BASE-V20HDX
  • 発売日2010年3月31日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格65,000円前後)
●実用最大出力:30W×5ch(6Ω)+60W(3Ω) ●サブウーファー:16cmOMFコーン ●フロントスピーカー:ウーファー/8cm A-OMFモノコックコーン、トゥイーター/2cmバランスドーム ●HDMI端子:入力3/出力1 ●音声入力端子:デジタル3、アナログ2 ●最大外形寸法:アンプ部/205W×116H×326Dmm、フロントスピーカー/102W×175H×113Dmm、サブウーファー/201W×297H×326Dmm ●質量:アンプ部/4.9kg、フロントスピーカー/1.0kg(1本)、サブウーファー/7.0kg
  • ジャンルフロントサラウンドシステム
  • ブランドONKYO
  • 型番HTX-22HDX
  • 発売日2010年3月31日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格75,000円前後)
●実用最大出力:30W×5ch(6Ω)+60W(3Ω) ●サブウーファー:16cmコーン ●フロントスピーカー:フルレンジバスレフ型/8cmOMFコーン ●HDMI端子:入力3/出力1 ●音声入力端子:デジタル3、アナログ2 ●最大外形寸法:アンプ内蔵サブウーファー/217W×337H×310Dmm、フロントスピーカー/101W×161H×111Dmm ●質量:アンプ内蔵サブウーファー/9.5kg、フロントスピーカー/0.7kg(1本)
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Beats、ブランド史上最小の完全ワイヤレス「Solo Buds」。ケースにバッテリー非搭載
2 2023年後期朝ドラ『ブギウギ』の総集編放送。GW期間中にNHK総合とBSプレミアム4Kで
3 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
4 オスカー受賞『ゴジラ-1.0』4K UHDをフラゲ!特典盛りだくさんのパッケージ開封の儀
5 女子プロゴルフ「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」、5/2からの放送・配信予定
6 英・コード製プリメインアンプの実力恐るべし!「Ultima Integrated」をB&W「800 D4シリーズ」で徹底検証
7 【moraアニソンTOP10】本当に令和? 「ツバサ」「Get Wild」がまさかのランクイン!
8 Amazon Prime Videoの人気8チャンネルが2ヶ月間99円に!GW期間中キャンペーン
9 Dolby Vision&Atmosでゴジラの圧倒的迫力と世界屈指のVFXを堪能!4K UHD BD版『ゴジラ-1.0』徹底レビュー
10 (nb)の耳を塞がないイヤホン「Open+」、発売日が5/17に決定。割引キャンペーンも
5/2 10:40 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX