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公開日 2003/07/23 16:07

パイオニア、フルモデルチェンジしたプラズマテレビの第4世代機を発表

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<左>PDP-504HDとパイオニア(株)専務取締役 新島昭氏(左)、同専務執行役員 五月女勝氏(右) <右>パイオニア(株)専務取締役 新島昭氏
●パイオニア(株)のプラズマテレビ「ピュアビジョン」シリーズにおける、第4世代モデルとなる製品が本日発表された。今回発売されるのは50インチハイビジョンプラズマテレビ「PDP-504HD」、43インチハイビジョンプラズマテレビ「PDP-434HD」の2機種だ。それぞれの価格と発売日は下記の通り。

■「PDP-504HD」/\1,100,000/9月下旬
■「PDP-434HD」/\850,000/8月中旬

本日都内の施設にてマスコミ関係者に向けて新製品の発表会が催された。はじめに同社の専務取締役・ホームエンターテインメントカンパニー プレジデントである新島昭氏、同じく専務執行役員・ホームエンターテインメントカンパニー バイスプレジデント兼ディスプレイ事業統括部長である五月女勝氏により、新製品の紹介と、同社の事業計画に関する説明が行われた。

現在40インチサイズ以上のフラットパネルディスプレイ製品市場において、圧倒的なシェアを誇るパイオニアブランドだが、新島氏は従来モデルよりもさらなる進化を遂げた本製品を中心に、市場におけるト?ポジションを確かなものとしていきたいとその意気込みと自信のほどを明らかにされた。同社ではプラズマテレビ製品をパネルから自社開発を手掛けられるという大きなアドバンテージを有している。よりいっそうの高画質とともに、環境にやさしい低消費電力化を併せて実現することが今回の新製品では達成されたと五月女氏は語られた。プロダクトデザインの美しさと、使いやすさ・楽しさもまた本製品の大きな魅力としてアピールして行くという。プラズマテレビのみならず、アンプ、DVDレコーダー、ホームシアターシステムなど、AVプロダクツを幅広くてがける同社だからこそ、今後も「ホームAVのトップブランド」としての地位を揺るぎないものとしていく、同社の方針が両氏により強く語られた。

下記に新製品の主な特長をお伝えしていこう。

2製品ともに、従来モデルと比較して大きな画質の向上が実現された。はじめに映像回路について、新開発の「P.U.R.E. Drive」回路が搭載された。これにより、映像信号の入力から出力までがフルデジタルで処理され、ノイズ発生や信号劣化を大きく抑制し、すっきりとした高画質再生を実現している。また映し出される映像を最適なフォーマットに変換する「ダイナミックHDコンバーター」、明暗を描き分けメリハリのきいた映像を再現する「ダイナミックレンジエキスパンダー」など、ビビッドで鮮明な画質も同時に獲得している。さらに、同社の独自開発による「スーパーCLEAR駆動法」により、10億7千万色の豊かな表現力を搭載している。

同社自社開発による高精細パネル「P.U.R.E. Panel」は、独自の深層構造「ディープワッフル構造リブ」を搭載。新しい蛍光体も採用され、43V型で1,100カンデラ、50V型で1,000カンデラという高い輝度を達成している。また「ピュアカラーフィルター」により、外光反射率を低減し、コントラストの向上、色再現性の向上も併せて実現された。

今回の新製品では環境への配慮もさらに押し進められたという。従来モデルと比較した際の年間消費電力量が2モデルともに約30%削減された。きめ細かな省エネ機能の搭載とともに、待機時の消費電力は0.6Wを実現している。同社の調べによると、年間消費電力というステージで観た場合、今回の新製品では液晶テレビよりも単位面積で比較した際の消費電力をより低くすることができたという。

製品の使いやすさ、楽しさについても数々の工夫が施されている。フィルム映像の味わいをそのままに再現する「アドバンスド ピュアシネマ」機能をはじめ、高精細映像の魅力を存分に味わえる機能が充実。リモコンもこまかな操作ができるメインリモコンに加え、チャンネルやボリュームの操作などに限定した簡単リモコンの2つを付属している。

外観のスタイルも従来モデルに比べると、黒いシックなフレームとコンパクトなスピーカーにより高級感の溢れるデザインとなっている。スピーカーはディスプレイのサイドにもアンダーにも取り付けられる2ウェイ仕様となっており、メディアレシーバーも奥行き297mmとさらにコンパクト化を実現した。

本機の発売以降、同社では次々とオプション製品やバリエーションモデルを展開していく予定だ。スピーカーとチューナーを一体化したモデルや、別途セットボックスタイプの地上波デジタルチューナーも導入が検討されているという。また、本機の発売に併せ、下記のオプション製品も発売される。

◆テーブルトップスタンド「PDK-TS04」25,000円
◆フローティングスタンド「PDK-FS02」99,800円
◆ソリッドスタンド「PDK-FS03」99,800円
◆壁掛けユニット「PDK-WM01」35,000円
◆10mロングケーブル「PDA-H03」33,000円
◆30mロングケーブルシステム「PDA-H04」130,000円

そのほかにも、本日は新製品プラズマテレビにベストマッチするホームシアターコンポーネントも併せて発表されている。プラズマディスプレイと併せた使ごこちの良さも訴求され、AVアンプ「VSA-C501-S」の操作を、専用のSR+端子から両機をつなぐことでプラズマから行えるようになる機能なども搭載している。こちらの詳細は別項にてお伝えしていく。

【問い合わせ先】
パイオニア株式会社
カスタマーサポートセンター
TEL/0070-800-8181-22

(Phile-web編集部)

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製品スペックを見る
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【PDP-504HDのスペック】
●システム消費電力:381W
●年間消費電力量:385KWh/年
<ディスプレイ本体>
●画面サイズ:50V型
●有効画面サイズ:1,098.2W×620.5Hmm
●アスペクト比:16対9
●画素数:1,280V×768D
●外形寸法:1,270W×737H×98Dmm
●質量:38.0kg
<メディアレシーバー>
●内蔵チューナー:VHF/UHF、BSデジタル、110度CSデジタル、CATV
●入出力端子:アンテナ入力×2系統、アンテナ出力×1系統、D4映像入力×2、S映像入力×3、コンポジット映像入力×3、アナログ音声入力×4、PC入力(ミニD-sub15)×1、モニター出力(S映像、コンポジット映像、音声)×1系統、ヘッドフォン出力×1、デジタル音声出力(光)×1、ビデオコントロール×1、i.Link×2、電話回線×1、SR+端子(モノラルミニジャック)×2
●外形寸法:420W×90H×297Dmm
●質量:5.5kg
<スピーカー>
●方式:バスレフ式2ウェイ方式
●インピーダンス:8Ω
●最大入力:13W
●外形寸法:83W×634H×101Dmm
●質量:1.3kg(1本)

【PDP-434HDのスペック】
●システム消費電力:330W
●年間消費電力量:340KWh/年
<ディスプレイ本体>
●画面サイズ:43V型
●有効画面サイズ:952.3W×536.1Hmm
●アスペクト比:16対9
●画素数:1,024V×768D
●外形寸法:1,120W×652H×98Dmm
●質量:30.5kg
<メディアレシーバー>
50V型とおなじ
<スピーカー>
●方式:バスレフ式2ウェイ方式
●インピーダンス:8Ω
●最大入力:13W
●外形寸法:83W×559H×101Dmm
●質量:1.3kg(1本)

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