公開日 2025/04/03 06:30

「アナロググランプリ2025」結果発表!進化を続けるアナログの精鋭モデルをセレクト

オーディオ評論家と全国の主要販売店の投票により選定
季刊・analog編集部
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アナログ関連アイテムの年間の秀作を選ぶ「アナロググランプリ」は、今年で17年目を迎えました。近年、アナログならではの音質的魅力が再発見され、オーディオに向き合う時間の大切さとともに、レコードの価値が改めて見直されています。

 

「アナロググランプリ」は、質の高いアナログ再生を追求してきたプロフェッショナルが、「アナログ再生の “現在” を追求するモデル」として、毎年春に選定しているアワードとなります。製品ジャンルは、カートリッジやフォノイコライザー、レコードプレーヤー等のアナログ関連機器と管球式アンプが対象となります。

今回はアナロググランプリ ゴールドアワード10機種に加え、ベスト・コストパフォーマンス賞、特別開発賞、そしてアナロググランプリ受賞モデルを選定。さらに、今年から「アナログアクセサリー部門」を創設し、関連アクセサリーの優秀モデルを称えます。

審査はオーディオ評論家4氏と全国23のオーディオ専門店による投票ならびに、3月4日に開催された「審査会」にて行われました。

アナロググランプリの審査委員。左から石原 俊、角田郁雄、井上千岳、小原由夫(敬称略)

グランプリ選定の理由ならびに各受賞モデルの詳細なレビューについては、本日4月3日発売となる『季刊・アナログ vol.87』をご覧ください。

 

アナロググランプリ Gold Award

アナログプレーヤー Technics「SL-1300G」

新開発のツインローター型コアレス・ダイレクトドライブ・モーターと、独自のモーター駆動技術「ΔΣ-Drive」を採用したテクニクスの最新アナログプレーヤー。往年のデザインを踏襲しながらも、現代のアナログ再生のための技術が凝縮されている点が高く評価されました。

 

アナログプレーヤー THORENS「TD1600」「TD1601」

スイスの名門・トーレンスの銘機「TD160」のDNAを受け継ぐアナログプレーヤー。サブシャーシ構造や新開発のナイフエッジトーンアームなど、現代的にリファインされています。「TD1601」は電動トーンアーム・リフターを装備し、使い勝手の良さも追求した点もポイントです。

 

光電型カートリッジ/フォノイコライザー DS Audio「DS-E3」

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DS Audioの光電型カートリッジに、待望のエントリーモデルが登場。カートリッジには最新の第三世代振動系を搭載。フォノイコライザーは増幅回路にオペアンプを使用し、コストダウンを実現しています。光カートリッジの普及に大きく貢献するプロダクトとして高い期待を集めています。

 

MC型カートリッジ ortofon「SPU GTX S」「SPU GTX E」

Gシェル内部に昇圧トランスを内蔵する「GTXシリーズ」。アニバーサリーモデルの好評を受けてレギュラーモデルとして再登場しました。Gシェルの素材を再検討したこと、ルンダール社の特注トランスも音質に大きく関わっています。丸針と楕円針の2モデルをラインナップします。

 

MC型カートリッジ Audio-Technica「AT-ART1000X」

独自のダイレクトパワー方式を採用した「AT-ART1000」の後継モデルがついに登場!発電コイルの形状も長方形の角型へと変更し、発電効率アップを実現しています。鮮度の高さ、レスポンスの良さなど、オーディオテクニカのMCカートリッジへの飽くなき探求が評価されました。

 

MC型カートリッジ MY SONIC「Signature Diamond」

「低インピーダンス・高出力」を探求するマイソニックのフラグシップMCカートリッジが堂々の登場!カンチレバーに中空構造のダイヤモンドパイプを採用、セミ・ラインコンタクトのスタイラスや強力なネオジムマグネットなど、同社の精鋭技術をフルで投入した渾身のプロダクトです。

 

フォノイコライザー LUXMAN「E-07」

創業100周年を見据えるラックスマンの最新フォノイコライザーがゴールドアワードの栄誉を獲得。増幅回路にNF型を採用、MC・MMそれぞれにおいて細かな設定が可能な点も魅力です。グラウンドの一点アース機構など、薄型ボディに長年の音質ノウハウが投入されています。

 

フォノイコライザー ESOTERIC「Grandioso E1」

アナログ再生の究極を追求する、エソテリック・Grandiosoシリーズから登場したフォノイコライザー。フォノアンプ部と電源/コントロール部を分離した2筐体構成で、MCカートリッジの電流入力への対応など、技術的追求も評価されました。光電型カートリッジが使用できるのも注目ポイントとなります。

 

管球式プリメインアンプ TRIODE「EVOLUTION MUSASHI」

「MUSASHI」と「EVOLUTION」を融合・進化させた最新プリメインアンプ。高出力ビーム管KT150をプッシュプルで採用、100W✕2(8Ω)の大出力を獲得しています。強力な駆動力によるダイナミックなサウンドはもちろん、バイアス調整機能など安心して長く愛用できる点も高評価に繋がりました。

 

管球式プリメインアンプ Phasemation「SA-1500」

フェーズメーション初のプリメインアンプ「SA-1500」。最高峰モノラルパワーアンプ「MA-5000」のエッセンスを随所に投入し、真空管を “魅せる” 美しいデザインも評価されました。オール三極管構成で、真空管ならではの深い味わいはフェーズメーションがもっとも得意とするところです。

 

ベスト・コストパフォーマンス賞

 

アナログプレーヤー Audio-Technica「AT-LP8X」

 

MM型カートリッジ CHUDEN「MG-36BPH」

 

管球式プリメインアンプ TRIODE「TRS-34」

 

特別開発賞

MC型カートリッジ/トーンアーム TechDAS「TDC-01 Dia」「Air Force 10」

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アナロググランプリ

アナログプレーヤー REGA「Planar 3 RS」

 

アナログプレーヤー GOLDNOTE「PIANOSA-GLANZ」

 

MP型モノラルカートリッジ/交換針 NAGAOKA「MP-MONO」「JN-PMONO 1.0E」

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MM型カートリッジ REGA「Nd5」

 

MM型カートリッジ ortofon「Concorde Music Black LVB 250」

 

MC型カートリッジ SAEC「XC-11」

 

トーンアーム GLANZLAB「MH-12 KATANA」

 

フォノイコライザー THALES Tonearm「Magnifier」

 

昇圧トランス AMTRANS「AMTR-MC-01」

 

パッシブアッテネーター Phasemation「CM-1500」

 

管球式パワーアンプ TRIODE「TRZ-P300W」

 

管球式モノラルパワーアンプ OCTAVE「MRE 220 SE」

 

アナログアクセサリー賞

 

ヘッドシェル SAEC「SHS-5」

 

スタビライザー ortofon「Record stabilizer」

 

スタビライザー TIGLON「BFA-CLAMP mk-II」

 

スタビライザー AudioReplas「OPS-SS-HR」

 

ターンテーブルシート shijima「SJT-5」

 

フォノケーブル SAEC「SCX-05 Serendipity」

 

レコードクリーナー NAGAOKA「WCL222」

 

レコードクリーニングマシン PERFECTION「PFT-VC1」

 

レコードクリーニングマシン Degritter「Degritter MkII」

 

ワークマット NAGAOKA「RWM01」

 

除電機能付きシェルリング TOPWING「Static Eraser “Modern”」

 

ノイズ除去アイテム CHORD COMPANY「PhonoARAY」

 

オーディオボード ESSECI DESIGN「RELAXA850」

 


■アナロググランプリ審査員
角田郁雄氏(審査委員長)、石原 俊氏、井上千岳氏、小原由夫氏

■アナロググランプリ審査協力店(五十音順)
アートクルー(福岡県)、エディオン広島本店(広島県)、オーディオコア(長野県)、オーディオスペースコア(福井県)、オーディオユニオンお茶の水アクセサリー館(東京都)、オタイオーディオ(愛知県)、CAVIN大阪屋(北海道)、クリアーサウンドイマイ(富山県)、サウンドクリエイト(東京都)、サウンドハイツ(千葉県)、シマムセン(大阪府)、ジョーシンWEB(大阪府)、仙台のだや(宮城県)、チャレンジャー音響(群馬県)、テレオン(東京都)、でんき堂スクェア湘南(神奈川県)、のだや仙台店(宮城県)、ノムラ無線(愛知県)、ホーム商会(東京都)、マックスオーディオ(福岡県)、MUSiCA(福島県)、吉田苑(福岡県)、ロイヤルオーディオ(長野県)

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