公開日 2020/07/22 19:37

オヤイデ、前モデルを各部ブラッシュアップした電源タップ「MTS-6II」

各パーツ選定やワイヤリング等を見直し
編集部:小野佳希
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オヤイデ電気は、電源タップ「MTS-6」をブラッシュアップした後継機「MTS-6II」を7月31日に発売する。オープン価格だが、税抜33,000円前後での実売が予想される。

MTS-6II

AV周辺用途を主に想定して開発された電源マルチタップのエントリーモデル「MTS-6」の後継機種。今回、AV周辺だけにとどまらず、多くのオーディオファイルを満足させることに主眼を置きブラッシュアップを施したという。各パーツ選定やワイヤリング等を見直すことで、オーディオ用マルチタップとしてさらに手に取りやすいバランスのとれたモデルとなったとアピールしている。

非常に高い剛性を持つという1.6mm厚のステンレスシャーシを使用。また、使用部材のステンレスは非磁性のオーステナイト系SUS304を使用している。これにより、対振動性だけではなく電磁波やノイズも遮断するとしている。

コンセント部は、歯受けの部分にバネ性が高く、音色に色付けを抑えるリン青銅無メッキという前機種のコンセプトを踏襲。その上で、同品にバフフィニッシュを施すことで高域レンジの改善を図った、本機専用の“SWO”モディファイモデルを搭載している。コンセント本体素材には優れた機械特性と電気絶縁性を併せ持つという高比重エンプラ素材PBT+GF30%を採用し、制動能力の向上を図っている。

コンセントを支持するバンド金具部分には非磁性厚肉の真鍮を使用。従来使用していたベークドワッシャー2枚構成から、ベークドワッシャー1枚とデルリンワッシャー1枚による異素材複合構成へ変更することで制振性をさらに向上させたという。

コンセントフェースにはオフホワイトカラーの特注品を採用。ブックシェルフスピーカーにおけるニアフィールド環境や、ホームシアターリビングにおいても上品に馴染むルックスに仕上げたとアピールしている。

内部配線にもこだわり、動力配線部には絶縁体に誘電率の低いポリオレフィン樹脂を使用した2mm無酸素銅単線を採用。アース線には「102 SSC」を贅沢に使用した配線材であるオヤイデ「3398シリーズ」から、14 AWGの「3398-14」を専用生産し採用している。

スパイク部は、SUS303製ステンレス・スパイクとハネナイトワッシャーという硬い素材と柔らかい素材の組み合わせを採用。振動を抑えつつ共振を予防するというダブル制振対策を施している。なお、出荷時は4点支持だが、センターにネジ穴を設けてあるため、好みで3点支持への変更も可能。

インレットには同社の電源タップ用に特別に開発されたNC174RR(IEC320インレット)を使用。バフ仕上げをした真鍮材に下地として導電率の高い純銀厚肉メッキ(1.5μ)を施し、仕上げに通常の3倍の厚さのロジウムメッキ(0.3μ)と高品質2層メッキを施している。また、外郭素材は耐熱強化樹脂にガラス粉を混入することで、「ハイスピードで伸びやかな音質を実現した最高品質のインレット」だとアピールしている。

配線のハンダ付けには、99.993%(4N)以上という高純度錫を採用した独自の音響専用ハンダ「SS-47」を使用。なお、同ハンダには導電率の向上、ハンダの食われ防止を目的として銀、銅を配合。通常の合金ハンダでは銀の配合比3〜3.5%であるところ、SS-47には4.7%という物量を投入したうえ、金属の中でも銀の次に導電率の高い銅を1.7%配合している。この配合比によって導電率が大幅に向上し、共晶点217度に設定することに成功している。

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