オーディオ 商品レビュー

次へ

オーディオ 関連インタビュー

次へ
オヤイデのアナログアクセサリーも

<アナログオーディオフェア>テクニクス「SL-1200G」超満員! ティアックもプロトタイプを展示

編集部:風間雄介
2016年06月13日
アナログオーディオ関連イベント「アナログオーディオフェア2016」が、6月11日・12日の2日間、東京・秋葉原の損保会館で開催された。入場は無料。

毎年恒例となっている同イベントだが、アナログオーディオブームが到来しているとあって、来場者の数が非常に多く、大きな賑わいを見せていた。関係者によると、1日目だけで2,000名弱の来場者があったという。

「SL-1200G」が大人気のテクニクス

さて、そのアナログオーディオフェアの中で、ひときわ大きな存在感を放っていたのがTechnics(テクニクス)だ。全世界で1,200台の限定生産で、そのうち日本分として300台代わり当てられていた「SL-1200GAE」は、予約開始からわずか30分で完売(関連ニュース)。業界内でも「欲しかったけど買えなかった」という声が続出した。

超満員が続いたテクニクスブースの様子

手前が日本では売り切れたSL-1200GAE、奥がSL-1200G

通常モデルの「SL-1200G」は9月9日に発売される。価格は33万円で、受注生産となる。限定モデルと仕様はほぼ共通で、異なっているうのはトーンアームの塗装がシャイニーシルバーではなくマットシルバーになったこと、インシュレーターのハウジング色がダークシルバーからメタリックシルバーになり、内部素材が「αGEL」から特殊シリコンラバーになったこと。

テクニクスは広めのブースを使って、このSL-1200Gを中心としたデモを展開。部屋の中に入りきらないほど多くのオーディオファンが詰めかけ、注目度の高さが改めて浮き彫りになっていた。

ブースの中では「SL-1200MK5G」の構造がわかる分解モデルを、大きなスペースを使って展示。もちろん別の場所には、今回のSL-1200Gのパーツも置かれていた。

「SL-1200MK5G」の分解モデル

SL-1200Gのパーツも置かれていた

SL-1200Gは、無鉄芯を採用したコアレス・ダイレクトドライブ・モーターや真鍮とアルミダイキャストによる3層構造のプラッターなど、新開発のパーツをふんだんに盛り込んでいる。プラッターの質量はSL-1200MK5の2倍に及び、往年の銘機「SP-10MK2」も上回る慣性質量を実現した。

SL-1200Gに採用された3層構造のプラッターやコアレス・ダイレクトドライブ・モーター

両機のパーツを見比べることで、SL-1200Gがこれまでの1200シリーズと外観は似ているものの、パーツを一から作り直して吟味した新設計モデルであることがわかるという趣向になっていた。

ティアックはTN-570専用オートアームリフターを開発

ティアックとラックスマン、オヤイデ電気は共同でブースを展開した。

ラックスマン・ティアック・オヤイデブースの再生機器

ティアック人気モデル「TN-350」をベースに、ウォールナットをキャビネットに採用したモデルを参考出展。「まったくのプロトタイプで、販売するかどうか決めていない」とのことだが、スタイリッシュな外観がとても魅力的。ぜひ市販して欲しいモデルだ。

「TN-350」をベースに、キャビネットにウォールナットを採用した試作機

そしてティアックはもう一つ参考出展製品を展示していた。「TN-570」専用のオートアームリフターで、アイテックスと共同開発したというもの。「フルオートでなくてもいいが、リフトだけは自動化したい」というニーズが多いことから開発したという。汎用品ではなくTN-570専用としたことで設置性や美観にも配慮した。

このオートアームリフター、TN-350用のものも同時進行で開発を進めているという。価格は1万円台になりそうとのことで、TN-570の価格と比べたらリーズナブルな価格設定になりそうだ。

TN-570専用のオートアームリフター

そのほかティアックはオープンリールデッキを持ち込み、デッキを常時回していた。これに引き寄せられて「なつかしいなあ」と嬉しそうに呟く来場者も多く見られた。

ティアックはオープンリールデッキも展示していた

ラックスマン「PD-171Aは“プラットフォーム”」

ラックスマンはベルトドライブ式のアナログプレーヤー「PD-171A」を中心に出展した。

ラックスマンの小島氏は「おかげさまでPD-171Aは定番モデルとして認知されています」とし、「カートリッジを交換したり、次はトーンアームを替えてみたり…といったアナログの楽しさを味わって頂く“プラットフォーム”として、PD-171Aをお使い頂くケースが多いようです」と語った。

フォノイコライザーもE-250とEQ-500の2機種を用意しており、オーディオファンの期待に応えられるはず、と小島氏。今後はアナログオーディオ関連でさらなる高級モデルも用意したいという。

オヤイデはアナログ関連アクセサリー多数

オヤイデは多数のアナログ関連アクセサリーを紹介した。ターンテーブルシート「BR-12」はテーパー付きのタングステン混合ブチルゴム製シートで、2012年の発売以来、その性能が高く認められているモデルだ。

レコードスタビライザーでは、標準モデル「STB-MSX」とヘビーウェイトモデル「STB-HWX」を紹介。2014年に発売したモデルで、チューニングができる質量可変方式を採用したモデル。カーボン複合マテリアルで、LP/SP/ドーナツ盤に全対応している。

オヤイデのレコードスタビライザー「STB-MSX」「STB-HWX」

インシュレーターでは、この6月に発売したばかりの新モデル「INS-CFX」を押していた。ハイモジュラスカーボン製のインシュレーターで、振動モード分散型カーボンFRPを使用していることが特徴。たとえばスピーカーの下などに置くと、高強度なカーボンで振動を分散し、不要な付帯音をカットできるという。4個1組で9,000円(税抜)だ。

6月に発売したばかりの新モデル「INS-CFX」

関連記事