トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2022/05/06 06:30
【連載】ガジェットTIPS

USB-Cの「Thunderbolt」と「DisplayPort Alt Mode」の違いは?

海上忍
デジタルガジェットの充電や、機器間の接続に欠かせない「USB-C(USB Type-C)ケーブル」。充電とデータ転送がおもな役割ですが、利用する機器によっては映像/音声の伝送に使われることも。パソコンの外部ディスプレイ接続はHDMIではなくUSB-Cケーブルで、というユーザも増えています。

しかし、その映像データ伝送方式には2種類あります。1つは「Thunderbolt」、もう1つは「DisplayPort Alt Mode」です。片方がUSB-Cでもう片方がHDMIという見た目は同じ形式のケーブルだとしても、流れているデータが異なることがあるのです。ディスプレイに映る映像も同様に感じられるかもしれませんが、細かくチェックすると差があります。

USB-Cで映像伝送するときは対応規格に注意

前者の場合、Thunderbolt 3では「USB 3.1 Gen2+USB PD+DisplayPort 1.2(4K/60Hz)+Thunderbolt 3(最大5K/60Hz)」という同時出力が可能です。ポイントは「4K/60Hz出力とUSB 3.1のデータ転送を両立できる」ことで、4K/60Hzで映しているときでも高速データ転送が可能です。

後者のDisplayPort Alt Modeの場合、「USB 3.1 Gen2+USB PD+DisplayPort 1.2(4K/30Hz)」または「USB 2.0+DisplayPort 1.2(4K/60Hz)+USB PD」の出力となります。USB 3.1の機能を使おうとすると、映像出力が4K/30Hzに切り替わりデータ転送もUSB 2.0になってしまうことがあるのです。

そのような事情もあり、Thunderbolt 3対応ディスプレイのほうが高価で、映像プロフェッショナル向けと位置づけられています。「USB-Cで映像入力できるディスプレイ」には2種類あることを覚えておきましょう。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB