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公開日 2024/06/24 06:35
<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー

【ミニレビュー】NAGAOKA レコード用クリーナー&クリーニング洗浄液

園田洋世
今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、日本の歴史あるアナログブランド・NAGAOKA(ナガオカ)から、湿式レコード用クリーナー「WCL222」と、クリアトーンウォーター「SPW01」の使いこなしをレポート。

NAGAOKA レコードクリーナー「WCL222」(3,300円/税込)

パチパチノイズも激減し音場全体がクリアに



半世紀以上の歴史を誇る定番「アルジャント」シリーズに、細さ0.01mmの特殊素材ブラシを約12万本セットしたWETクリーナー「WCL222」が新しく登場した。

約12万本の特殊素材の毛をセットし音溝の奥まで清掃できる

中古のかなり汚れた盤に「SPW01」を吹きかけてから「WCL222」でクリーニングしてみると、パチパチノイズが激減するだけではなく、音場全体がクリアになって楽器間の混濁がスッキリ解消。コーラスの各パートは綺麗に分離したうえで美しくハモる。

NAGAOKAの洗浄用ウォーター「SPW01」(1,650円/税込)と組み合わせてテスト

洗浄液を吹き付けてからクリーナーで丁寧にクリーニング

元々綺麗だった盤も「WCL222」でクリーニングしてみると、曇っていた窓ガラスを掃除したときのように音場全体がクリアになり、各楽音の鮮度感・密度感がアップ。ホールトーンが少ないのは、録音年代が古いからかと思っていた盤に、実は結構な量のそれが入っていたことが分かり驚く。しかもパーカッションの立ち上がりと立ち下がりが鋭くなったし、中低弦の彫りも深くなった。

ブラシの細さと量が相当効いているようだ。価格を大きく超える性能と言える。

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