トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2019/02/08 11:28
自宅システムと録音で実際に試してみた

オーディオはもちろん、録音現場でも効果大。フルテックのケーブルインシュレーター「NCF Booster」を試す

生形三郎

前のページ 1 2 3 次のページ

国内外で大好評だというコネクター/ケーブルホルダー、フルテックの「NCF Boosterシリーズ」。電源周りを筆頭とした多彩な端子やケーブルなど様々な状況や場所に応じて理想的にサポートできる、たいへん便利なアクセサリーだ。優れた防振構造に加え、特殊素材NCFで静電気の影響も除去。これまで見過ごされてきたケーブル環境整備の必需品として、海外高音質レーベルの録音にも重用されている。「オーディオアクセサリー銘機賞」を相次ぎ受賞した本品ならではの魅力を、オーディオと録音業務での使用を織り交ぜて生形三郎氏がレポートする。

フルテックのコネクター/ケーブルホルダー、「NCF Booster-Signal」19,800円、税抜(写真左)と、「NCF Booster」32,800円?税抜(写真右)

NCF Boosterシリーズの概要
唖然とするほどの効果はレコーディングにも発揮された(Text by 生形三郎)

発売と同時に、瞬く間に大きな反響を呼んだフルテックのNCF Boosterシリーズ。その優れた効果と評判はもはや説明不要だろう。筆者自身もその効果を体感すると共に、さらにレコーディング現場でNCF Boosterを使用して収録されたという録音作品(オランダの高音質レーベルTRPTK)を聴き、その音質に唖然とさせられた。そして早速、自身が請負う録音業務でも使用してその効果を再確認した。

さらには、今回の録音で使用した大量のNCF Booster(計15個)を自宅にそのまま投入してテストを敢行。前代未聞の大量導入の結果を通して、本シリーズの魅力を皆さんにお届けしたい。


多彩なオプションでのさまざまな箇所や機器への応用は工夫次第 (1)「TopClamp」(13,800円、税抜)。NCF Booster-Signalに追加し強化可能。ステンレスパウダーを基本材料とし、複数の特殊制振金属パウダーを調合、ナイロン樹脂と複合させ、質量は約295g (2)「Cradle-Flat」(12,000円、税抜)。NCF Booster-Signalのケーブルホルダー部の単売品(固定リング2個付属)。追加で自在&複合的な応用ができる (3)「Extension Shaft Bar」(3,000円/10本セット、税抜)。1本あたりの高さ59.5mm、手でねじ込むだけで連結可能 (4)「Shaft Bar Adjuster」(3,800円/2個、税抜)。クレイドル部の高さを微調整、最適化する中継具

不要な振動や干渉を除去し、使いこなし応用性も幅広い

NCF Boosterシリーズは、コネクター及びケーブルホルダー・アクセサリーである。ケーブルのコネクター部やケーブル自体を本品で支えることで、不要な振動やそれらの干渉を吸収するものだ。

主要パーツはオーディオグレードのABS樹脂を中心に構成されるほか、コネクターやケーブルに直接触れるクレイドル及びクランプ部分には、同社製品でお馴染みのNCF=ナノ・クリスタル・フォーミュラが用いられ、静電気ノイズを除去する効果も備える。

高さ調節も可能で、シャフトバーを追加して大きな高低差にも対応。さらにクレイドルやクランプを増やすことで、立体的な使用もできる。数を使えば使うほどに効果が高まり、一度つけるとさらに数を増やしたくなる、画期的な魅力を備えたアイテムなのである。

NCF Booster-Signalの効果

前のページ 1 2 3 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 BRAVIAが空飛ぶ時代? 動画コンテンツの楽しみ方に押し寄せた大きな変化を指摘するソニーショップ店長。超大画面はさらに身近に
2 ネットワークオーディオに、新たな扉を開く。オーディオ銘機賞の栄えある“金賞”、エソテリック「Grandioso N1」の実力に迫る
3 Nothing、最大40%オフのウィンターセール開催
4 LG、世界初のDolby Atmos FlexConnect対応サウンドバー「H7」。オーディオシステム「LG Sound Suite」をCESで発表へ
5 「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」を体験。目の前に実物大で現れる“圧倒的ゴジラ”の臨場感
6 衝撃のハイコスパ、サンシャインの純マグネシウム製3重構造インシュレーター「T-SPENCER」を試す
7 AVIOT、“業界最小クラス”のANC完全ワイヤレス「TE-Q3R」。LDAC、立体音響にも対応
8 ソニー「WH-1000XM5」に“2.5.1”アップデート。Quick AccessがApple Music/YouTube Musicに対応
9 「HDR10+ ADVANCED」が正式発表。全体的な輝度向上、ローカルトーンマッピングなど新機能も
10 クリプトン、左右独立バイアンプ機構のハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-55HG」新色 “RED”
12/19 11:02 更新

WEB