自宅システムと録音で実際に試してみた

オーディオはもちろん、録音現場でも効果大。フルテックのケーブルインシュレーター「NCF Booster」を試す

生形三郎

前のページ 1 2 3 次のページ

2019年02月08日

NCF Boosterの効果
強調感や不自然さがなく性能を十全に発揮させる

パワーアンプ4台に電源を供給しているクリーン電源、ラックスマンES-1200のACインレットにフルテックのNCF Booster-Signalを使うと、土台の安定感が段違いに向上。特にウッドベースの安定感、盤石さが増し、充実したエネルギーを感じられるようになる。決して何かが強調されたりバランスが不自然になったりしないところが肝だ。機器の性能がより十全に発揮される印象なのだ。

シャフトを延長すれば、高さのあるところや、複数の端子もしっかりとホールドできる

続いて、パワーアンプ以外の弱電機器に使っているクリーン電源、KOJOのAray6 mk2と、その一個手前の電源タップの両方にそれぞれ使用して効果を比較してみた。すると、後者の方が効果は大きかった。察するにラックに置かれている前者に対し、後者の電源タップは床に直接置かれていることに加え、スピーカーから近距離にあるという環境の違いに起因していそうだ。後者の方が断然大きな振動に晒されているのだ。ここでは、先ほどの土台の安定感に加え、パワー感や全体的に音が飛び散るような勢いが出てきた。

そのほか様々な機器にNCF Booster-Signalを試したが、筆者宅ではスピーカー中央に設置したパワーアンプへの適用効果が特に高かった。姉妹モデルのNCF Boosterも、コネクトが不安定になりがちなポイントを見つけて適用することで、より効果的な使用が可能となりそうだ。


生形氏の録音業務で用いられた、NCF Boosterシリーズ。収録現場での使用風景より

録音現場への導入も効果てきめん
海外高音質レーベルも本格導入し、驚異のS/Nと鮮度を引き出す

オランダの高音質レーベルTRPTK(トリップティック)は、フルテックのNCF Boosterシリーズや同社のケーブルを全面的に導入していることでも知られるが、その音源は、驚くべきS/N感を伴う究極的な音の鮮度が実現されたものだ。
TRPTKのインタビュー記事

TRPTKのレコーディングに導入されているNCF Boosterシリーズ。入力側のシステムでの使用例

そこで筆者も、自身の録音業務においてもNCF Boosterシリーズを導入してみた。すると、これまでの収録では得られなかった高いS/N感、そしてよりナチュラルな解像感で演奏を収録することができた。これには、筆者自身大いに驚かされ、今後の収録にもぜひとも導入するつもりだ。

(生形三郎)

前のページ 1 2 3 次のページ

関連記事