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公開日 2017/10/02 14:24
アルミ削り出し。14,880円

AVIOTから「ラズパイ・オーディオ」対応のアルミケース「CASE 01」

編集部:風間雄介
バリュートレード(株)は、AVIOTブランドの製品として、オーディオグレードのシングルボードコンピュータ用アルミケース「CASE 01」を10月2日に発売する。価格は14,880円(税抜)。

AVIOT「CASE01」

販売は共立電子産業、 フジヤエービック、 ブライトーン、 アマゾン、 楽天、 Yahoo! などで行う(順不同)。

以前からヘッドホン祭などで参考出展されていた、オーディオに特化したケースがついに正式発売される。英Raspberry Pi財団の「Raspberry Pi 2 Model B」と「Raspberry Pi 3 Model B」、 ASUSの「Tinker Board」を装着できる。

「ワンボードオーディオ・コンソーシアム」が策定したRaspberry Pi用オーディオ規格「π-A1」に準拠し、 ケース側面と前面の一部を交換可能な設計とすることで、拡張ボード交換に伴う端子位置/数の変更に対処できる。なお交換パネルは当初3種類を用意する(詳細は後述)。

拡張ボードによっては装着できない場合もあるが、その場合は 付属のワッシャーで高さ調整を行

全体のプロデュースと機構設計は、当サイトで「ラズパイ・オーディオ通信」(記事一覧)を連載するオーディオ評論/ITコラムニストの海上忍氏が、インダストリアルデザインは高級スマホケースで豊富な実績を持つというMichael Tong氏が担当。オーディオに特化した設計と意匠を施したという。

シングルボードコンピュータと拡張ボードの間には、厚さ約2mmの銅製シールドを配置できる機構を採用。全体の剛性アップを実現したほか、シングルボードコンピュータが発するノイズが音質に影響を与えることを防いでいる。

使用イメージ

また底部シャーシはシングルボードコンピュータを固定する部分だが、ここにはアルミ削り出しを採用。最厚部を3ミリとして振動を抑えたほか、全体の質量を約170gと重くため、太いオーディオ用ケーブル接続時でも本体が浮き上がらない。

ミリ以下の精度で採寸を実施し、 USB micro BやHDMI、 USBやEthernetなど基板上の入出力ポートもケース外部から確実にアクセス可能という。またアルミの高い放熱効果により、 長時間オーディオ再生しても安定した動作が行えるとのこと。

なお前述のオプションの交換パネルは、ブライトーン製DACボード「Terra-Berry DAC2」用、new_western_elec製DACボード「SabreBerry 32」用、HifiBerry製DDCボード「HiFiBerry DIGI+」用の3種類が当初用意される。いずれも価格は980円。


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