PR 公開日 2025/11/28 06:30

デノン&マランツのCDコンポでDALI/B&Wのプレミアムブックシェルフスピーカーを鳴らしきる!

CD再生における王道システムでHi-Fiオーディオの醍醐味を堪能する

DALI「KUPID」と組み合わせてレビュー、現代的なシャープさとクリアさを兼備しながらスピード感も持つ

RCD-N12とKUPIDを組み合わせてレビュー

マランツのM-CR612と組み合わせたときは、ノスタルジックを感じさせてくれたスピーカーだが、RCD-N12と組み合わせたら現代的でクリアな描写に変貌した。コンパクトスピーカーならではのスピード感も備え、最新世代の “Hi-Fiミニコンポサウンド” を体感できる。

安室奈美恵「SWEET 19 BLUES」を再生すると、当時の風景を、ノスタルジックなフィルターを通さず、クリアにシャープに映し出してくれる。ボーカルも同様にクリアさに富んだタッチになるため、楽曲の切なさを引き出してくれる。

次にDREAMS COME TRUE「サンキュ.」を聴いてみると、イントロのギターの音像や配置の立体性が明瞭になり、エフェクティブな揺らぎも含まれることで浮遊感も際立つ。プレミアムコンパクトスピーカーらしい、「精密箱庭空間」を堪能させてくれる。

RCD-N12とKUPIDの組み合わせたセットにすることで現代的でクリアな描写に変貌

男性ボーカルの平井堅「POP STAR」は、シャープでありながら耳障りではない高域描写による、冒頭のブレスは非常にインパクトが強く、全体的にとても好感触だからこそ、イントロの描写力に心打たれた。

そして福山雅治「桜坂」では、本楽曲の意外なほどに現代的なリズムトラック、サウンド面でしっかりと令和時代のタッチで描き出してくれる。ベースラインは軽やかな再現となる。

B&W「707 Prestige Edition」との組み合わせでレビュー、俯瞰的かつ精密に描写しながらも自然な歌声を再現

RCD-N12と707 Prestige Editionを組み合わせてレビュー

今回の取材で組み合わせてきたシステムの中で、ある意味で最もクールな印象。音調が寒色系ということではなく、楽曲を俯瞰的な視点から冷静に描き出すタイプということだ。音色を硬くしすぎないため、冷たい印象は与えずに、視点の部分でクールさを演出する。

安室奈美恵「SWEET 19 BLUES」では、ビシッとフォーカスされたコンパクトな音像と空間の奥行きを描き出してくれた。カメラを引いた俯瞰的な映像の中に、アップにされるわけでもなくさらりと歌声を描き出す。そんなイメージを浮かばせてくれた。

DREAMS COME TRUE「サンキュ.」を再生すると、音像と定位が非常にクリアに描き出すこともあってか、音像本体に続くディレイやリバーブといった空間エフェクトの成分にも耳が惹かれる。響きが不思議とアナログ的な感触で、滑らかに溶けて背景に消えていく様子の美しさまでを知れる組み合わせだ。

RCD-N12と707 Prestige Editionを組み合わせたセットでは、楽曲を俯瞰的な視点から冷静に描き出す

平井堅「POP STAR」では、現代オーディオとしての解像度でポップスとしての構築感を、余裕のある駆動力でドライブさせてくれる。文句なしの完成度だ。

ラストに福山雅治「桜坂」を聴いてみると、精密な描写のおかげで、ハイハット系の音色の質感、ノイズ系の音色を左右に散らす処理といった、エレクトロニカ的なアプローチが際立つ。歌声は、冷たさや硬さを出すことなくナチュラルな再現だ。

本格的なCD再生のサウンドが手に入るだけでなく、Hi-Fiオーディオの楽しみも堪能

今回の試聴を改めて思い返すと、M-CR612は各スピーカーで音質傾向が大きく変化したが、RCD-N12はもっと統一感のある変化となった。しかし、「M-CR612はスピーカーの個性を引き出すタイプ」、「RCD-N12はアンプの個性を強く発揮するタイプ」といったような、大雑把な区分けでできない。

例えば、近年のDALIは「同社らしい心地よい甘さと現代的なクリアネスの両立」を特徴としているが、KUPIDの特徴を引き出せていたのは、RCD-N12だった。さらに言えば、今回の試聴はシングルワイヤリング接続で揃えたため、M-CR612においてはバイアンプ接続を駆使した音質向上という切り札も残している。それだけに、CDコンポとスピーカーの組み合わせの奥深さを改めて実感させられた。

筆者がお薦めの組み合わせとして、ひとつはM-CR612と707 Prestige Editionのセット。解像感や明瞭度の高さなど特筆するべきポイントが多いことに加え、バイアンプ駆動で鳴らしてみたくなった。もうひとつが、RCD-N12とKUPIDの組み合わせであり、プレミアムコンパクトスピーカーならではの音質的ポテンシャルを最大限に引き出せていた。

CDコンポを、手軽なCD再生システムとして紹介するはずだったが、CDコンポとスピーカーの相性をはじめ、コンポのそれぞれの個性から、スピーカーの特徴も考慮したくなる選び方まで、とてもHi-Fiオーディオの要素が満載のレビューとなってしまった。だが、M-CR612、RCD-N12ともに、それほどまでに本格的なサウンドを体感することができるCDコンポなのだ。改めてに両機によるCD再生を楽しんでみてほしい。

 

(提供:株式会社ディーアンドエムホールディングス)

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