公開日 2017/04/20 10:01

さらにパワフルな360度サウンド。ボーズ新ワイヤレススピーカー「SoundLink Revolve+」レビュー

【特別企画】屋内はもちろん屋外でもテスト


ナチュラルに広がるサウンド、ボーズらしい十分な低音再生

まずは屋内でSoundLink Revolve+のサウンドを体験してみよう。部屋の真ん中に本機を設置、iPhone 7と接続してリファレンス音源であるRADWIMPS「前前前世 (movie ver.)」を聴いてみると、まさしく360度のライブ志向なサウンドといったところ。空間を極端に広げるイメージもなく、ナチュラルなサウンドでボーカルもエレキギターも自然な情報を持って伸びる。

部屋の真ん中、ラックの上に置いて試聴してみる。高さは座った状態で膝のあたり

低音の表現力はボーズらしいズンズンと響く量感も確保しており、さすがに上位機だけあって迫力満点だ。

ただし定番モデルのSoundLink Mini IIほどの重低音志向ではなく、全体としてのバランスを取ったタイプ。『ラ・ラ・ランド』オリジナル・サウンドトラックの「アナザー・デイ・オブ・サン」を聴いても、ピアノの音色は自然な鳴りで、ウッドベースの響きもムーディーに響く。

ダンス系では三代目J Soul Brothersの「R.Y.U.S.E.I」を聴いたが、エネルギッシュで迫力たっぷり。音量を絞って聴いても重低音のビートが伝わる所は、ボーズらしい上手いチューニングだ。

360度スピーカーの聴こえ方を確認するべく、部屋のなかで試聴位置を変えるため歩き回ってみたところ、位置を問わずナチュラルに聴ける。だが、特に試聴室のなかで使い込み、部屋の中を歩き回り、SoundLink Revolve+の設置位置を色々と試してみると、ベストサウンドを引き出すポイントも分かってきた。

高さや設置場所を変え、部屋の色々な場所で聴いてみる

SoundLink Revolve+はポット型の形状なので床に置きたくなるが、床の低い位置よりも台やテーブルの上など、できる限り高い位置の方が音がダイレクトに届く。理想の設置位置はリスナーの目の高さ(耳の高さ)か、さらに高い位置だ。

特にSoundLink Revolve+のリスニングスタイルとして推奨したいのが、Revolve+にしかない取っ手を使った“吊り設置”だ。

取っ手を利用してSoundLink Revolve+を吊り下げてみる

耳の高さに吊るすとボーカルの声もダイレクトに届くし、打楽器の音の弾みの良さ、音の広がりもクリアさを伴い現れるようになる。低音は床やテーブル設置より抑えられディープな沈みはなくなるが、迫力と音圧感はあるので日本の住環境を考えると十分。もし高い位置にハンガーラックなどのモノを架けられるフックがあれば、ぜひSoundLink Revolve+を吊るして音楽を流してみてほしい。

本体の底面にはネジ止め穴が用意されているため、汎用の三脚などで高さを確保することもできる

もう一つ、360度スピーカーのSoundLink Revolve+と言えども、壁を背にする置き方をすると音のまとまりが良くなる。もちろん部屋の真ん中に置くのもよいのだが、音質にこだわるなら、部屋のどこかの壁を背負わせる形で設置するとボーカルの歌声や楽器の音も厚みが現れるし、サウンドステージと立体感もより正確に現れるようになる。

壁に近づけると、さらに音のまとまりが良くなった
 
試聴室のなかで色々と試したベストのセッティング位置は、部屋のなかの高く背後に壁のある位置。SoundLink Revolve+は手軽に持ち運び可能なので、家の中で動かして自由に音楽を楽しみたいが、音質重視であれば例えば本棚の高い段などに置くことで、さらにその実力を引き出すことができそうだ。

SoundLink Revolve+を使いたい場所は、部屋のなかだけではない。春のレジャーに持ち出して屋外でも聴いてみようと、桜の見頃を迎えた神田川界隈でプチアウトドアを試みた。上位機のみに備えられたSoundLink Revolve+の取っ手を持って持ち歩くと、まさに気分はピクニックだ。

開けた場所での音楽再生も、十分なパワーで楽々こなす

音を反射するもののない屋外で鳴らしても、SoundLink Revolve+の上位機ならではのパワーを使うと、最大ボリュームまで上げるまでもなく、余裕で大きな音が出る。突然流れ出した「アナザー・デイ・オブ・サン」に思わず周りの人も振り返ったほどだ。

屋外で聴くと、もちろん屋内に比べれば条件は良くないわけだが、そのなかでも音楽を楽しく聴かせるためのポイントはしっかりと押さえた、屋外に持ち出したくなるサウンドと言えるだろう。本体はIPX4レベルの防滴仕様なので、突然の雨のようなアクシデントでも心配はない。

IPX4レベルの防滴仕様

ボーズから登場したBluetoothスピーカーSoundLink Revolve+は、個人的にはボーズ史上最高傑作と呼びたくなる洗練されたデザインに、360度指向のサウンド、そして屋内だけでなく屋外にも持ち出せる機能性と利便性と、全てが揃うモデル。ロングセラーモデル「SoundLink Mini II」と並ぶ会心作だ。

(特別企画 協力:ボーズ)

前へ 1 2

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ティアック、「Reference 700 シリーズ」を一部製品を除いて価格改定。5/13から
2 iFi audio、ネットワークプレーヤーのフラグシップ「iDSD Phantom」。DSD2048に世界初対応
3 防音/防振/音響にこだわる防音賃貸マンション「サウンドプルーフ ステージ」、シアターモデルルームを体験
4 デノンとマランツの主力モデルを徹底して聴き比べる試聴会。秋葉原テレオンで4/11と4/18の2週連続開催
5 イマーシブオーディオの最先端を奈良から世界へ発信!入交英雄氏のラボを訪ねる
6 オルトフォン、MM/MCカートリッジや交換針など価格改定。6/1から
7 バング&オルフセンのデザイン哲学に迫る。創業100周年を記念した展覧会、表参道ヒルズにて4/3より開催
8 “奇跡のように美しい音楽”「ザ・ケルン・コンサート」を総力特集。『季刊・アナログ91号』は4/3発売
9 ジェネレック、主要スピーカーとサブウーファーのセール「My First Genelec特別オファー」
10 世界が認める“ネットワーク・ハイエンド”「Innuos」日本上陸。アメリア社長が日本市場への期待を語る
4/3 11:00 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー200号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.200
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix