公開日 2025/05/14 11:37

アイ・オー・データ、「GigaCrysta」初のMini LED搭載ゲーミングモニター。高輝度と高速応答性を両立

「GigaCrysta」の4K有機ELモデルも今夏登場予定
編集部:長濱行太朗
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アイ・オー・データ機器は、「GigaCrysta」ブランド初となるMini LEDバックライト搭載の27型・ゲーミングモニター「LCD-GDQ271JLAQ」を6月上旬より発売する。価格はオープンだが、税込の市場予想価格は70,400円前後としている。

「LCD-GDQ271JLAQ」

同社は2024年9月にMini LEDバックライトを採用したPCモニター「LCD-LDQ271JAB」を発売したが、すでに販売終了となっており、今回リリースされたLCD-GDQ271JLAQは、実質後継機種にあたるモデル。

LCD-GDQ271JLAQは、画面サイズが27型、解像度がWQHD(2560×1440)、広視野角のAHVAパネルを採用しており、高輝度のMini LEDバックライトと広色域の量子ドット技術を兼備。Mini LEDバックライトは576ゾーンのローカルディミングに対応しており、コントラスト比1300:1を実現している。

Mini LEDバックライトを搭載しており、高輝度を実現している
バックライトのローカルディミングを調整できる
DisplayHDR 1000を取得しており、通常のHDR対応ディスプレイよりも白飛びや黒潰れのないダイナミックな高画質映像を実現する。併せて量子ドット技術が投入されているため、DCI-P3は98%、Adobe RGBは100%、sRGBは100%をカバーする広色域を成し得ている。視野角度は上下左右178°となっている。
量子ドット技術も採用されており、広色域も実現

 

幅広い色域をカバーする

 

本モデルは前モデルLCD-LDQ271JABからリフレッシュレートや高速応答性が向上しており、最大リフレッシュレートは200Hz(DisplayPort)/144Hz(HDMI)、応答速度は0.9ms(GTG)をカバーしている。また、「NVIDIA G-SYNC Compatible」「VESA AdaptiveSync」の認証、HDMIのVRRなど、各種可変リフレッシュレートに対応していることも特徴的だ。

200Hzリフレッシュレートに対応する

高画質技術として、表示している映像のぼやけを改善する「超解像技術」、映像にメリハリをつけて鮮やかさを向上させる「エンハンストコントラスト」、またゲームの暗いシーンをより鮮明に表示することができる「Night Clear Vision」といった機能が導入されている。「Night Clear Vision」は好みに合わせて2段階で調整可能で、併せて「自動調整」モードも設けている。

各ゲームジャンルや映像コンテンツに合った「画面モード」を用意しており、Game/FPS/RPG/Web/Standard/Customといったモードが選択できる。加えて、ブルーライトを低減させる「ブルーリダクション2」もフォローする。

映像調整の「画面モード」にはGame/FPS/RPGといったゲーミングモニターならではのモードを用意

PlayStation 5/PlayStation 4/PlayStation 4 Pro/Xbox Series X/Xbox Series Sといった各種ゲーム機との動作確認も済んでいる。サウンド面では、新たに標準スピーカーが追加されてり、2W+2Wの音声出力を備えている。

LCD-GDQ271JLAQでは、改めてリモコンを付属している。前モデルの発売時、多くのユーザーから本体操作用リモコンを要望する声があり、それに応えるかたちとなった。リモコンでは入力切替や音量調整、メニュー設定の操作はもちろん、ゲームジャンルに合わせて映像モードをワンタッチで選択できるといったゲーミングモニターならではのボタンを備えている。

ユーザーからの希望の声が多かった専用リモコンを付属

スタンドは120mmの調整幅で高さを変更でき、チルト角が上20°/下5°、スイベル各が左右45°、ピボットが左右90°に対応。VESAマウントインターフェースをフォローしており、ワンタッチリリース採用で組み立ても簡単な構造となっている。

VESAマウントインターフェースに対応

主な入出力端子は、HDMI×2基、DisplayPort×1基、ステレオミニ出力×1基を搭載。消費電力は28.5W(待機時0.2W)、外形寸法は約614W×409 – 529H×194Dmm、質量は約6.2kg。外形寸法と質量はスタンドありの仕様。

LCD-GDQ271JLAQの背面端子部

また、「GigaCrysta」の新モデルとして有機ELを採用した「LCD-GDQ271UEL」も今夏以降に登場予定としている。価格は未定だが、100,000円を切る価格帯を目指しているとのこと。有機ELデバイスは量子ドット技術が導入された「QD-OLED」を搭載している。

有機ELモデル「LCD-GDQ271UEL」も今夏登場予定
ディスプレイの圧倒的な薄型化も叶えている

 

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