ガジェット 公開日 2026/04/22 11:27

世界初NPU搭載ゲーミングWiFi 7ルーター、ASUS「ROG Rapture GT-BE19000」発表

AIがゲーム環境を自動最適化、遅延を最大40%削減
Gadget Gate
編集部:平山洸太
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ASUS JAPANは、同社ゲーミングブランドROGより、ゲーミングルーターのフラグシップモデル「ROG Rapture GT-BE19000」を発表した。価格および発売日は後日案内するとしている。

スムーズな最適化をハードルを感じずに行えるとする、WiFi 7(IEEE 802.11be)対応のルーター。世界で初めてNPU(AIコア)をルーターに組み込むことで、完全ローカル処理のユーザー体験と最適化機能を実現した。また、6GHz帯における320MHzチャンネルと4096-QAMにより、最大19Gbpsの速度に対応する。

NPUには、7.9TOPSの推論性能をもつSynaptics SL1680を採用。これに加えて、クアッドコアのCPU(2.6GHz)、32GBのフラッシュストレージ、4GBのメモリを備えている。背面には合計31Gの有線LANポート(10G×2、2.5G×4、1G×1)、USB 3.2 Gen 1ポート、USB 2.0ポートを搭載する。

大きく3つの機能がNPU搭載によって使用できるようになっている。1つは対話で問題を解決できる「Router Assistant」。現在は英語のみの対応だが、ネットが遅いや動画がカクつくといった質問から、パスワード強化の設定、各種モードの有効化など、メニューに潜らないと見つからない設定も簡単に聞けるという。クラウド更新可能なデータベースをローカルに構築しているため、オフラインでも利用できる。

続いて「AI Game Boost」は、自動で最適化することにより、Pingやジッター、パケットロスを削減できる機能。クライアント側(接続デバイス)、ルーター側、サーバー側の3つでそれぞれ最適化を行うという。これまでクライアント側は、背面の専用有線LANポート(Gaimg Port)に挿したデバイスのみ最適化対象だった。

このうちルーター側では、高い負荷をかけても接続が途切れないよう、各デバイスと用途に応じて動的に優先度を最適化し続けてくれる「Adaptive QoE」に対応。サーバー側では、常に最適なゲームサーバーを選ぶ「GTNet」により、遅延を最大20〜40%削減できるという。なおGTNetは、現状は無料だが将来的には有料化する予定とのこと。

3つめのAI機能が、ローカルでパケットを監視する「AiProtection」となる。広告やクロスサイト追跡などを源から断つことで、未知の攻撃などから家庭を守ることが可能。AdGuard HomeやAdGuard DNSにも対応する。

NPUを活かすことでルーターをエッジAIサーバーとしても利用できる。Frigate連携によって、直接IPカメラを接続するだけで映像解析の演算がルーターのゲートウェイ層で完結。Docker Hubにアクセスしてアプリケーションをインストールできる。

また、家中のスマートデバイスを一元管理できる「Home Assistant」にも対応。これは、異なるエコシステムやプロトコルを統合し、IoTデバイスやネットワークサービスをシームレスに制御できるオープンプラットフォームだ。ほか、省電力機能としてパフォーマンスモードとAIエコモードを搭載する。

ダッシュボードは、UIを全面刷新したASUSWRT 6.0を採用。PCでもタブレットでも操作しやすいことを目指している。ダークテーマも2026年の第一四半期に追加予定。信号強度などの情報を一覧表示できる「Client Insight」、全チャンネルを常時監視して電子レンジやレーダーの干渉も検出できる「WiFi Insight」、アプリ単位(従来はカテゴリ単位)での制御が可能になったペアレンタルコントロールも搭載する。

アンテナは外部8本で、XZ軸に180度/YZ軸に45度の角度調整が行える。冷却システムでは、ナノカーボンコーティングを施したヒートシンクと大型アルミプレートをCPUとWiFiチップセットに、大型ヒートシンクとアルミ製バックプレートをNPUに装備させている。RGBライティング機能のASUS Aura RGBにも対応。

ほか、ASUSの他のルーターにも搭載されている「Guest Network Pro」にも対応する。これは、目的別のシナリオを選ぶだけで用途別のサブネットワークを作れる機能。メインのSSIDとは別のSSIDを作成し、たとえばゲーミングネットワーク、キッズ用ネットワーク、IoTネットワーク、VPNネットワークなどを用意できる。

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