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ガジェット 公開日 2023/08/22 10:19

Galaxy Z Flip5 / Fold5が9月1日国内発売。ドコモ/au取り扱い

日本全国に体験スペースを拡大、PRをさらに強化
Gadget Gate
編集部:川田菜月
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サムスン電子ジャパンは、同社製折りたたみスマートフォンの第5世代モデル「Galaxy Z Fold5」「Galaxy Z Flip5」を9月1日より発売する。

Galaxyの折りたたみスマートフォン5世代目となる「Galaxy Z Flip5」(左)と「Galaxy Z Fold5」(右)

いずれも7月26日に海外発表されていたモデルで、このたび日本国内での展開が決定したかたち。NTT docomo、au(KDDI)での取り扱いとなる。

ドコモでは、Galaxy Z Fold5のファントムブラック/アイシーブルーの2色を取り扱い、256GBモデルを店頭・オンラインで、512GBモデル(※ファントムブラックのみ)をオンライン限定で販売。Galaxy Z Flip5はミント/グラファイト/ラベンダーの3色をラインナップし、256GBモデルを店頭・オンラインにて販売する。

auでは、Galaxy Z Fold5はファントムブラック/アイシーブルーの2色を取り扱いし、256GBモデルを店頭・オンラインで販売する点はドコモ同様。オンライン限定では512GBに加えて1TBモデルも販売する。なおオンライン限定の512GB/1TBモデルの本体色はドコモ同様にファントムブラックのみ。Galaxy Z Flip5はカラーバリエーションの展開がドコモと異なり、ミント/グラファイト/クリームの3色。256GBモデルを店頭・オンラインにて販売する。

両キャリアとも本日8月22日より31日まで予約期間とし、予約/購入した方を対象とした発売記念キャンペーンを実施。完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2」がもらえるなど各種特典を用意している。

■Galaxy Z Flip5



同社はメディア向けに先行説明&体験会を開催。「Galaxy Z Fold5」「Galaxy Z Flip5」をはじめ、タブレット「Galaxy Tab S9/S9+/S9 Ultra」、スマートウォッチ「Galaxy Watch6/6 Classic」などの新製品を披露した。本記事ではスマートフォン Zシリーズ2機種について紹介する。

Galaxy Zシリーズはこれまでに4世代を発売しており、ユーザーからのフィードバックを取り入れて着実な進化を重ねて、折りたためるスマーフォンという新カテゴリーを開拓してきた。

世代ごとに折りたたみ形状を最大限生かした機能改善に取り組み、成長を遂げてきた同シリーズ。5世代目となる新モデルでは、「サムスンにしか提供できない商品性に磨きをかけた」とアピールする。

まず、縦折りタイプの「Galaxy Z Flip5」では、“コンパクトかつ個性を最大限表現できる” スマートフォンとして、ヒンジ部の改良によりさらなる薄型設計とし、携帯性が向上。また外側ディスプレイを大画面化した「フレックスウィンドウ」の搭載によって、折り畳んだ状態での利便性も大きくアップデートしている。

縦折りタイプのZ Flipシリーズ最新機種となる「Galaxy Z Flip5」

新しい「フレックスウィンドウ」は3.4インチのディスプレイ。前モデル「Galaxy Z Flip4」の1.9インチと比較して約3.78倍もの大型化を実現しており、これまで折り畳んだ状態の一部に外側ディスプレイが備わっているかたちだったが、今回からはそのほとんどがディスプレイ=フレックスウィンドウが占めている。

これにより、外側カメラを使った自撮り撮影もより手軽に行えるように。フレックスウィンドウの大きな画面で写真写りを確認しながら撮影ができ、色調変更や動画切り替えなどの一部設定も折り畳んだ状態で操作可能となる。

カメラは1200万画素のデュアル構成で、画素密度が高く、明るく鮮明な写真撮影ができるとのこと。また、手のひらをかざすと認識してシャッターを押してくれるハンズフリー撮影が可能で、90度開いた状態にして本体を置いて撮影する “置き撮り” もでき、さまざまな角度で安定した状態で撮影できる点もメリットだという。

特にFlipシリーズでは、デジタルネイティブかつSNSを積極的に利用し、日常的に自撮りする傾向にあるという「MZ世代の女性ユーザー」をターゲットにしており、Galaxy Z Flip5により「自撮りの新たな体験、価値を提供したい」とアピールする。

さらにフレックスウィンドウでは、表示領域が増えたことでカスタマイズ性も向上している。基本表示画面では時間、天気、バッテリー残量、通知を一目で確認でき、壁紙や背景スタイル、時計の表示ファント/カラー、フレームデコレーションなど、レイアウト含めて自分好みにカスタムできる。

表示情報や対応アプリも増加。ウィジェットは通話履歴や天気、カレンダー、歩数表示などの基本アプリのほか、Googleマップ、Netflix、YouTube、LINEなどのサードパーティ製アプリの表示にも対応。なお、Instagramは非対応となるが、DMなどの通知は表示され、その通知からメッセージ確認や返信操作も行えるとのこと。

プレビューしながら写真写りをチェックできる便利な“自撮り”はもちろん、時計・通知の他にマップなどさまざまな情報表示が可能

折りたたみ機構もアップデートし、新しく改良されたフレックスヒンジを採用。メインディスプレイが内側に曲がる部分を水滴状に緩やかに曲げるようにして収納することで、折り畳んだ際の隙間をなくし、従来比較で-2mmの薄型化を実現している。さらに、同箇所は衝撃を分散するデュアルレール構造とすることで耐久性もアップしている。

また、ディスプレイ部には最新強化ガラスCorning Gorilla Glass Victus 2を、フレームとヒンジ部にはアーマーアルミニウムを採用し、さらにIPX8の防水性能も備えるなど、「Zシリーズ史上、最も強力な耐久性」を獲得したとしている。

性能面も最新仕様に。Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxyを搭載し、パフォーマンスもアップ。バッテリー容量は3,700mAhで、電力効率の最適化により電池持ちも向上しており、同社は「せっかくコンパクトサイズのGalaxy Z Flip5なので、モバイルバッテリーなしに身軽に楽しんでほしい」とコメントした。

本体カラーは新色のミントを含めた全4色。背面は光沢ある仕上がりで、高級感ある美しいデザインになっている。上述の通りドコモではミント/グラファイト/ラベンダー、auでミント/グラファイト/クリームを取り扱う。

純正アクセサリーも豊富に用意し、リング付きのシリコンケースやエコレザータイプに加え、「Clear Gadget Case」と「Flipsuit Case」も展開する。

Flipsuit Caseは、背面部分に「Flipsuit Card」と呼ぶデザインされたカードをケースに入れて設置すると、カード情報を認識してフレックスウィンドウ側も連携した統一デザインを楽しめるというもの。カードデザインは全15種類以上が用意される。

■Galaxy Z Fold5



本のように開く横折りタイプのGalaxy Z Fold5は、Galaxy Z Flip5同様、フレックスヒンジを採用することで、こちらも隙間のない折りたたみ機構を実現。Z Fold4との比較では-2.4mm、質量は253gと10g軽量化しており、シリーズで最も軽く、最も薄い仕上がりになっている。

Galaxy Z Fold5も隙間なくぴったり閉じられる新機構により、閉じた状態での薄型化を実現。スリムでより持ちやすく

折り畳んだ状態の筐体幅は67mmとスリムで持ちやすく、片手での操作もしやすいよう配慮。また、本体を開いた状態では映像などが見やすい大画面となり、スマホを閉じた時/開いた時とでそれぞれのメリットを提供できるとアピールする。

Galaxy Z Fold5の大画面ディズプレイは、Z Foldユーザーの多くが最大の購入理由として挙げるポイント。7.6インチのディスプレイは最大輝度1,750nitと、従来よりもさらに明るくなり、Galaxy Sシリーズ同等レベルだとしている。

購入の決め手となった理由として最も挙げられる「大画面」は、より明るく見やすい最上位スマホ級のディスプレイに進化

画面内には埋め込みカメラ(UDC)を採用。また、大画面ながらも片手で持つことも可能なサイズ感に仕上げられている。ディスプレイ部は最新強化ガラスCorning Gorilla Glass Victus 2を採用、フレームとヒンジ部はアーマーアルミニウム製で耐久性も確保。IPX8の防水性能も備えている。

パフォーマンス面でも強化され、Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxyを搭載。さらに放熱機構のベイパーチャンバーを38%大型化することで冷却性能も向上させており、グラフィックを多用する高負荷なゲームでも安定したプレイを行えるとし、「プレイの反応も良く、ゲームをストレスなく楽しめる」とアピールする。

本体を薄型化しつつ、カメラ機能はフラグシップモデルと同等のモジュールを搭載して性能もアップ。メインディスプレイ、カバーディスプレイの両方でプレビューできる「デュアルプレビュー」や、カバーディスプレイで写りを確認しながらの外カメラでの自撮り撮影なども可能で、Vlog撮影などもしやすいとのこと。

便利機能の一つとして提供される「フレックスモードパネル」もアップデート。角度をつけた状態にすると、画面の上部に使用中のアプリを、画面下部に追加のコントロールを備えたパネルを表示するもので、今回新たに、サードパーティ製の動画再生アプリに対応。パネル部分に再生/一時停止や10秒巻き戻し/早送りなどが表示され、コントロールできるようになる。

機能面では、開いた状態で画面下に表示させられる「タスクバー」が改善。最大8つのアプリをピン留めできるほか、右側に最近使用したアプリの表示ではその表示数を2つまでから最大4つまでに増やし、また最近使用したアプリへのアクセスも高速化した。

さらに、マルチタッチ対応で両手でのドラッグ&ドロップも可能となり、マルチタスクを直感的に操作できるように。他にも大画面を活かしたマルチウィンドウや、ポップアップ表示機能も各種強化されるなど、利便性を高めている。

このほか、多くのアプリが最適化されており、Galaxy Z Fold5の大画面を最大限活かしてフル活用できるとアピール。また、外付けディスプレイやキーボードに接続してPCのように使える「Samsung DeX」にも対応する。

Sペンに対応し、動画編集などの細かい作業やペン操作でのテキスト入力のほか、リアルタイムで最大10人参加して共同編集できる「Samsung Notes」で、PDFや書類に手書きメモをすることもできる。またSペンそのものもIP68の防水防塵対応とし、さまざまな環境で使いやすいとする。

なお、従来からSペン対応は人気な一方、一体型ケースの厚みが気になるという声も多かったとし、今回Galaxy Z Fold5用のSペン付きケース「S Pen Fold Edition」では形状を一新。スリム化を徹底し、約27%の薄型化を実現し、携帯性がアップしたとアピールする。ペンホルダーを背面に備えつつ、ガタつきを抑えたなめらかな形状で、安定した使い心地も実現する。

■「ユーザー体験」を中心とした全方位マーケティングで、さらなる市場拡大を狙う



日本のスマートフォン市場の中でも存在感を放っているGalaxy。これまでフラグシップ製品を中心に、新しい価値の提供を目指し、さまざまな製品展開及び活動を展行ってきた。

一方で、2023年上半期のフラグシップスマートフォンの構成比は約84%をiOSが占めている。また、iOSからAndroidへの乗り換え率は市場平均で2〜3%と低い状況で、同社は現状に対し、「ユーザーの心理的ハードルの高さを痛感する」としつつも、「それを乗り越える製品が必要」「まだまだ出来ることは多くある」と力を込める。

前モデルではiOSからの乗り換えが、Galaxy Z Flip4で17%、Galaxy Z Fold4で13%と、市場平均と比べると高く、Zシリーズがユーザーからの興味関心が高く、魅力的な製品であると実感したという。

この人気を確実なものとし、スマートフォンの確かな選択肢となるべく、日本市場では「Join The Flip Side」をコンセプトに、キャリアとの協業やキャンペーンなど手にしやすい環境づくり、そしてエクスペリエンス(体験)を重視したマーケティング活動を実施していくと発表した。

Galaxy Z Flip5をメインに、折りたたみスマホの魅力をより多くのユーザーに体験してもらう施策を実施していく

施策の一つとして「#Galaxy日本一周」を企画。これまで東名阪を中心にイベントなどを行ってきたが、今回は日本全国47都道府県をキャンペーンカーで周り、Galaxy Z Flip5を中心に体験できるスペースを用意するとのこと。本企画は9月中に東京・渋谷で出発式を行い、札幌と福岡から巡回をスタートする。

また、本日8月22日より東京・下北沢に「Join The Flip Side@シモキタ」をオープン。体験スペースの展開だけでなく、街全体をジャックしてのプロモーションを実施することで「大きなムーブメントを作っていきたい」という。このほか東京SHIBUYA109、大阪なんばマルイにはZシリーズの体験施設も展開する。

今回の施策は第一弾であり、「製品に触れてもらって、魅力を伝えていきたい。こうした体験を中心とした施策はより強化していく」とコメントした。

なお、物価高の続く状況下の中で販売価格も注目されるが、先行説明の場では「キャリアとの調整中だが、両モデルともより多くの方に手に取ってもらいたいと考えている。特にGalaxy Z Flip5は求めやすい価格で提供したいと交渉をしている」と語っていた。

さらにドコモではリペアコーナーが全国13ヵ所に増え、8月31日からは神戸・千葉・池袋にも設置。「確かな選択肢」として安心してGalaxyスマートフォンを使えるよう、環境整備も進めている。

また、同社はこれまでキャリアを通じて多くの製品展開を行ってきているが、今後はECサイトを通じた自社展開も増やしていく予定とのこと。「よりユーザーに近いところで、Galaxyによる価値体験をもっと提供していきたい」とし、SIMフリー機種の拡大も検討しているとのことだ。

Source: Galaxy

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