公開日 2026/04/22 08:00

EvoAria、“究極” 目指した約112万円の数量限定Android DAP「EvoOne Ti/Cu」

チタン筐体/真鍮筐体それぞれ素材に合わせた最適化を実施
編集部:成藤正宣
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オリオラスジャパンは、同社取り扱いブランドEvoAriaから、数量限定のハイエンド・デジタルオーディオプレーヤー(DAP)「EvoOne Ti」「EvoOne Cu」を5月2日より順次発売する。価格はオープン。

各モデルの発売時期、および市場での予想実売価格は次のとおり。EvoOne Tiは4月25日 9時より予約受付を開始。EvoOne Cuの予約日時は後日改めてアナウンスとなる。

・「EvoOne Ti」:税込1,122,000円前後/5月2日発売
・「EvoOne Cu」:税込1,122,000円前後/6月末ごろ発売

「EvoOne Cu」/「EvoOne Ti」

ハイエンドオーディオ歴30年の熟練チームが、「既存のポータブルDAPの妥協点や常識枠を理解したうえでなお、これまでの限界を全面的に超え、音そのものをゼロから見つめ直す『真の進化の第一歩』として送り出した」と掲げるハイエンドAndroid DAP。

ストリーミング再生を快適に楽しめる操作性を備えながら、音質を一切犠牲にしないことを前提に、DACからアナログ段まで情報量/駆動力/純度を徹底的に追求。「本物と錯覚するほどの実在感をともなう音楽体験を提供する」と謳っている。

2モデルは基本的な音質設計や機能性は共通しつつ、EvoOne Tiは航空グレードのTC4チタン筐体、EvoOne Cuは高純度真鍮筐体を採用。各筐体素材の機械的/電気的特性にあわせて内部回路を最適化しており、それぞれ異なる音のキャラクターに仕上げている。

大きくわけて、EvoOne Tiは透明で伸びやかな音、EvoOne Cuは静けさの深い背景と淀みのないダイナミクスが味わえるとのこと。EvoOne Ti/Cuそれぞれ全世界199台ずつの限定生産となる。

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2モデルはそれぞれの筐体素材の特性に合わせ、基板レイアウト、電源回路、グラウンド設計を最適化。異なる音のキャラクターを備えるに至った(各画像左側がCu、右側がTiの基板)

DAC部にはAKM「AK4191EQ」×2と「AK4499EXEQ」×4によるデジタル/アナログ分離ソリューションを採用。再生フォーマットはPCM 768kHz/32bit、DSD512までサポートする。

AK4499EXEQをMONOモードで動作させ、そこから送り出された電流出力信号を自社開発の8ch独立I/V変換段にて並列処理し、ノイズを最小化しながら正確な音声信号を増幅部に受け渡す。この一見非効率な設計が、圧倒的な解像度、ダイナミックレンジ、演奏の情感まであまさずリスナーに届ける秘訣だという。

プリアンプ段にはNutube 6P1真空管を採用し、続く増幅部にはデュアル・ネガティブフィードバック構造の完全ディスクリート回路を投入。JFETデュアル入力段/トランジスタによるドライバー段/出力段の3ステージすべてを完全対称設計としており、信号の正の半周期/負の半周期をそれぞれ全く同一の回路で個別に増幅する完全差動回路を実現している。

加えて、各段独立の超低ノイズ電源、超低ESRフィルタリング、DCサーボ、厳格な温度制御設計なども組み合わせることで、歪みとノイズを発生源から抑制するよう徹底。底しれない背景の静寂さ、演奏者の微細な息づかいまで間近に感じるような圧倒的な情報量を引き出したという。

アンプモードは明瞭さと生々しさを兼ね備えた真空管+トランジスタの「ハイブリッド駆動」と、クリーンで音像の輪郭がはっきりとした「フルトランジスタ駆動」の切り替えに対応。ハイブリッド駆動ではさらに、ボーカル重視の「Velvet」とディテール豊かな「Lumina」という異なる音色を選択できる。

これ以外にも、真空管のアノード電圧調節、ネガティブフィードバックモード切り替え、Class A/AB動作切り替えといった多種多様な調整機能を装備し、音質の追い込みが可能。アンプ出力もTurbo/P+/Pの3段階を用意し、高感度なマルチドライバーイヤホンからヘッドホンまで、幅広い負荷に柔軟に対応する。

ヘッドホン端子は4.4mmバランス/3.5mmシングルエンドを1系統ずつ搭載。最大出力は4.4mmで1,300mW(32Ω、Turboモード)、3.5mmで600mW(32Ω、Turboモード)となる。

ヘッドホン端子は下部に配置。デジタル入出力やmicroSDカードスロットも備える

各回路の動作を支える電源部も充実させ、DAC/FPGA/クロック/増幅部それぞれ個別に独立して電力を供給。10,000mAhn大容量バッテリーとELDCスーパーキャパシターを核に、電源の安定性と瞬発力のどちらも両立させたとする。

連続再生時間は最長で約12時間(3.5mm、フルトランジスタ駆動、Class AB動作、P出力)。9V以上の外部DC電源を接続すると、バッテリーを介さず外部電源で直接動作する「DCモード」も搭載した。

OSにはオーディオ用にカスタマイズしたAndroid 13を採用。プロセッサーにはクアルコム「Dragonwing  QCS8550」、RAMは16GB、ストレージは512GBを内蔵し、複数のアプリケーションを同時に起動するなど処理負荷が高まるシーンでもスムーズな操作を目指した。オーディオ機能に特化する「Pure Musicモード」も装備する。

ワイヤレスはWi-Fi 7/Bluetooth 5.3に対応。BluetoothコーデックはaptX Adaptive/aptX Lossless/aptX HD/aptX/AAC/SBCでの送信をサポート。またAAC/SBCコーデックでの受信も対応する。

筐体は、放熱性と持ちやすさの両面に配慮したライングリル構造を採用。内部にもアルミ合金製フレーム、グラフェン系熱伝導材、ニッケルメッキ銅部材などを組み合わせた3次元放熱構造を搭載し、長時間再生でも安定した動作と高性能の維持を図っている。

持ちやすさと放熱性の両面に配慮したライングリル構造

さらに、バッテリー/真空管回路/メイン回路を独立させて配置する「トリプルチャンバー構造」で、音質を損なうノイズの相互干渉を抑制。NuTube真空管は外部振動を遮断するシリコン制振構造で保護しつつ、筐体の窓から動作時の光がほのかに見えるデザインを採用している。

ディスプレイは解像度2,160×1,080の6型タッチパネル。右側面には操作ボタン、上部にはボリュームノブ、下部にはヘッドホン端子とUSB Type-C/給電端子/I2Sデジタル出力/microSDカードスロットを配置する。ボリュームノブのデザインはモデルごとに異なるほか、再生中のサンプリングレートに応じて色を変えるLEDインジケーターを内蔵する。

EvoOne Tiのノブ
EvoOne Cuのノブ

外形寸法は80W×154H×25Dmm(ボリュームノブ除く)。質量はEvoOne Tiが約570g、EvoOne Cuが約727g。マイクロファイバー素材で内張りした専用レザーケースが同梱する。

 

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