レグザ、AIエンジン「レグザエンジンZRα/ZR」搭載の4K Mini LED液晶テレビ「Z890S」「Z770S」
TVS REGZAは、4K Mini LED液晶テレビのハイグレードクラス “Z890Sシリーズ”を5月29日、ならびにスタンダードクラス “Z770Sシリーズ” を5月22日に発売する。価格は全てオープン、ラインナップと想定される税込実勢価格は以下のとおり。
<Z890Sシリーズ>
・85型 「85Z890S」 715,000円前後
・75型 「75Z890S」 550,000円前後
・65型 「65Z890S」 440,000円前後
・55型 「55Z890S」 374,000円前後
・50型 「50Z890S」 308,000円前後
・43型 「43Z890S」 286,000円前後
<Z770Sシリーズ>
・75型 「75Z770S」 440,000円前後
・65型 「65Z770S」 352,000円前後
・55型 「55Z770S」 275,000円前後
・50型 「50Z770S」 231,000円前後
・43型 「43Z770S」 198,000円前後
今回発表したZ890Sシリーズは2025年度モデルの“Z875Rシリーズ” “Z870Rシリーズ” の後継機種、Z770Sシリーズは “Z770Rシリーズ” の後継機種となる。
従来までZ875RシリーズとZ870Rシリーズでインチサイズや映像エンジンなどの違いがあったが、Z890Sシリーズに一括し、搭載する映像エンジンも統一されている。Z770Sシリーズは前回から50型と43型が追加されたラインナップになった。
Z890Sシリーズは、「量子ドットMini LED液晶パネル」を採用しており、新開発の高輝度Mini LEDバックライトを搭載。従来モデル「65Z875R」と新モデル「65Z890S」を比較すると、約1.2倍の高輝度化を実現している。
さらに広色域の「量子ドット技術」をはじめ、「4K倍速ワイドアングル液晶パネル」を導入することで、高コントラストで色鮮やかな映像表現を可能にし、併せて視野角を高めている。100型の「100Z890S」のみ、「量子ドット技術」と「4K倍速ワイドアングル液晶パネル」が非搭載となっている。
高画質エンジンには、「レグザエンジンZRα」(2026年度版)が導入されている。AIによって映像のさまざまなシーンを解析し、適した高画質処理を施すことができる「AIシーン高画質PRO」が活用でき、音楽ライブでは照明や演出のレーザー光の眩しさを再現しながらもハレーションを低減した映像、夜景シーンでは小さな光のひとつひとつの煌めきや引き締まった黒の再現、花火/星空の映像では、ノイズを抑えながらも光を的確に再現することが可能となっている。
併せて、会場のライトが強く当たる格闘技などリング競技の映像においては、照明のハレーションを抑制して選手の躍動感をしっかりと再現し、アニメ作品では目立つノイズを的確に低減して、リアルな輪郭描写を表現することができる。
新たに加わった「AIコントラスト高画質」では、映像の各ゾーンの輝度をAIで分析、コントラストをゾーン単位で調整できる。そのため、明るいゾーンでは輝度を上げて光の煌めきを表現し、それほど明るくないゾーンでは中間ガンマを上げることで、暗部が潰すことなくしっかりとディティールを確保すること可能になるため、さらなる高コントラストな映像を再現できるとしている。
Z770Sシリーズは、「高輝度Mini LED液晶パネル」を搭載したスタンダードクラスであり、加えて「4K倍速ワイドアングル液晶パネル」が投入されている。55/50/43型は、「4K倍速ワイドアングル液晶パネル」が非搭載。量子ドット技術は、Z770Sシリーズ全体で導入されていない。
映像エンジンは、「レグザエンジンZR」が搭載されている。映像コンテンツの特徴を解析して、自動で高画質処理を施す「AIシーン高画質」を採用する。
Z890Sシリーズの高音質技術には、「レグザ重低音立体音響システムZ」を採用。2ウェイ・バスレフ型メインスピーカー/トップスピーカー/重低音バズーカの構成による7個のスピーカーを、最大出力70Wのマルチアンプで駆動する仕組みにすることで、迫力のある重低音とクリアなサウンド、そして包み込むような音場表現を確立しているという。
2ウェイ・バスレフ型メインスピーカーは、85/75/65/55型は前向きのフロントスピーカーシステムになっているが、50/43型はボトムスピーカーの構造となる。また、43型のみ最大出力50Wのマルチアンプ駆動に変更されている。
Z770Sシリーズの高音質技術にも、「レグザ重低音立体音響システムZ」を搭載。2ウェイ・バスレフ型メインスピーカー/トップスピーカー/重低音バズーカの構成による7個のスピーカーを、最大出力60Wのマルチアンプで駆動している。43型は最大出力50Wのマルチアンプとしている。Dolby Atmosの再生は、Z890Sシリーズ、Z770Sシリーズの両方ともカバーする。
「マルチバンドイコライザー」機能を新搭載。従来までは5バンドに、新たに20バンドの調整機能が加わった。60/140/230/320/450/650/1k/1.3k/1.7k/2.2/3k/4k/5k/6k/7k/9k/11k/14k/17kのバンドを備えており、緻密な音質調整に応えてくれる仕様に大幅進化した。
2026年度の新レグザは、同社のサウンドバー「RA-B500」「RA-B100」と連動したサウンド機能「新シンクロドライブ」も採用。レグザ本体のオーディオシステムと、レグザサウンドシステムの音を同時に再生することで、重低音から高音まで迫力のサウンドを実現している。
サウンドバーに中域から低域、テレビ側に高域を再生させることで、テレビ中央から高域成分が聴こえるため、人物のセリフなどがしっかりと画面の高さから聴きとることができる再生にも対応。Dolby Atmosの再生は、「新シンクロドライブ」使用時は不可となる。
生成AIによるレグザインテリジェンスの機能も進化させている。新たに追加されたのが「プロフィール切替」機能。ざんまいスマートアクセス/録画リスト/番組ガイドの項目で「プロフィール切替」ができるようになっており、家族それぞれが好みのジャンルなどを登録可することで、プロフィール毎に好みや視聴履歴に合わせた映像コンテンツの表示が可能となった。プロフィール登録は4人まで対応する。
さらに「プロフィール切替対応AIボイスナビ」も投入。レグザがユーザーの声を識別して、プロフィールを切り替えられるようになった。よりユーザー毎にパーソナライズされた視聴体験を楽しめるという。
Z890Sシリーズは、レグザの録画機能である「タイムシフトマシン」を採用している。地デジ番組を最大6チャンネル分、まるごと録画することができるため、過去番組表から見逃した番組などの視聴を楽しめる。また、オンエア中の放送番組でも、「始めにジャンプ」機能でオープニングから視聴、録画時間もユーザー自身でカスタマイズできるようになっている。
「ダブルウインドウ」機能も進化。放送番組/HDMIと放送番組の組み合わせだけでなく、新たに録画番組の再生にも対応。さらにYouTube/AirPlayなどのネット動画も組み合わせた2画面表示をカバーする。YouTubeは左右どちらか一方のみ画面表示が可能で、AirPlay/ミラーリングの画面はスマでも操作ができるとアピールした。
「画面サイズセレクト」では、大画面のテレビでも、好みのサイズで調整することができる。たとえば、85型モデルでも、表示サイズを65型や55型、または43型などに表示サイズをカスタマイズ可能だ。また、画面の高さ、位置も3段階で調整できる仕様になっている。
85型は75 - 27型、75型は65 - 24型、65型は55 - 24型、55型は50 - 19型、50/48型は43 - 19型、43型は32 - 19型のサイズ調整範囲を設けている。
VODサービスは、YouTube/Prime Video/Netflix/Disney+/NHK+/U-NEXT/ABEMA/TVer/FOD/hulu/DAZN/Net-VISIONなど、多数のサービスに対応しており、付属リモコンには12個のVOSサービス・ダイレクトボタンを備える。
Z890SシリーズとZ770Sシリーズでは、搭載されたHDMI端子が全てver 2.1に対応したことも注目ポイント。どのHDMI端子でも144Hz入力に対応するため、ゲーム機などもさらに接続しやすくなった。加えて、HDMI端子2のみだが、ARCによるPCM出力が192kHz/24bitまでカバーしている。
