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公開日 2023/04/20 11:03

S-LINKかわしょう(埼玉県川越市)が創業50周年感謝祭を華やかに開催

地域の皆様に愛され支えられ半世紀
PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
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■皆に支えられ積み上げた50年



昭和48年(1973年)にカワショウ電気商会として創業、今年で大きな節目となる創業50周年を迎えた地域電気店「S-LINKかわしょう」(埼玉県川越市)は、地域のお客様への感謝の気持ちを込めて「創業50周年感謝祭」を4月14日から3日間にわたり開催した。

「S-LINKかわしょう」川名和章社長をはじめとする全スタッフ7名

開催に先立ち行われたセレモニーであいさつをした川名和章社長は「小さなころから街の電気屋さんの息子として、両親の働く姿を見てきました。尊敬、感謝、そして憧れがあり、家業を継ぐ決心をしました。偉大な父親に追いつくのは大変なことです。しかし、50周年を迎え、51年目へと入り、父へ憧れるのをやめます(笑)。父を超え、皆様のお役に立てるように頑張っていきたい」と新しいステージを見据えて気を引き締めた。

S-LINKかわしょう 埼玉県川越市石原町2-56-32

続いて創業者の川名章夫会長は「始めた当時はいろいろなことがありました。オイルショックの時代も経験し、女房にはよくついてきてくれたと感謝の気持ちしかありません。色々な人とのつきあいがありここまで来ました。皆で盛り上げられたからこそ、50年という月日を迎えられました。ただし、ここも通過点です。さらに頑張ってもらいたい」と和章社長へエールを送った。

川名章夫会長・節子さんご夫妻

川名和章社長・尚美さんご夫妻

会長の奥様・川名節子氏は「創業というより、お店をちょっと開けたよという感じでした。皆様に支えられて50年が過ぎました。スタッフには本当に心から感謝しています」と感慨深く振り返った。

現在は、川名和章社長・尚美さんご夫妻、川名章夫会長・節子さんご夫妻、社員の吉澤富雄さん、ひまわりスタッフの岸奈々子さん、猪狩美津子さんの7名体制。「家電製品の販売を通じ、電気のホームドクターを目指し、お客様が快適な生活をおくれるよう、夢の実現に貢献する」という経営理念を掲げ、約700世帯の地域のお客様をフォローする。

「創業50周年感謝祭」セレモニーでのテープカットのようす

関係者一同による記念撮影

今回の50周年創業祭は2月から準備をスタート。通常開催している個展とは異なり、盛りだくさんのイベントを用意するなど趣向を凝らした。「50年のお礼の気持ちを前面に打ち出しました。それに結果がついてきてくれれば言うことはありません」(川名社長)と店頭も店内も華やかに彩られた。

50周年にちなんだ5つのイベントを開催して盛り上げた

出た目の数だけうまい棒をプレゼントする「サイコロdeチャレンジ」

招待状は通常よりも多い1,000部を配布。開催日程もいつもであれば週末の土日2日間だが、今回は金曜を含めた3日間へ拡大。来場120世帯が目標だ。

華やかに彩られた店内。店舗面積は約10坪で稼働客は690〜700世帯

店頭もお祝いの花で埋め尽くされた

■キラリと光るひまわりスタッフのコミュニケーション力



業界を取り巻く環境の変化について川名社長は「クリックひとつで会話もせずに製品を買うことができてしまう時代です。しかし、“フェイス・トゥ・フェイス”で顔を会わせ、会話をしながら販売していく。そこは変わることなく商売を続けていきたい」と訴える。

地域のお客様との絆を深めていく上で、地道なコミュニケーションで支えるひまわりスタッフの存在も見逃すことはできない。サービスやセールの情報を伝えるかわら版やチラシを、足を使って定期的にお客様のもとへお届けする。コロナ禍でお客様訪問がむずかしい時にも、ひまわりスタッフがひとりひとりのお客様に対して電話で丁寧に対応。近況や購入した商品の調子についてお聞きして、修理などの要望があれば素早く訪問できる態勢を整えている。

情報がぎっしり詰まったかわら版

お客様からの問い合わせや来店のきっかけともなるチラシ

かわら版を目にして、「こんなこともやってもらえるのですか」と問い合わせが寄せられ、やりとりが始まるケースも珍しくない。さらに、ひまわりスタッフの日々のきめ細かな活動と現場との連携を密にするため、要件を的確かつ簡潔に伝えられる奥様手作りの伝言シートが効果を発揮する。

奥様による手作りの伝言シート

ひまわりスタッフとお客様との電話では、いつの間にか世間話に花を咲かせていることもよく見受けられるという。「ひまわりスタッフさんがいつも熱心に電話を入れてくださります。おひとりでお暮らしになる高齢のお客様も少なくありません。電話で話をできる機会は、日々の生活のなかでも大きな楽しみになっています」と説明する川名社長。まさに、身近で頼れる“街のでんきやさん”としてお客様の暮らしの一部となり、地域にとってたのもしい欠かせない存在だ。

高齢化の加速やネット販売の進展を背景に、大きなテーマのひとつと位置づけ力を入れる新規顧客の獲得では、昨年も約70世帯を獲得した。「やはりご近所のお客様を増やしていきたいですね。実際の新規のお客様もチラシを見たり、既存のお客様からご紹介いただいたりするケースがほとんどです。インターネットからのお客様もいらっしゃいますが、フェイス・トゥ・フェイスではないため、問い合わせからはじまりどうしても時間がかかってしまいます。SNSでの情報発信は今後強化していく方針です」。

■受け継いだバトンを次へつないでいく



現在の売上構成比は、家電6に対してリフォームが4。リフォームでは元請けとして、川名章夫会長が社長を務められていた時代からの長い付き合いとなる地域の水道業者や大工との強力タッグが大きな強みとなっている。

早くから力を入れてきたエコキュートでは、10年がひとつの目安と言われる買い替え時期を迎えるお客様も少なくなく、「故障したときなどにはやはり購入した販売店に問い合わせをされますので、買い替えにつながっています」と堅調な動きを見せる。

近年、リフォームのニーズが高まっているが、どこへ依頼すればいいのか、いくらかかるのかといった情報の発信がまだまだ十分に届いていないと指摘する。気軽に相談ができる窓口としてアピールに努めてきたことで、「水回りのリフォームをしたいんだけど、どこに聞けばいいのかわからない」といったお客様からの問い合わせが増えているという。

力を入れるリフォームは売上構成比の約4割に及ぶ

身の回りのあらゆるモノやサービスの価格が上昇するなか、高額なリフォームや家電に対する敷居を下げるため、国や地方自治体からの補助金も見落とせないポイント。昨年、川越市では省エネエアコン普及促進事業補助金として上限金額8万円が支給され、お客様の背中を押す大きな役割を担った。

現在は経済産業省・国土交通省・環境省の3省連携で「住宅省エネ2023キャンペーン」が実施されている。対象品目のひとつとなるエコキュートでは、お客様にもきちんと情報を伝えることで、「補助金もあるなら」「それでは見積りしてくれますか」と、成約への突破口となるケースも。「エコキュートは依然、品薄の状況が続いています。壊れてからでは生活に大きな支障が出てしまいます」と注意を呼びかける。

今回の「創業50周年感謝祭」をひとつの区切りに、さらに75周年、100周年へと目を向ける。今後の抱負を問われた川名社長は「バトンを受け継いだからには、次(今は電気関係の仕事に就いている息子さん)へつなげていきたい」と力を込めた。創業者である会長が50年の歴史を刻み、川名社長は「同じ50年の年月を積み重ねると創業75周年になります。そこが目標です」と目を輝かせた。

50年の足跡を辿る写真を店内に掲示している



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