ロングセラーとなりうる“真の銘機”を選定

【速報】「オーディオ銘機賞2026」受賞モデルを一挙公開!「金賞」「特別大賞」ほか「ベストバリュー大賞」新設

その年のもっとも優れたオーディオ製品を選定する「オーディオ銘機賞2026」、今年の受賞モデルが決定いたしました。1978年よりスタートしたオーディオ銘機賞の目的は、卓越した性能、革新の内容を持ち、かつオーディオマインドに溢れた、今後ベストセラー・ロングセラーとなりうる“真の銘機”を選定することにあります。

「オーディオ銘機賞2026」審査会の様子。流通側審査員11名、評論家審査員11名が集結し今年の受賞モデルを選定します

今年も数多くのモデルがノミネートされましたが、その中でもトップクラスとなる今年の「金賞」は3モデル、そして金賞と同格とされる「特別大賞」には2モデルが選定されました。金賞の栄誉を獲得したエソテリックの「Grandioso N1」は、ネットワーク関連機器として史上初の金賞受賞モデルとなります。

今回から、リーズナブルな価格帯で良質な製品を積極的に推進したいという思いから、「ベストバリュー大賞」を新設。今年はDALIのブックシェルフスピーカーと、テクニクスのアナログプレーヤーが選定されています。いずれも10万円以下という価格で、類まれなる音質を実現したモデルです。また昨年に引き続き「ミドルクラス大賞」も選定、中核グレードの層の厚みはオーディオ市場の活性化にとって欠かせないものです。

昨年からスタートした「ネットオーディオ大賞」は、国内外のネットワークプレーヤー/トランスポート4モデルが受賞。世界的なストリーミングへの期待を感じます。また、徹底した音質を追求したい方に向けた「ハイエンド大賞」には3モデルが選定されています。

 

◆オーディオ銘機賞2025 金賞

 

LUXMAN
プリメインアンプ「L-100 CENTENNIAL」

ラックスマンの100周年記念モデルがついに登場。同社のプリメインのデザイン的系譜を踏襲しながらも、内部は緻密にアップデート。最新の増幅帰還エンジンLIFES搭載。飽くなき音質への姿勢、100周年らしい堅実なプロダクト開発が高く評価されました。

 

ACCUPHASE
プリアンプ「C-3900S」

50周年モデルである「C-3900」の技術を着実に受け継ぎながらも、回路設計をさらに再検討し特性の改善とともに音質を練り上げた「C-3900S」。アキュフェーズにマイナーチェンジなし。評論家・販売店両サイドの喝采の元に、堂々の金賞獲得です。

 

ESOTERIC
ネットワークプレーヤー「Grandioso N1」

デジタル再生の進化を必ず届けてくれるエソテリック。Grandioso N1は、ネットワークプレーヤーとして史上初の金賞受賞モデルとなりました。独自開発のディスクリートDACを搭載しながらワンボディにまとめあげた技術力。ストリーミング再生のクオリティも折り紙つきです。
 

◆特別大賞

 

LUXMAN
SACD/CDプレーヤー「D-100 CENTENNIAL」

こちらもラックスマン100周年記念モデルとなるSACD/CDプレーヤー「L-100 CENNTENIAL」。究極のディスク再生への希求に終わりはありません。リジッドに攻めた最新ドライブメカを搭載、デジタル/アナログ回路を練り上げたまさにラックスマンの集大成です。

 

TAD
プリメインアンプ「TAD-A1000」

TADの「TAD-A1000」はブランド初のプリメインアンプとして、若いユーザーにも熱狂的に受け入れられています。完全左右独立構成、高純度かつ高効率の大容量電源トランス、上位グレードと同等のシャーシの作り込みなど、“ハイエンド・インテグレーテッドアンプ”の新基軸を開きます。

 

◆ベストバリュー大賞

DALI
スピーカーシステム「KUPID」

2022年の「KORE」の登場で世界を驚かせたデンマークの老舗ブランドが、またしても驚くべきプロダクトを送り出してくれました。その名も「KUPID」、デンマーク語で天使。“一番小さなKORE”と銘打ち、コンパクトブックシェルフとしては考えられないほどの素晴らしいパフォーマンスを生み出してくれました。まさに音楽の小さな天使です。

 

Technics
アナログプレーヤー「SL-50C」

世界的なアナログブームを受けて、良質でお求めやすいアナログプレーヤーの需要が高まっています。そんな中送り出してきたテクニクスの「SL-50C」、10万円を切る戦略プライスでありながら、駆動力高いダイレクトドライブや高品位なユニバーサルトーンアームと、テクニクスの技術の粋を投入。新しいアナログ時代の幕開けを期待させます。
 

◆ミドルクラス大賞

 

Aura
プリアンプ・パワーアンプ「LCC 1」「LCP 1」

新生オーラから、薄型デザインのプリ&パワーアンプ「LCC-1」「LCP-1」が登場しました。リニア電源とアナログ部に徹底的にこだわりながら、パワー感も重視、多機能と音質を両立した設計が高く評価されました。美しいメタリックな仕上げには日本の職人技が光ります。

LUXMAN
CDプレーヤー「D-03R」

ストリーミング全盛と言われる時代ですが、「CDというパッケージメディア」への信頼は今なお高くあります。ラックスマンの「D-03R」は、ロームのDACチップの搭載や最新ドライブメカ、最新のデジタル技術でCDをとことん楽しみつくす妥協なきスタンダードプレーヤーです。

 

◆ネットオーディオ大賞

 

Bluesound
ネットワークプレーヤー「NODE ICON」

創業10年を超え、ストリーマーブランドとして確固たる地位を築いたカナダのブルーサウンド。そのフラグシップとなる「NODE ICON」は、MQAラボの技術を駆使したさらに精緻なDAコンバーター技術を世界初搭載。フロントディスプレイにはアルバムアートも表示可能で、視覚的にも楽しませてくれます。

 

LUMIN
ネットワークトランスポート「LUMIN U2X」

香港のネットワークオーディオブランドとして精力的に展開を続けるルーミン。トランスポート「U2X」はフラグシップモデルとなり、最新のデジタル・アーキテクチャを搭載、外部クロックの入力など万全の機能を搭載。今年はAmazon Musicへの対応も果たし、使い勝手のさらなる広がりが評価されました。

 

MARANTZ
ネットワークプレーヤー「LINK10n」

昨年の「オーディオ銘機賞2025」にて金賞を受賞したマランツ「SACD 10」「MODEL 10」。“10シリーズ”の最後のピースとなるネットワークプレーヤー「LINK10n」が今年はネットオーディオ大賞を受賞しました。進化を続けるHEOSモジュールを搭載、マランツのフラグシップたる、堂々たるサウンドに喝采です。

 

TEAC
ネットワークトランスポート「NT-507T」

A4サイズのコンパクトボディに、多機能を詰め込むティアックの“Reference 500”。常に市場を沸かせる500番の最新モデルとして、初のネットワークトランスポート「NT-507T」が登場しました。USBデジタル出力特化で、手持ちのDAコンバーターから驚きのストリーミングの音質を引き出します。
 

◆ハイエンド大賞

Burmester
プリメインアンプ「232」

バウハウス・デザインを採用したブルメスターの最新AB級プリメインアンプ。ネットワークやHDMIも搭載する多機能“インテグレーテッド”としても注目です。強力な電源部はブルメスターならでは、ドイツ伝統の誇りが見えます。

 

Devialet
ネットワーク機能内蔵プリメインアンプ「Astra」

フランスのテックカンパニーは、デザインにも音質にも妥協がありません。約7kg程度と薄型コンパクトながら、アナログ・デジタルハイブリッドアンプのADH、スピーカーとのマッチングを図ったSAMなど、特許技術で音質を磨き上げます。パリ・オペラ座とのコラボモデルも美しい、部屋を上質に彩る一台です。
 

ESOTERIC
ネットワークトランスポート「GrandiosoN1T」

エソテリック「Grandioso N1T」の登場も、市場では驚きを持って迎え入れられました。同社のディスクリートDACとの組み合わせを想定したデジタル出力特化のトランスポート。6筐体のフルGrandiosoシステムでは、最高峰だけが到達しうる至福の世界をもたらしてくれます。

 

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