カレントディレクトリ製

完全トランジスタ増幅・ダイレクトカップリング方式採用アンプ「CD-PA100」

2020/12/01 編集部:押野 由宇
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合同会社カレントディレクトリは、完全トランジスタ増幅・ダイレクトカップリング方式を採用したオーディオ用パワーアンプ「CD-PA100」を、本日12月1日より発売する。価格はオープンだが、同社オンラインサイトでは税抜330,000円にて販売される。

「CD-PA100」

同社初のオーディオ用アンプとして開発された、トランジスタ増幅の電流帰還型AB級アンプ。増幅部をディスクリート部品のみで構成し、スルーレートなどの性能を向上させている。左右独立駆動の電源部では大容量のコンデンサーだけに頼るのではなく、過渡応答特性に強い専用の電源回路を採用するとともに、アンプ部にダイレクトカップリング方式を採用することで、コンデンサーによる音の変化を最小限に抑えたとする。

さらに電源部には医療機器などに用いられるRコアトランスを2基搭載し、左右のアンプ部と電源部を電気的・物理的に独立させたほか、グラウンド配線もシャーシからアンプ基板まで最適化するなど、ノイズを抑える設計を施している。

純A級動作範囲を1W(8Ω)とし、より低い消費電力とより低い歪み率のバランスを図っている。アンプのゲインを低めの14.4dB(5.3倍)としており、ソース側機器(2.0Vrmsの出力レベル)との組み合わせ、および一般的な部屋での視聴に必要十分な仕様と同社は説明する。

背面部

そのサウンドについては、「トランジスタならではのクリアで力強いサウンドを追求し、それでいて聴き疲れしない聴感」に仕上げたという。

THD+Nは0.003%@1W, 0.01%/@20W(1kHz, 8Ω, B80kHz)、残留ノイズは10μV(A特性)。定格出力は20W+20W(8Ω)で、入力インピーダンスは25kΩ、負荷インピーダンスは4 - 8Ω。周波数特性は0(DC)Hz - 100kHz。背面にはグラウンド配線切り替えスイッチを搭載。入力端子はRCAを1系統備える。外形寸法は430W×85H×330Dmm(突起部含まず、インシュレーター含む)、質量は8.7kg。

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