特許技術のXStat CLS静電パネル搭載

マーティン・ローガン、ペア80万円の静電型スピーカー「EM-ESL X」

公開日 2020/03/30 10:30 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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静電型スピーカーへのこだわりで知られるマーティン・ローガン。国内発売が決定した。昨年3月に製品発表会が開催されたが、その正式な発売日が決定した形だ。第一弾として、パッシブタイプの“ElectroMotion”「EM-ESL X」が4月下旬に発売される。価格は800,000円(ペア・税抜)。取り扱いは(株)PDN。


マーティン・ローガンの静電型スピーカー「EM-ESL X」
「EM-ESL X」はハイブリッド型の静電型スピーカー。高域ユニットに世界特許技術のXStat CLS静電パネル、低域ユニットとして20.3cmコーン型ウーファーをフロント&リアに2基搭載している。


大型の静電パネルXStat LCS

「EM-ESL X」を横から見たところ
XStat CLS静電パネルのサイズは102×22cmと大型。ステーターには、表面に小さな穴を開け、緩やかにカーヴした金属パネルを採用。またダイヤフラムには超軽量ポリエステルフィルムを用いている。ダイヤフラム全面を均一にドライブすることで、歪みを低く抑え、ハイスピードな音をもたらし、カーブ形状によって音を放射。広大なサウンドステージを実現するという。


フロントサイドに搭載される20.3cmウーファー

リア側に搭載されたウーファーと、スピーカー端子
スピーカーキャビネットは平行面をもたない形状で、内部の定在波を解消している。フィニッシュはグロスブラック。外形寸法は1503H×238W×526Dmm、質量は1台23.6kg。周波数特性は41Hz-22kHz(±3dB)。推奨アンプ出力は20-400W/ch、インピーダンスは6Ω。クロスオーバー周波数は400Hz、感度は91dB/2.83V/1mとなっている。

スピーカー端子には、バイアンプ接続に対応したオリジナルのスピーカー端子を搭載。スパイクとゴム製のキャップも付属する。

「EM-ESL X」の足元。スパイクとゴムキャップが付属

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