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初のヘッドホンアンプ搭載にも注目

<大阪ハイエンド>マークレビンソンのネットワーク対応ユニバーサルプレーヤー「No.519」国内初披露

オーディオ編集部:浅田陽介
2016年11月12日
関西最大のオーディオイベント「大阪ハイエンドオーディオショウ2016」(公式サイト)が昨日、心斎橋のハートンホテルにて開幕。明日11月13日(日)までの3日間開催される本イベントは、初日から大勢の来場者で賑わいを見せていた。

例年どおり、今年も各社が最新モデルを展示しているが、今年は国内初披露となる注目機も登場している。まずハーマンインターナショナルのブースでは、昨日速報でお伝えしたJBL「4312SE」(関連ニュース)のほか、今年のCESで発表されたマークレビンソンの「No 519」が登場している。

国内初披露となるマークレビンソンの最新ユニバーサルプレーヤー「No 519」

本機はネットワーク再生対応のユニバーサルプレーヤーで、CDのほか、USB(Bタイプ)入力や光TOS入力×2、RCA同軸デジタル×2、AES/EBUといった豊富なデジタル入力を装備。イーサネット端子も用意しネットワーク再生も可能など、現時点でのデジタル再生方式をほぼ全てカバーした内容となっているのが特徴だ。またBluetoothにも対応しているなど、徹底して「クイックプレイ」を意識した仕様となっている。

No 519のリアパネル。USB、ETHERNETをはじめBluetoothも含めた豊富なデジタル入力を装備する

ハードウェア的な特徴は、内部に搭載されたDAコンバーター部にある。定評あるESS製Sabre 32bit DACチップを採用した32bit Link Precision DACを搭載。これは同社のプリメインアンプNo 585で初めて採用されたDAコンバーターとなるが、コンバーターからの出力は電流モードとした上で、完全バランス化した後にI/V変換回路に送り込む仕組みを採る。

なお、電源そのものは全部で7つの電源を搭載。5つの独立した電源がDACチップのみを駆動させ、残る2つはI/V変換回路やフィルターに使用するなど、贅沢な電源構成を採用している。

サポートするフォーマットは、最大192kHz/24bitのPCMデータと5.6MHzのDSD。FLAC、WAV、ALAC、AIFF、DSFなど主要な形式に対応する。

また、内部にLunuxベースのOSを搭載していることも見逃せない。内部にOSを持つことで、先般日本でも正式にサービスインしたSpotifyや、ロスレスストリーミングサービスとして世界中の音楽ファンから注目を集めるTIDAL、QOBUZなどのサービスにもスタンドアローンで接続可能。また、背面に用意された2系統のUSB(Aタイプ)端子に接続したUSBストレージ内の音楽再生にも対応し、操作もブラウザから行うことが可能となっている。

写真はスマートフォン用に用意された専用のコントロールアプリケーションのGUI

アナログ回路には同社のPure Pass Circuit Designを採用していることもさることながら、マークレビンソン製品としては初めてヘッドホン出力を搭載したことも見逃せないポイントだ。ヘッドホンアンプはクラスAを採用し、最大で32Ωまでのヘッドフォンを想定したものとなっている。

マークレビンソンのエンジニアリングディレクター、トッド・アイケンバウム氏も来日している

今回のイベントにあわせて来日している、マークレビンソンのエンジニアリングディレクター、トッド・アイケンバウム氏によると「No 519は、オーディオのコアとなるコンポーネントであり、いまの音楽の楽しみ方にもマッチするように徹底的にクイックな使い勝手を目指したモデルです。しかし、その内部にはマークレビンソンの技術をふんだんに投入して、もっと気軽に世界最先端のハイファイを味わっていただくためのプレーヤーとなっています」とのこと。

ブースでは記念モデル4312SEと組み合わせてのデモンストレーションも行われている

本機の日本正式導入は未定となるものの、マークレビンソンらしい設計思想と使い勝手を実現した製品として大きな話題を呼びそうだ。


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