ORBでは2台1組の新ポタアンなど

<ヘッドホン祭>音茶楽、5極φ4.4mmプラグのイヤホン参考出展/FOCAL新ヘッドホン「UTOPIA」

編集部:川田菜月
2016年10月22日
本日10月22日から東京・中野サンプラザにて開催されている、フジヤエービック主催「秋のヘッドホン祭り2016」。本記事では、ORB/ロッキーインターナショナル/音茶楽/茶楽音人/TiGRON/RE・LEAFなどの出展内容をレポートする。

ORB
ORBでは、本日10月22日から発売開始となる2台1組のポータブルヘッドホンアンプ「JADE next Ultimete bi power」(関連ニュース)や、11月11日に発売予定の「Clear force HD800」など、新製品をメインに出展している。

2台1組のポタアン「JADE next Ultimete bi power」

新製品「Clear force HD800」をはじめとする、同社のリケーブル軍団

ポタアン「JADE next Ultimete bi power」は、2台のポータブルヘッドホンアンプをパワーアンプとしてバイアンプ接続することで、L/Rの電源分離、電源の余裕度向上、L/Rチャンネルのクロストーク低減などを実現するという。限定50セットの販売で、価格は82,000円(2台1セット・税抜)。

本機は先日名古屋で行われた試聴イベントで初披露され、迫力ある音が好評だったとのこと。ヘッドホン祭でも11時の開催直後から来場者が次々と試聴に訪れていた。漆塗り職人の手による本漆塗り仕上げを採用した「JADE next Ultimate bi power JAPAN」も展示。こちらは限定20セットの販売で、価格は85,000円(2台1セット・税抜)。

漆塗りはやはり艶やかでふつくしい…!

イベント開始直後から次々来場者が試聴に訪れていた

ケーブル類は「Clear force HD800」を始め、同社が取り扱うリケーブル製品を一斉展示。試作段階のUltimate Ears用リケーブルも参考出展されている。今後も様々な端子に対応した製品作りを進めていきたいとのこと。ブース内では、ORBマイスタークラフトマンによる特注ケーブルの受注会も実施されている。

リケーブルの前にも試聴する人が早速たくさん来場していた

参考出展のUltimate Ears用リケーブル

ブース内では、ORBとMonior Audioがコラボレーションした「LifeStyle Sound System」で音楽を再生していた。本システムは、真空管/Class Dハイブリッド型のヘッドホンアンプ内蔵プリメインアンプ「JADE Soieil」と、コンパクトな2wayモニタースピーカー「Radius90」がセットになっており、10万円前後と手に届きやすい価格となっている。ケーブルもORB製のものが付属する。

同社がビルボード大阪で開催したイベントでのライブ音源を再生中

なお、共同出展で台湾メーカー「AEC」も展開。ORBのケーブルにも使用されているという、自社製の様々なコネクタを展示している。

台湾コネクタメーカーも共同出展


また、同ブースでは各日イベントも実施される。22日は岩井 喬氏のオーディオセミナーが開催され多くの人が集まっていた。明日23日は、ライター・野村ケンジ氏によるアニソンオーディオ試聴会も行われる。

イベントには多くの人が訪れ盛況な様子。明日も楽しみ!

ロッキーインターナショナル
同社ブースでは、10月1日から予約発売を開始しているFOCALの新ヘッドホン「UTOPIA」「ELEAR」を出展している。

FOCALの新ヘッドホン「UTOPIA」「ELEAR」

2機種とも、FOCALが40年のスピーカー開発で培ったノウハウを使って「ヘッドホンでもスピーカーで聴いているような音作り」を目指して開発されたフルオープン型のヘッドホン。9月29日〜10月2日に開催された「2016東京インターナショナルオーディオショウ」でも出展された(関連ニュース)。

UTOPIA

ELEAR

UTOPIAは搭載する40mm口径ドライバーに純ベリリウム振動板を採用するなど、高品位な素材やパーツを厳選して使用したフラッグシップモデル。ELEARは、基本設計はUTOPIAの思想を受け継ぎつつ、振動板はアルミニウム/マグネシウム合金を採用するなど、よりカジュアルなモデルとして価格を抑えたタイプ。価格は「UTOPIA」が58万円(税抜)、「ELEAR」が17万円(税抜)。

純ベリリウム振動板など高品位なパーツを採用する


イベント開催中は試聴スペースが設けられ、じっくりと本機を試すことができる。なお、試聴にはブースにて配布される整理券(先着順)が必要。

TiGLON
ティグロンはオーディオボードやスピーカーケーブルなどで人気の高いアクセサリーブランド。ブースでは、同社独自のマグネシウムシールドと“幻の導体”と言われるディップフォーミング無酸素銅(DF-OFC)を採用したヘッドホン/イヤホンリケーブルを開発し、今回ヘッドホン祭に初出展した。

FOCALの新ヘッドホンを使用して通常ケーブルとマグネシウムリケーブルの比較試聴を実施

同社としてはポータブル用ケーブルの開発は今回が初めてで、FOCALからバランスリケーブル作成の依頼もあり実現したとのこと。独自のマグネシウムシールドを採用し、静寂感や解像度を追求して開発されている。ケーブル自体はとても柔らかく仕上げられており、その点の開発には苦労したという。

全然違う!と試聴したユーザーにも好評だった様子

あわせて導体に採用されたDF-OFCは、米GE社が開発したディップフォーミング方式で製造された無酸素銅。同社はDF-OFCを採用したRCA/XLRインターコネクトケーブルなども開発しており(関連ニュース)、これにより生々しいアナログ感のある音を再現できるとしている。

ヘッドホンリケーブルは、FOCAL「UTOPIA」「ELEA」用(バランスタイプも用意)やゼンハイザーのHD650用などを用意。MMCXイヤホンリケーブルも開発され、来年2017年1月の発売を予定している。価格は4〜5万円前後を想定。

音茶楽/茶楽音人/SpinFit
音茶楽では参考出展として、Dualトルネード・イコライザーを採用した新イヤホン「Donguri-欅(KEYAKI)Ti Plus Dual」や、「Flat4-欅(KEYAKI)Plus」の5極φ4.4mmバランスプラグ仕様モデルを展示。いずれも価格や発売時期は未定、本イベントでの反応を見て検討するとのこと。

Dualトルネード・イコライザーを採用した「Donguri-欅(KEYAKI)Ti Plus Dual」が参考出展

「Donguri-欅(KEYAKI)Ti Plus Dual」はオークヴィレッジとのコラボイヤホンの新モデル。内部構造にデュアルトルネードイコライザーを搭載し、従来機種「Donguri-欅Ti Plus」(関連ニュース)と比較して3〜10kHzの高音域のピークを抑え、ゆったりとした音質に仕上げられている。

ゆったりとした音質を再現するという

また、Pentaconn製の5極φ4.4mmバランスプラグを備えたFlat4-欅Plusも用意。昨日準備されたばかりで、本日緊急出展が決定したとのこと。試聴ブースには、いち早く5極φ4.4mmバランスプラグを採用したソニーウォークマン「NW-WM1Z」が用意されている。

5極φ4.4mmバランスプラグ仕様が早速登場

そのほか、先日発表されたFlat4シリーズのイヤホン新モデル「Flat4-欅Plus(KEYAKIPlus)」と「Flat4-緋欅Plus(AKAKEYAKIPlus)」も出展(関連ニュース)。11月11日の発売開始を前に、同社ブースで試聴ができる。日本国内向けには各110台ずつの限定生産となり、ヘッドホン祭で少量先行販売も行われている。直販価格は91,800円(税込)。

2機種の違いは筐体に設けられた“位相補正チューブ"の長さ。全長2mmの違いがあり、外耳道の長さと位相補正チューブの長を合わせるとより良い音質が得られるとのこと。

「Flat4-欅Plus」が28mm、「Flat4-緋欅Plus」は長めに30mmとなる。女性には28mmがオススメとのこと

茶楽音人では、6月に発売された「Co-Donguri 雫(SHIZUKU)」を展示。特許取得のトルネード・イコライザー技術を投入しつつ価格抑えたハイレゾ対応機種(関連ニュース)で、5,000円以下で買える高音質イヤホンとして人気のモデルだ。

絡みにくくタッチノイズの少ない柔らかなケーブルを採用。まとめると収まりが良いのに、使用の際にはするりと伸びて使い勝手がとても良さげ

共同出展するSpinFitでは、製品展示のほか会場限定SNSキャンペーンなどを実施。また、当日アンケートに回答すると「SpinFit TwinBlade CP220」ハロウィン限定カラーの試作品サンプルがもらえる。

明日参加される方は是非アンケート回答を!薄く柔らかい傘部分が耳にフィットすると特に高域がしっかり出てより良い音に変わるとのこと

RE・LEAF
RE・LEAFでは、DAC搭載ヘッドホンアンプの国内モデル「E1」、海外モデル「E1R」をメインに出展している。

DAC搭載ヘッドホンアンプを展示

E1およびE1Rは、原音再生を実現するため『Direct、Straight、Pure』な設計思想で開発されたという、電流駆動型据え置きヘッドホンアンプ。電流駆動によりインピーダンス毎のゲイン切り替えが不要となり、原音に忠実な高解像度と圧倒的なドライブ能力を実現するという。


E1は、アルミニウムブロック削り出しの筐体を採用。DSD11.2MHzに対応する。最終段にコンデンサーを使用しない「4重安定化電源」を採用し、音質影響を抑えたとしている。受注生産で、価格は190万円前後。質量は2.5kg。

海外モデルのE1Rは、台座やノブに大理石を使用したカスタムモデル。質量は10.3kg。価格は50,000ドル前後を予定。国内価格は未定とのこと。デザインにも設計思想を反映させ、ステンレスブロック削り出しの高剛性な筐体に、iPadの仕上げも行っていたという国内の提携工場の職人による鏡面仕上げを施している。

ステンレスブロック削り出しで、毎日磨きたくなるデザイン

Jaben Network/Pioneer DJ
Jaben Networkでは、Elemental Ampsの純A級真空管/MOSFET ハイブリット・ヘッドホンアンプ「Elemental Watson」を参考出展。価格は3万円以下を想定しており、コストパフォーマンスにも優れるという。

コンパクトな筐体にデュアル・モノ構成を採用し、理想的なチャンネル・セパレーションと立体感を実現するとしている。ゲイン段に6AK5軍用真空管を2本、出力段は純A級MOSFETを採用する。シンプルな設計ながら電源オン/オフ時のポップ・ノイズを抑えて自然な音を再生するとしている。

真空管ヘッドホンアンプ「Elemental Watson」

再生周波数帯域は10Hz〜100kHz(-3dB)、出力は250mW+250mW(300Ω)/2,000mW+2,000mW(30Ω)、対応インピーダンスは30〜600Ωとなる。外形寸歩は140W×90H×130Dmm、質量は320g。

同ブースでは、Analog Squared Paper/PhatLabも同時出展。また、春のヘッドホン祭で出展していたセラミックとダイナビックドライバーのハイブリット型イヤホンも展開する。

真空管搭載ポータブルアンプ「SASSY」「PHAntasy」なども展示



Pioneer DJは、エントリーモデルのDJ向けヘッドホン「HDJ-700」「HDJ-C70」や、スタジオモニターヘッドホン「HRM-6」「HRM-5」など同社製品を一堂に揃えて展示。各種ヘッドホンを比較試聴できるようになっている。

DJ向けヘッドホンがずらり!

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