「HD 630VB」も参考出展

【ポタ研】ゼンハイザー、「MOMENTUM」第2世代機や「URBANITE XL WIRELESS」など新製品多数

公開日 2015/07/12 09:38 編集部:近藤 貴彦
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フジヤエービック主催のポータブルオーディオイベント「ポタ研2015夏」が中野サンプラザで開催された。本記事では、ゼンハイザー、ニューオプト、Wisetechのブース出展内容をレポートする。

ゼンハイザー

ゼンハイザーは、“MOMENTUMシリーズ”第2世代モデルの「MOMENTUM G」と「MOMENTUM On-Ear G」(関連ニュース)、Bluetooth対応のアラウンドイヤー型ヘッドホン「URBANITE XL WIRELESS(関連ニュース)」など7月9日に発売したばかりの新製品を中心に出展した。

「MOMENTUM G」と「MOMENTUM On-Ear G」

MOMENTUM G、MOMENTUM On-Ear Gともに、MOMENTUMシリーズ”第1世代モデルから音質、装着感、素材等をさらに改良した。さらに、折りたたみ可能なデザインとなっていることも変更点。カラーはアイボリーとブラックを用意。リモコン部分はGalaxy対応で、iPhone対応モデルは近日発売予定とのこと。

URBANITE XL WIRELESSは、昨年末発売のアラウンドイヤー型ヘッドホン「URBANITE XL」のBluetooth対応モデル。Bluetooth規格はver4.0+EDRに準拠し、コーデックはSBCとaptXに対応。ケーブルでの有線接続にも対応している。その他、ハウジングに再生・停止・頭出し・ボリュームコントロールなどの操作が可能なコントロール部を備えることが特長だ。

「URBANITE XL」

防水規格IPX4を採用したスポーツ向けイヤホン「PMX 686 i SPORTS」と「OCX 686 i SPORTS」(関連ニュース)も7月9日に発売したばかりの新製品。前者はネックバンド型インイヤータイプで、後者は耳掛け型カナルタイプ。リモコン部分はiOS対応で、Galaxy対応モデルについては2月に発売している。

「PMX 686 i SPORTS」と「OCX 686 i SPORTS」

5月に開催された「春のヘッドフォン祭 2015」において日本初披露となった、同社初のオーディオファイル向け密閉型ヘッドホン「HD 630VB」も展示していた(関連ニュース)。

「HD 630VB」

その他、弊社主催のグランプリ「VGP 2015 SUMMER」において、ヘッドホン部門の金賞を受賞しているMOMENTUMシリーズ初のカナル型イヤホン「MOMENTUM In-Ear」やフラグシップイヤホン「IE 800」、「IE 80」や「IE 60」といった同社定番モデルのイヤホンも出展されていた。

「MOMENTUM In-Ear」ほか定番モデルも展示

ニューオプト

ニューオプトは、ポータブルヘッドホンアンプ「KH-01P」と「KH-01P/m」や、KH-01Pとの接続に最適化したという接続ケーブルを出展した。

「KH-01P/m」と接続ケーブルを使用して試聴する来場者

KH-01PとKH-01P/mは、フロントパネルやリアパネルなどをアルミ削り出し部品で構成し、ネジはステンレスなど非磁性体を使用している。内部構造については、オペアンプを左右チャンネルで独立させ、電源部には高分子アルミ電解コンデンサーを搭載している。電源は単四ニッケル水素充電池4本で、アルカリやマンガン電池は使用できない。

KH-01P

KH-01P/m

KH-01PとKH-01P/mは、オペアンプが異なり周波数特性に違いがある。KH-01Pの周波数特性はDC〜800kHz(+0dB、−3dB)、DC〜550kHz(+0dB、−1dB)、DC〜250kHz(+0dB、−0.1dB)。KH-01P/mの周波数特性は5〜300kHz(+0dB、−3dB)、5〜150kHz(+0dB、−1dB)、5〜100kHz(+0dB、−0.1dB)。

ポータブルヘッドホンアンプ用接続ケーブルは、低域から高域まで歪み感の無いクリアで繊細な音が特徴という「KH-Ag1」と「KH-Ag2」、中低域が力強く高域もしっかり出すという「KH-Cu1」と「KH-Cu2」を展示。また、導体にオヤイデ電気「102 SSC」を4本使用し、フラットで聴き疲れしないバランスの良い音が特徴だという「KH-102SSC」も展示していた。

KH-01Pとの接続に最適化した接続ケーブル

Wisetech

Wisetechは、同社が取り扱うNOBUNAGA Labsブランドのリケーブルの新製品を出展し、数量限定で先行販売も実施した。

発売前の新製品に注目が集まった

展示されていたのは、同ブランド初となるカスタムIEM2ピンケーブル「ワルキューレ」と「メデューサ」。7月24日より発売予定だが、各5個ずつ限定で先行販売が行われた。

ワルキューレ

メデューサ

両モデルともに新開発銀メッキ処理方法を採用することで、高音域での解像度をピュアシルバーケーブルとほぼ同等レベルまで高めることに成功したという。プラグは、ワルキューレが金メッキ仕様の3.5mmストレート型プラグで、メデューサが金メッキ仕様の2.5mm4極ストレート型プラグ。

同じく7月24日より発売予定のMMCX対応リケーブル「黒鬼」も展示され、10個限定で先行販売が行われた。黒鬼は、同ブランドのプレミアムモデルのMMCX対応リケーブル「鬼丸(関連ニュース)」の接続プラグをL型に、またカラーを黒に変更したモデル。

黒鬼

すでに発送を開始しているMMCX対応リケーブル「愛染」も展示。愛染は、同ブランドのプレミアムモデルのMMCX対応リケーブル「雷切(関連ニュース)」の2.5mmバランス端子を角型4ピン(アイリス)端子に変更したモデル。

愛染

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