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aptXの聴き比べデモも実施

画期的なデジタルアンプ、CSR「DDFA」を体験! Phile-web主催イベントの模様をレポート

ファイル・ウェブ編集部

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2015年03月19日

PMA-50の試聴パートにおいても、バッハ「トッカータとフーガ」のオルガンやブルーノートのジャズなど様々なソースが再生されたのだが、どの試聴ソースにおいても、同価格帯の水準を遙かに超えた高いドライブ能力を遺憾なく発揮した。デノンの音作りの巧みさはもちろん、DDFAがそのサウンドに大きく貢献していることは間違いない。そのサウンドのクオリティの高さに、目を閉じて深くうなずく来場者の姿も見られた。

Advanced AL32 Processingを採用

様々なユースケースが想定される

高音質なBluetooth音声伝送を実現する「aptX」

試聴会の最後のパートとして用意されたのは、CSRが誇る独自の音声コーデック、「aptX」のデモンストレーションだ。まずaptXについては、CSR日本法人のオーディオ製品を担当する大島勉氏が概要を紹介した。

CSR日本法人の大島勉氏

aptXの詳細については岩井喬氏のレビュー記事を参照頂きたいが、大島氏はまず、aptXがもともとBluetooth専用のものではなく、1990年に、ADPCMの研究をベースとして誕生したものであることを紹介。その後aptXは音質の良さや低遅延であることなどが高く評価され、プロオーディオ分野や放送業界で多数採用されたこと、また映画用サラウンド音声としても採用されたことが語られた。そしてaptXは、5年前にBluetooth市場に向けて展開をはじめ、次々に搭載製品を拡大。現在では約300のライセンシーが採用しており、スマホやPCなどを合わせると、約10億台のデバイスがaptXを搭載しているのだという。

aptXの概要

「Bluetoothで必須とされているコーデックはSBCというものですが、これは圧縮方式の特性上、高域成分が失われ音質に直接影響してきます。またAACにおいても、ビットレートを上げてエンコードしたファイルでもBluetooth A2DP伝送する際、高域情報に影響が出る状態で伝送されています。aptXは高域情報もしっかり残し、CDクオリティの再生が行えるのが特徴です」と特徴について紹介した。

aptXの説明パートで、PCMとaptXの周波数特性も示された。左がPCM、右がaptX。aptXはデータ量を削減しながら、高域の情報を削除していないことがわかる

続いて、同じソースをSBCで再生したあと、aptXに切り替えて再度再生し、その音質差を紹介するデモが行われた。

SBCとaptXの違いは音が出た瞬間から明らかで、村井氏も「SBCは音がベチャッとしてディテールがかなり失われますが、aptXではHi-Fiライクな音になりますね」と、aptXのクオリティを高く評価した。



質疑応答では、これまで多数のデジタルアンプ製品を購入したという方がDDFAの技術的な特性についてくわしく尋ねたり、今後の商品への搭載予定など、意見や質問が活発に交わされた。

以上で試聴会は終了したが、その後も多くの来場者が会場に残り、CSRのDDFAリファレンスアンプを覗き込んで構成を尋ねたり、技術者や説明員に対してさらに突っ込んだ質問をしたりなど、熱心に交流が行われた。

その実力の高さから一般ユーザーからも注目を集め始めた、CSRのオーディオテクノロジー「DDFA」と「aptX」。今後の展開にますます期待が高まる。

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