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画期的なデジタルアンプ、CSR「DDFA」を体験! Phile-web主催イベントの模様をレポート
ファイル・ウェブ編集部
2015年03月19日
■DDFAはほかのデジタルアンプと何が違う?
続いて、本国から今回のイベントにあわせて来日した、マーケティングマネージャーのDave Brotton氏、オーディオ製品シニアエンジニアのDave Jones氏がスペシャルゲストとして紹介され、DDFAの技術について紹介した。二氏へのインタビュー記事は別記事でくわしく紹介する予定なので、DDFAに関する紹介は、ここでは概要にとどめる。
DDFAはデジタル入力のフィードバック型デジタルアンプで、チップセットとしてリファレンス回路図データとともに、メーカーに提供される。デジタル入力はI2Sが採用され、192kHz/32bitまでのハイレゾ入力に対応しており、フィードバック動作によって高い音質特性と電力効率が得られる。
さらに入力されたデジタルデータはすべて内部で35bitに拡張し処理するため、DSPで繊細なボリュームコントロールを行ったり、ディレイ、EQ、BASS/TREBLEの調整なども行うことができる。
柔軟性も特徴の一つで、パワー段のデバイス選択によって25Wから200Wの出力をスケーラブルに変更することが可能。最大8chまでの出力を取り出すことができ、マルチチャンネル機器にも応用が可能だ。
ここまで紹介したところで、評論家の村井裕弥氏から二氏へ「これまでにもデジタルアンプは様々なものがありましたが、DDFAは、それらとは何が違うのですか?」と質問が出た。これに対してDave Brotton氏は「これまでのデジタルアンプは、アナログ入力で行うものが多かったですね。これに対して我々のDDFAはデジタル入力であり、フィードバックメカニズムのところまで全てデジタルで行え、高い性能を発揮できます」と返答。従来のデジタルアンプに対する優位性を強調した。
さらにDave Brotton氏は、「DDFAはあくまでデバイスであり、実際にはメーカーさんが行う基板・電源設計や周辺部品の選択、また音作りや調整によって最終的なサウンドはすごく変わります。DDFAではその素性の良さを活かし、狙った音が得られます」と、その柔軟性もアピールした。
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