セパレートアンプ「C-900u」「M-900u」正式発表

ラックスマン、「ODNF 4.0」搭載の旗艦ステレオパワーアンプ「M-900u」

公開日 2013/12/06 12:55 ファイル・ウェブ編集部
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ラックスマンは、フラグシップのプリアンプ「C-900u」とステレオパワーアンプ「M-900u」を正式発表。12月下旬より発売する。価格はどちらも1,155,000円(税込)。

両モデルとも、インターナショナルオーディオショウなどで参考出展されていたもの(関連ニュース)が正式発表された格好。本稿ではステレオパワーアンプ「M-900u」について紹介する。

M-900u

別項で紹介している「C-900u」(関連ニュース)同様に、高域の歪特性を大幅に改善させたという、独自の高音質帰還回路「ODNF(Only Distortion Negative Feedback)」の最新バージョン4.0を搭載。ODNF Ver4.0 対応3段ダーリントン4パラレルプッシュプルの出力モジュールを組み合わせた4×2アウトプット構成を採用し、これにより圧倒的なパワーリニアリティを実現したとしている。

150W(8Ω)から瞬時最大1200W(1Ω)のパワーリニアリティを備え、バイアス電流設定による最大12Wまでの純A級動作を採用。バイアス電流設定ではハイパワー志向と密度感のある音質を高度に両立させたとしている。

平角型の銅巻線を採用した高結合低損失のEI型スーパーレギュレーショントランスを搭載。電源から出力段までの主要ラインにはOFCバスバーを使用している。

背面端子部

全てのオーディオ回路にレジストの誘電効果を排除した100μm厚のレジストレス金メッキピールコート基板を採用。シャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇や発生磁界の影響を隔絶するループレスシャーシ構造も採用している。

また、4接点をパラレル接続した大型スピーカーリレーとスピーカー端子までのバスバー直結方式を採用。これにより高ダンピングファクター710を実現させた。

RCA入力端子には、銅の導電率と真鍮の硬度を併せ持つという新素材カッパーアロイ製のものを採用。ACインレットにも低温アニール処理と金メッキ施している。そのほかグラデーション鋳鉄製レッグを装着している。また、電源ケーブルは、ノイツイスト構造の3.5mm2高純度OFC線と金メッキ仕上げのプラグを採用したJPA-15000(極性マーク付き)が付属する。

定格出力は150W+150W(8Ω)/ステレオ時、300W+300W(4Ω)/ステレオ時、600W(8Ω)/モノラル時で、最大出力が1200W+1200W(1Ω)/ステレオ時、2400W(2Ω)/モノラル時。

入力感度は1.24V/150W(8Ω)で、入力インピーダンスはアンバランス51kΩ、バランス34kΩ。全高調波歪率が0.008%以下(1kHz/8Ω)、0.1%以下(20Hz〜20kHz/8Ω)。消費電力は520W(電気用品安全法)、280W(無信号時)、1.0W(スタンバイ時)。

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  • ジャンルパワーアンプ
  • ブランドLUXMAN
  • 型番M-900u
  • 発売日2013年12月下旬
  • 価格¥1,155,000(税込)
【SPEC】●定格出力:ステレオ時…150W+150W(8Ω)、300W+300W(4Ω)、モノラル時…600W(8Ω) ●最大出力/ダンピングファクター:ステレオ時…1200W+1200W(1Ω)、モノラル時…2400W(2Ω) ●入力感度/入力インピーダンス:1.24V/150W(8Ω) /アンバランス51kΩ、バランス34kΩ ●全高調波歪率:0.008%以下(1kHz/8Ω)、0.1%以下(20Hz〜20kHz/8Ω) ●周波数特性/S/N比(IHF-A):20Hz〜20kHz(+0、-0.1dB)、1Hz〜130kHz(+0、-3.0dB) /117dB ●入力/出力:アンバランス×1、バランス×1/大型スピーカー端子×1 ●消費電力:520W(スタンバイ時 1.0W) ●外形寸法:440W×224H×485Dmm ●質量:48.0kg