トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2022/09/16 16:28
アップルと提携するGlobalstarの日本法人はすでに存在

iPhone 14シリーズの「衛星経由の緊急SOS」、利用できる国を2022年内に拡大か

多根清史
iPhone 14シリーズの新機能「衛星経由の緊急SOS」は、まず今年11月に米国とカナダのユーザー向けに提供される予定だ。それ以降の展開は発表されていないが、アップルが早ければ2022年後半にも他の国にこの機能を導入する計画を進めているとの噂が報じられている。

この噂の発信源は、スイスのアップル関連情報サイトMacPrimeだ。今回の報告では、どの国や地域が対象になるかは特定されていないが、2022年末から2023年にかけて「衛星経由のSOS機能を利用できる国」が発表される予定とのことだ。

記事執筆時点では、アップルが本サービスをどのように収益化するのか、詳細はまだ分かっていない。今のところ公式には、米国とカナダのユーザーが「2年間無料で利用することができる」と説明されている。つまり、その後に有料化するか、ないしは無料で提供され続ける可能性もあるわけだ。

衛星経由の緊急SOSは、通信キャリアの電波やWi-Fiが圏外の地域で、衛星を経由して緊急時の助けを呼べるシステムだ。当面は「衛星経由のSOS」だけとされ、リアルタイムの通信・通話はできず、連絡先もアップルのトレーニングを受けた専門スタッフのいるセンターに限られている。その性質上、iPhone 14シリーズのレビューでも本機能を“実用”したレビュアーは見かけないようだ。

先日の「Far Out」イベントの基調講演でも、まずiPhoneを天にかざして衛星を発見するしくみが説明されていた。ただし、空がよく見える屋外にいる必要があり、しかも帯域が限られているため、テキストメッセージを送るだけでも技術的に難しい、とのこと。衛星との位置合わせのために、どこに向ければ接続できるか、接続を維持できるかを教えるソフトも用意されているという。

さらに接続を確立した後も、携帯電話ネットワークより帯域幅が狭いため、メッセージのサイズを3分の1に圧縮するアルゴリズムも開発したとのことだった。

アップルと提携する衛星通信サービスプロバイダのGlobalstarは、衛星インフラに4億5000万ドル(約645億円)を投資すると明かしている。そのうち95%をアップルが負担するというのだから、野心の大きさを窺うこともできるだろう。

そしてGlobalstarの日本法人は、実はすでに存在している。日本でも遠からず、衛星経由の緊急SOSが利用可能となるかもしれない。

Source: MacPrime
via: 9to5Mac

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新

WEB