公開日 2022/07/06 11:46

Apple Storeでクリエイターを育成。「Today at Apple Creative Studios」開催レポート

アップルTIPS
山本敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アップルは、Apple丸の内において、学びの機会を求める若きクリエイターたちへの文教セッション「Today at Apple Creative Studios」を無料で開催している。プログラムは約4週間にわたり開催されるが、今回は折り返し地点を過ぎた3週目の模様を取材した。

Apple丸の内で若きクリエイターを集めて開催された「Today at Apple Creative Studios」

アップルは以前から直営店「Apple Store」のイベントスペースを活用し、iPhoneやiPadなどのデバイスやアプリ、サービスの活用方法などがテーマの無料セッション「Today at Apple」を開催してきた。2020年の春以降は、新型コロナウィルス感染症の影響拡大を受け、店舗でのリアル開催を控えていたが、今年から感染症対策を施しつつ、各ストアで参加者を招いた対面形式を再開している。

Today at Apple Creative Studiosは、2021年夏にアメリカと中国から先行するかたちで始まり、今夏からは東京を含む世界14都市に開催エリアを拡大する。参加費用は無料で、これは通常のセッションと同様だ。通常のToday at Appleのセッションは1回1テーマで完結するところ、今回の特別セッションでは約4週間にわたる長期間のカリキュラムが組まれている。

日本で初開催となる “Creative Studios Tokyo” には、NPO団体サンカクシャの呼びかけを通じて15名の参加者が集まった。7月5日にApple丸の内で開催されたセッションの第3週目には9名が参加。「写真とビデオ」をテーマに様々なクリエイティブワークを学んだ。

4週間にわたるプログラムの中で、アップルのデバイスやアプリを活用した「写真とビデオ」の創作テクニックを学ぶ

セッションは午後の3時間を使って行われた。前半はiPhoneのカメラを使ってポートレートや動きのある連続写真を撮影する体験型のもので、後半は撮影した写真をiPadとApple Pencil、Keynoteアプリを使いこなして作品に仕上げるまでの、内容の濃いレクチャーだった。

屋外でポートレートや動きのあるダイナミックな写真を撮影するテクニックを学ぶフィールドワークを実施

アップルのデバイスやアプリの基本的な使い方については、Apple Storeのスタッフが参加者ひとり一人と対面しながら丁寧に伝えていた。またCreative Studios Tokyoのセッションは、各専門分野で活躍するアーティストたちがメンター(コーチ)として付き、参加者の学びをサポートすることにも特徴がある。

写真を中心とする作品に仕上げて、参加者どうしで評価を交わした

今回はビデオクリエイターのKENJI氏、写真家のKOOMI KIM氏がメンターを勤め、参加者たちと一緒にアップルのデバイスを手にしながら、クリエイティブワークの楽しさを伝えていた。

メンターのKENJI氏(左)とKOOMI KIM氏(右)

なお、7月9日(土)13時半からの開催を予定するCreative Studios Tokyoは、1週目からの参加者には対面形式のセッションとなるが、別途オンラインでの参加を募るかたちで一般にも開放される。

セッションにはゲストとして、バンドCVLTEのボーカルを務めるaviel kaei氏が登壇。歌詞制作のノウハウを共有する形式で、iPhoneやiPadを使って「自分の気持ちを文字や言葉で表現する」というテーマを予定する。詳細はアップルのホームページにある開催概要から確認できる。

今後もアップルは世界各地で、Today at Apple Creative Studiosを展開する予定だ。日本でも良い反響を得ているそうなので、今後も継続的に実施されることを期待したい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 BRAVIAが空飛ぶ時代? 動画コンテンツの楽しみ方に押し寄せた大きな変化を指摘するソニーショップ店長。超大画面はさらに身近に
2 ネットワークオーディオに、新たな扉を開く。オーディオ銘機賞の栄えある“金賞”、エソテリック「Grandioso N1」の実力に迫る
3 Nothing、最大40%オフのウィンターセール開催
4 LG、世界初のDolby Atmos FlexConnect対応サウンドバー「H7」。オーディオシステム「LG Sound Suite」をCESで発表へ
5 「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」を体験。目の前に実物大で現れる“圧倒的ゴジラ”の臨場感
6 衝撃のハイコスパ、サンシャインの純マグネシウム製3重構造インシュレーター「T-SPENCER」を試す
7 AVIOT、“業界最小クラス”のANC完全ワイヤレス「TE-Q3R」。LDAC、立体音響にも対応
8 ソニー「WH-1000XM5」に“2.5.1”アップデート。Quick AccessがApple Music/YouTube Musicに対応
9 「HDR10+ ADVANCED」が正式発表。全体的な輝度向上、ローカルトーンマッピングなど新機能も
10 クリプトン、左右独立バイアンプ機構のハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-55HG」新色 “RED”
12/19 11:02 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX