公開日 2026/06/08 06:30
【ミニレビュー】価格を超える高解像度、ゾノトーンの3万円台XLRケーブル「Granster AC-2000」
<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー
注目のオーディオアクセサリー製品の魅力をワンポイントでお届けする「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、ブルーのシースでおなじみの日本ブランド・ZONOTONE(ゾノトーン)をピックアップ。新導体「C1011」を新たに投入したXLRケーブル「Granster AC-2000」の実力は?
まろやかで濃いヴォーカルを聴かせる
ゾノトーンの新ベーシックモデル、「Granster AC-2000」のXLRを聴こう。この価格帯には珍しいバランスケーブルである。導体は6N、PCUHD、OFC、C1011の4種素材をゾノトーン独自の絶妙な黄金比でハイブリッドして構成している。両端のプラグはノイトリック社のプロ用で、接触部分には金メッキが施してある。
かまぼこ型のバランスで中域が特に充実しているケーブルだ。古い録音のハイ・ファイ・セット「卒業写真」がまろやかで濃いヴォーカルを聴かせてくれる。
ケイティ・メルア「Piece By Piece」はもともとヴォーカルに子音成分が多いのだが、質感が耳に優しいので気にならない。ストリングスは厚みを増し、ベースが濃い。音場全体がいつもよりほんのり温かい印象である。
ウィントン・マルサリス「Baby, I Love You」は左に定位するトランペットの質感がなめらかで艶やか。右に定位するピアノはタッチがジェントルで小洒落ている。ベースは程よく膨らむ。
ノイズフロアの低さと解像度は価格レベルを超えているが、ハイファイ感を不用意に強調してむやみに緊張感を高めることがない。とてもいいケーブルだ。




































