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PRVGP2026 SUMMER金賞を受賞した多機能モデル

デザイン、使い勝手、音、遊び心、すべて満点。1台2役のBluetoothレシーバーHiBy「W4」をレビュー

公開日 2026/09/16 06:30 高橋 敦
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DAPにはじまり近年ではイヤホン開発にも力をいれるHiByから、デザインと使い勝手、音、遊び心、そのすべてが満点のBluetoothレシーバー兼ポータブルDAC/アンプ「W4」が登場。発売して爆発的なヒットを飛ばしている注目作をVGP審査員の高橋 敦氏が徹底レビュー!

ワイヤードって逆に新鮮だしファッショナブル。そんな逆転の感性が生まれてきたこともあり、有線イヤホンがまさかの再注目を集めてきている現在。

となればその有線イヤホンで音楽やそのほかのストリーミングコンテンツを楽しむために必須の、有線イヤホンとスマートフォンをコネクトしてくれる「Bluetoothレシーバー」、あるいは「ポータブルヘッドホンアンプ」といったアイテムにも注目が集まるのは必然と言える。

その注目ジャンルにおいて現在最大級の注目を集めている製品こそHiBy「W4」だ。

HiBy Bluetoothレシーバー「W4」オープン価格(予想実売価格:税込19,800円前後)
VGP2026 SUMMER ”ワイヤレスヘッドホンアンプ” 部門 金賞

スマホとワイヤレス接続できるBluetoothレシーバーであり、加えてスマホとUSB有線接続してより高音質なポータブルヘッドホンアンプとしても使用できる。

Bluetooth SoCには「QCC5181」を採用。LDACやaptX Losslessなどハイレゾコーデックに幅広く対応し、手持ちの有線イヤホン・ヘッドホンをワイヤレス化できる。NFCワンタッチペアリングにも対応する

ポップなカラーバリエーションとジャケ写表示対応のディスプレイで見栄えもバッチリ。標準装備のメタルクリップで「見せるポタオデ」的な装着もできるし、オプションのマグネット式バックプレートでスマホの裏に一体化させることもできる。

付属のUSB Type-Cケーブルでスマホと有線接続すれば、ポータブルUSB-DAC/アンプとして動作。別売MagSafeアクセサリーの併用で、スマホ背面に密着させて一体化させた状態で使える

2型のカラータッチスクリーンを搭載。再生/一時停止、Bluetoothペアリング、フィルター設定までを画面を見ながらタッチ操作で完結でき、BluetoothレシーバーとしてもDAC/アンプとしても直感的に扱える

ポータブルオーディオの定番ブランドの製品として当然の如く音質もハイレベルだ。つまりはこのジャンルの製品に求められる要素ほぼ全部入り。なのに公式ストア価格で2万円切りの1万9800円。こんなの注目されまくって然るべきと頷くしかない。

アワード「VGP2026 SUMMER」でも、“ワイヤレスヘッドホンアンプ” のカテゴリでトップとなる金賞を獲得し、専門家筋からも高評価だ。

注目ジャンルBluetoothレシーバー/ポータブルヘッドホンアンプの最注目モデル、HiBy W4。改めてその大人気と高評価の理由を確認していこう。

「見せる装着」と「操作性」を両立

まずサイズはおおよそ縦66×幅65×厚21ミリメートル。このジャンルの製品としてはやや大柄な部類だが、このモデルに限って言えばそれは一概に欠点とは言えない。

カバンやポケットの中に収納するならコンパクトさが大事だが、前述のようにこのモデルは、カバンやポケットの外に向けての「見せる装着」が映えるデザインであり、そのためのクリップも備えているのだ。このサイズ感だからこその見せ方を楽しみたい。

また後述の強力なオーディオ回路とそれを駆動するための大容量バッテリーの搭載もこのサイズ感だからこそ無理なく実現されていると思われ、その観点からも納得感のあるサイズ設計だ。

専用レバーでUSB接続時の給電方式を切り替える機能を搭載する。USB接続中も内蔵バッテリー駆動を続けることで、外部電源由来のノイズを遮断。同時に接続元スマホ側の電力消費も抑えられる

背面クリップは実用面でも活躍。有線イヤホンにおいては使い勝手の面でも見栄えの面でもケーブルの取り回しが大切だが、その取り回しの鍵のひとつはイヤホンケーブルの始点となるレシーバーやポタアンをどこに収納あるいは装着するか。と考えたとき、このモデルはクリップのおかげでその自由度が極めて高いのだ。

またクリップを使った「見せる装着」とは「出し入れ不要ですぐに手が届く場所への装着」ともイコール。曲スキップや音量操作をサッと行えるのも嬉しいポイント。

Bluetooth再生中に表示されるアートワークや操作メニューの上下反転表示設定が用意されているのも、どこに装着しても見栄えよく、見やすく、操作しやすいようにという配慮からだろう。そしてそのディスプレイはこの種のアイテムでは稀なことにタッチパネル採用。小さな画面とボタンでのちまちま操作ではなく、スマホ的なタッチ操作でOKだ。

スマホとBluetooth接続時、再生中の楽曲のアルバムアートを本体画面に表示できる(一部非対応の端末あり)。スマホを取り出さずに今再生している楽曲を把握できるのは便利だ

そのほか、スマホとUSB有線で接続する場合には別売オプション「MagSafe Magnetic Backplate」(直販価格:2,680円/税込)でのスマホ背面への装着も便利。カーオーディオに接続した際には「カーオーディオ最適化モード」によってカーオーディオ側の電源オンオフにW4の起動/終了を連動可能など、様々な利用シーンでの使いやすさが意識された設計となっている。

オーディオ周りも本格派!パワフルな電源で低域もしっかり制御

オーディオ周りのスペックを簡単にまとめよう。Bluetooth接続は、高音質コーデックLDACとaptX Adaptive/Losslessの両方に対応。DACは定評ある「CS43198」チップ2基によるデュアル構成。イヤホン出力は当然3.5mmアンバランスだけでなく4.4mmバランスも搭載。

USB接続時でもスマホからの電源供給を受けずに内蔵バッテリーのみで駆動し音質向上とスマホへの負荷低減を実現する「UnChargeモード」も用意。つまりレシーバー/ポタアンとして超本格派の内容ということだ。

イコライザーに加え、DACのデジタルフィルターやオーバーサンプリングの切り替えなど、DAPに搭載されるレベルの音質調整機能がある。タッチスクリーン上で設定でき、自分の好きなサウンドに追い込める

さて実際のサウンドについて。Bluetooth接続からチェックするとまず、高域に上質な鋭さを持つハイエンドイヤホンと組み合わせても、その鋭さを鈍らせてしまうことも荒くしてしまうこともなく、クリアでスムースな鋭さを維持してくれることに感心させられた。

AndroidでLDACコーデック/iPhoneでAACコーデックの両環境で確認してどちらも共通の音調で好感触であったことから、コーデック性能云々以前の、そもそものDACやアンプの本質的なオーディオ性能やチューニングの優秀さからと見てよいだろう。

余裕のある電源を土台にアンプパワーもしっかり確保されており、低域のコントロールも効いている。低音が強めに打ち出された楽曲を聴いてもその低音を緩く膨らませてしまうことなどなく、堅実なビートを叩き出してくれた。

とそのようにBluetooth接続の音だけでも十分に満足できるアイテムであるが、USB接続時には音像の前後左右の配置がさらに冴え、より立体的な空間表現を堪能できる。

BluetoothとUSBに両対応ということで「外出時はBluetoothで身軽に良い音を、自宅ではUSBでもっと良い音を」といった使い方も思い浮かぶかと思うが、まさにその期待にも応えてくれるわけだ。

ルックスはポップでカジュアル。豊富な機能とタッチ操作での使いやすさを備え、オーディオとしての実力も本格派。それが2万円切り。そりゃあ注目されるでしょ!と改めての納得のBluetoothレシーバー/ポータブルアンプ。それがHiBy「W4」だ。

2026年5月29日より、新色“シアン”も追加!ミックスウェーブ直販サイト限定で取り扱う

【SPEC】

●通信方式:Bluetooth 5.4 ●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX、HD、aptX Adaptive、aptX Lossless、LDAC ●対応サンプリング周波数:PCM 768kHz/32bit、DSD512 ●出力:最大125mW(3.5mm、32Ω負荷時)、最大475mW(4.4mmバランス、32Ω負荷時)●接続端子:USB Type-C、3.5mmステレオミニ出力、4.4mmバランス出力 ●外形寸法:約65.1W×66.15H×21.5Dmm(クリップ除く)●質量:約93.3g


(提供:ミックスウェーブ)

※本記事は「プレミアムヘッドホンガイド Vol.34」所収記事からの転載です

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