<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー
【ミニレビュー】導体の黄金比で音質を練り上げる。ゾノトーンのフラグシップRCA「7NAC-Shupreme X RCA」
今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、ZONOTONE(ゾノトーン)のフラグシップRCAケーブル「7NAC-Shupreme X RCA」をチェック!

ハイファイ性能と聴きごたえを両立
ゾノトーンのフラグシップ・ラインケーブル「7NAC-Shupreme X RCA」。導体は超高純度7NクラスCu、高純度無酸素銅線PCUHD、特殊銅合金素材、純銀コートOFC、高純度無酸素銅OFCによる5種の異種・異径線材をゾノトーン独自の黄金比でハイブリッド。S/N改善用にコモンモードチョーク・トロイダルコアを入力側に装着しているのが目を引く。Qobuzで色々聴いてみる。

ハイ・ファイ・セット「卒業写真」はノイズフロアが非常に低い!古い録音ゆえのテープヒスノイズが楽音に混ざらず明瞭に分離している。ヴォーカルは肉感豊かで質感が滑らかである。密度感と実体感も非常に高くて実に聴き応えがある。

「Hoist The Colours-Bass Singers Version」は音量が上がったかのよう。バスを始めとする各音像は引き締まり、力が漲っている。
エッタ・キャメロン「You Are My Sunshine」ではミュートトランペットの音像に力強さだけでなく立体感も備わる。ベースが引き締まり、しかも強い。静かな背景にエッタ・キャメロンのハミングが密度感高く濃く浮かび上がる。
さすがゾノトーンのフラグシップである。ハイファイ性能と聴き応えが非常に高いレベルで両立しているのだ。