PR 公開日 2025/11/25 06:30

VGP2026で金賞!ハイエンド・サウンドバーのヒットモデル『Sonos Arc Ultra』、スポーツ番組の臨場感にプロも大満足

ワイヤレスヘッドホンとの連携機能「TrueCinema」もじっくりチェック

昨今、70型や80型の大画面テレビが人気だ。テレビの画面サイズが大きいと迫力がいっそう出るし、臨場感も増すのだから、それは自然なこと。しかし画面サイズに合わせ "音の迫力" も増さなければ、どうにもチグハグな印象となり、充足感を得られないことにもなりかねない。そこで注目なのが、テレビにアドオンして使う「サウンドバー」だ。

テレビは薄さを重視するため内蔵スピーカーに関する制約が多く、画面サイズに見合う大口径/大音圧にすることは構造的に難しいが、独立した存在のサウンドバーであれば自由にアレンジできる。本稿で取り上げるSonosブランドの「Sonos Arc Ultra」は、そのような大画面テレビにフィットするサウンドバーだ。

オーディオビジュアルの総合アワード「VGP2026」でも部門金賞を獲得し、新機能の「TrueCinema」は企画賞を受賞した。夏に開催された「VGP2025 SUMMER」でも部門金賞と「テレビシアター大賞」を獲得しており、2期連続で金賞を受賞するほど、アワード審査員を務めるプロの評論家から高い評価を獲得している。

サウンドバー 「Sonos Arc Ultra」 149,800円(税込)、オーディオビジュアルの総合アワード「VGP2026」で部門金賞と企画賞を受賞

Sonosブランドのハイエンド・サウンドバーとして、映画や音楽コンテンツはもちろんのこと、ライブ感が肝のスポーツコンテンツでも迫力のハイクオリティサウンドを堪能させてくれるという本機。本稿では、クオリティレビューを基に、その実力に迫ってみよう。

小型振動板でも重低音を強化した独自技術「Sound Motionテクノロジー」

Sonos Arc Ultraは、3ウェイ・14ドライバーを15基のD級アンプで駆動する9.1.4chシステム。その土台のもと、3つの大きな柱を備えている。独自のトランスデューサー技術「Sound Motionテクノロジー」とチューニング機能「Trueplay」、そして「ワイヤレスヘッドホン・Sonos Aceとの連携」だ。

全14基のスピーカーユニットを搭載した9.1.4chシステム

まず「Sound Motionテクノロジー」は、いうなれば「小よく大を制すスピーカー設計」。オーディオ用途のスピーカーは、より多くの空気を動かせて共振周波数も低くなることから、振動板の口径を大きくして重低音を確保するものだが、口径にあわせ筐体サイズも大きくせざるをえない。

Sonosはスピーカー設計者が抱えるそのジレンマに真正面から挑み、振動板のダウンサイジングを図りつつ重低音を強化した。テレビ前に置いても威圧感がないサイズ感は、この「Sound Motionテクノロジー」に支えられているところが大きい。

「Sound Motionテクノロジー」によって、迫力ある低域再現を保持しながらウーファーサイズの小型化を実現している

Sonos Arc Ultraの真価を引き出す音場補正機能「Trueplay」

続いて「Trueplay」は、部屋の形状や設置場所に応じてサウンドを最適化する自動音場補正機能のひとつ。iPhoneでSonosアプリを起動し、画面の指示に従いiPhoneを掲げ部屋中を歩き回れば設定完了だ。この作業をするかどうかでサラウンドの効果も大きく変わるため、Sonos Arc Ultraの真価を引き出すという意味においても不可分の機能である。

自動音場補正技術「Trueplay」によってサウンドバーの真の実力を引き出すことができる

「Trueplay」はSonosアプリから操作が可能

3つ目となる「ワイヤレスヘッドホン・Sonos Aceとの連携」は、夜間に映像コンテンツを楽しむことが多いユーザーにとって、最適な機能といえる。Sonos Arc Ultraで再生中の音をワンクリックでSonos Aceに転送できるうえ、空間オーディオ/サラウンドの設定を引き継ぐこともできる。

頭の動きに合わせて空間オーディオの向きを自動調整する「ダイナミックヘッドトラッキング」にも対応し、ヘッドホンに切り替えても音場感が維持されるところもポイントだ。

サウンドバー本体には音量調整、再生/停止、音声操作などのタッチボタンを備える

背面端子部にはeARC対応のHDMI端子やLAN端子、Bluetoothのペアリングボタンなどを配置

スポーツの2ch音声でも自然な臨場感が室内を覆い、画面全体から音が放出されている広がり

Sonos Arc Ultraの試聴は、(1)サウンドバー単体の状態と、(2)サブウーファー「Sonos Sub 4」とワイヤレススピーカー「Sonos Era 300」を加えたセット、(3)そこにSonos Aceを組み合わせたセットの、計3パターンで行った。なぜなら、Sonos Arc Ultraは単体でもDolby Atmosの立体音響を楽しめるが、その真価を発揮するのはサブウーファーや、ワイヤレススピーカーなど、オプションを加えた時だからだ。

取材では、まずサウンドバー単体のクオリティをチェック。パナソニックの4K液晶テレビ「TV-65W95B」、朝日木材加工のテレビラック「Glissando tuned by ADK GL-2625」を組み合わせて行った

試聴コンテンツとして選んだのは、録画したBSのスポーツ番組。サッカー、バスケット、ラグビー番組、いずれも収録音声は2ch音声で立体音響対応ではないが、Sonos Arc Ultraで再生を始めると自然な臨場感が室内を覆う。Sonos Arc Ultraの横幅は約118cm、試聴に用いた65型のテレビより幅もコンパクトだが、画面全体から音が放出されているかのような広がりが感じられる。

言葉の聞き取りやすさも大きなアドバンテージだ。AIの活用により人間の声を検出、聞き取りやすいよう際立たせる「スピーチエンハンスメント機能」を備えており、その効果レベルを4段階で調整してみたが、強くすると周囲の歓声から解説者の声がはっきり浮きあがるように感じられた。

Sonosアプリの操作画面。「スピーチエンハンスメント」の効果や「ナイトサウンド」のオン/オフの調整が行える

次ページ「TrueCinema」による高音質効果もレビュー

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