公開日 2021/12/16 06:30

ビューソニックの超短焦点&サウンドバー一体プロジェクター「X1000-4K+」でおうちエンタメをレベルアップ!

【PR】一般家庭でも手軽に大画面
鴻池 賢三
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隅々まで明るくムラのない映像を投射してくれる。映像調整しやすいところも好印象

まず、最も肝心と言える映像の明るさについて。luxメーターを用いて測定したところ、明るさが最大になる設定で、映像の明るい部分を測定し、最大1,800lmといったところ。ANSIの規定に沿うと、輝度ムラも計算に入るので、もう少し数字が小さくなるだろう。

超短焦点の場合、打ち上げ角度が急峻なため、測光センサーの性能や角度が大きく影響するので厳密な測定ではないが、見た目の感覚でもそんなところで、大きくは外れていないはず。レーザー光源搭載の最高峰モデルには及ばないものの、本機のコンパクトさや手軽さを考えると十分高いレベルの印象だ。

映像は隅々まで明るくムラの少ないもので、真っ暗にせずともリビング程度の照明なら鮮明に映る

日中に100型サイズで投射しても映像の内容は充分に確認でき、リビング程度の落ち着いた照明下なら鮮明に、そして暗室なら余裕を感じるパワフルさ。また、見た目の印象として、映像が隅々まで明るくムラが少ないのは美点。急角度で拡散投射する超短焦点モデルとして、四隅が暗く見えるケラレを感じないのは優秀だ。

次に、短焦点タイプで気になりがちなフォーカスについて。本機はオートフォーカス機能を備え、実際、ピタッと良好にピントが合う印象。ただし、映像の中央付近はシャープな描写だが、上の左右角は甘くなってしまう。

なお、少しフォローのようになってしまうが、実際に映画やドラマなどの視聴を始めると、見ているのは中央付近の限られたエリアで、視覚の特性上も解像度は中央に厳しく周辺部に甘い。つまり実用上は大きな問題にならず、コストなども勘案して割り切られた部分と考えるのが良いだろう。

背面にはHDMIや有線LAN、サブウーファー端子などを備える

側面にはUSB端子などを備えており、手軽にスマホやPCなどを繋いで映すことができる

色再現はややビビッドだが、明かりが残る部屋では色が洗い流されるので、そうした利用シーンを想定してのものだろう。もちろん映像モードの選択や、各項目の詳細な調整も可能で、各ユーザーの好みや利用シーンに応じて調整ができる。またリモコンには「設定」ボタンがあり、視聴中に押すと、すぐに映像調整のUIが登場するので扱いやすい。調整メニュー内の日本語フォントが読みやすいのも、海外ブランド製品の中では優秀だ。

解像度面は先述の通り、上の左右角を除き、中央付近はおおむね優秀。100型サイズを至近距離で観ても画素の粒が目立たず、4Kのメリットの一端を感じることができる。HDMI接続で4K映像ソースを中心に確認していたところ、細かな柄がチラつくのが気になったが、これは「フレーム補正」をoffに設定変更することで大幅に解消できた。

なお、本機に限らず、プロジェクター製品はフレーム補間を行うと何らかの副作用が生じるもので、気になる方はこの設定を試したり、「シャープネス」を弱めるなどすると良いだろう。

音質については、結論から言えば上出来で好印象。セリフやボーカルといった声が明瞭で、小音量でも聞き取りやすく、同サイズ感のサウンドバーと比べても互角という印象。ベースのような低域楽器は弾力感が心地よく、音楽は躍動感やライブ感も感じられる。最近、Harman/Kardon監修のスピーカーシステムを搭載するプロジェクターが増えているが、特に本機は筐体のボリュームを活かした音作りがされているように思える。

Harman/Kardon監修のサウンドバーも上出来。映画を見ない時でもBluetoothスピーカーとして活躍してくれる

ちなみに、付属のWi-Fiドングルを使えば単体で配信動画サービスの視聴が可能だが、これも本機に限らず、使い勝手や先々のメンテナンスも考えるなら、市販のストリーミング端末と組み合わせて使用する方が無難だろう。



4K/HDRに対しては様々な期待やニーズがあると思うが、本機はサイズ、オーディオ機能、価格設定とトータルで考えると、一般的な家庭で手軽にスクリーン大画面を求める層に合いそうだ。

しばらくYouTubeでミュージックビデオをBGV/BGM的に流してみたが、壁一面に広がる大画面と上質で迫力のある音楽はなかなか魅力的。本格的な映画鑑賞などに限らず、毎日の暮らしに潤いを与えてくれるエンターテイメントデバイスとしても活用できるだろう。

サブウーファーを繋げば2.1chホームシアターシステムが簡単に実現できる

(協力:ビューソニックジャパン)

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