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Brightness Optimizer技術で映像を自動調整

<CES>LG、4K/HDR対応のレーザープロジェクター“CineBeam”「HU810P」

2021/01/14 編集部:川田菜月
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LG Electronicsは、同社プロジェクターシリーズ “CineBeam” の新モデルとして、4K対応のレーザープロジェクター「HU810P」をCES2021にて発表した。

「HU810P」

HU810Pはデュアルレーザーシステムを採用した4K対応プロジェクター。最大300インチの投影が可能で、色域はDCI-P3を97%をカバーする。ズームは1.6倍、水平/垂直のレンズシフト機能も備える。明るさは2,700 ANSIルーメン、コントラスト比は2,000,000対1、レーザー光源は寿命20,000時間。

デュアルレーザーシステムを採用

新たにBrightness Optimizerテクノロジーを搭載し、明るさやコントラストを状況に合わせて自動調整し鮮やかでクリアな映像を実現。「Ilis mode」ではBright Room/Dark Roomと二つのプリセットがあり、部屋の光の量を検出して自動で最適化する。また「Adaptive Contrast」では各フレームを分析、自動調整してフレームごとに暗いシーンでも最適なコントラスト比で表示できるとのこと。

「Bright Room」「Dark Room」のプリセットを備え、部屋の光の量に合わせて自動調整する

また、フレームレートを24Hzに調整することで本来意図されたとおりの映像表示が可能な「Real Cinema」、素早い動きのあるシーンも滑らかに再生する「TruMotion」も備える。HDRは、HDR 10/HLG、ダイナミックトーンマッピング、ゲーム向けのHGiGなど各種サポートする。

UHD Allianceが策定した「Filmmaker Mode」にも対応。フレームレートおよびアスペクト比はオリジナルコンテンツと同じに、その他ビデオ処理設定はオフにすることで、撮影後の最終的なグレーディング処理を施した状態と同じ状態に近づけられるという。これによりクリエイターの意図を忠実かつ正確に再現できるとアピールする。

OSにはLGの独自プラットフォーム「webOS 5.0」を採用。Amazon プライムビデオやYouTube、Disney +といったストリーミングサービスを内蔵し、素早くアクセスして再生できる。またAirPlay2やScreen Shareに対応し、スマートフォンやタブレットの映像やゲームを投影して大画面で楽しむこともできるとしている。なおいずれもNetflixのワイヤレス投影はできない。

「webOS 5.0」を搭載。AirPlay2やScreen Shareにも対応する

ほかBluetoothによるオーディオシステムとのワイヤレス接続も可能。HDMI 2.1を備え、eARC対応端子も装備する。

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