公開日 2010/11/12 20:57

第2世代「Apple TV」レビュー − iOS端末との連携が快適なハイコストパフォーマンスモデル

サクサク動く快適操作
編集部:風間雄介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
北米ですでに発売されていた第2世代の「Apple TV」が、昨日から日本でも販売開始された。映画作品の販売/レンタルサービス開始と同時に発表されたこともあり、大きな注目を集めている。

「Apple TV」第2世代機

Apple TVは、2007年3月に初代機が発売された。本体内にストレージを備え、PC/Macのライブラリと同期することで、本体のみで動画や音楽の再生が行える製品だった。

初代機は早期にYouTubeにも対応し、また大容量モデルなどが追加されるなどしたが、価格の高さがネックになったのか、アップルのジョブズCEOが今年9月に「大ヒットとは言えない」と認めたとおり、iPodやiPhoneのようなブレイクには至らなかった。

「Apple TV」初代機

今回の第2世代Apple TVは、初代機とは異なる方向性に進んだ。まず内蔵ストレージにコンテンツを蓄積しておくという従来のスタイルをやめて、VODサービスもレンタルのみの対応とした。LAN内のコンテンツ再生についても、DLNAで言うところのプレーヤー/レンダラー機能がメインだ。1台ですべてを完結するのではなく、クラウドやPC/Mac、そしてiPhone/iPod touchやiPadといったiOS端末と連携し、その力を借りながら製品価値を高める方法を採っている。

その結果、本体サイズは第1世代の4分の1となり、接続端子も極端にシンプルになった。なおかつ価格についても8,800円と、従来製品に比べ非常に割安になった。

ジョブズ氏は9月のプレゼンで、Apple TVについて「One more hobby」と述べるなど、それほど重要視していない様子だが、Google TVなどの例を挙げるまでもなく、テレビのスマート化に対する世間の関心は日増しに高まっている。

今回、ミニマリズムを突き詰めた第2世代Apple TVの実力を自宅でチェックしてみたが、結論から先に述べると、予想以上の高い完成度に唸らされた。

当初から分かっていたとおり、機能はそれほど多いわけではないが、思った通りに操作できるキビキビした動作、iOS用アプリ「Remote」ユーザーインターフェースの完成度の高さなどにより、操作していること自体がとても気持ち良いのだ。これは家電機器として、とても貴重で、かつ重要なポイントだ。

現行の薄型テレビでも、ネット機能の操作ボタンを押すたびに数秒、ときには数十秒待たされるものも中にはあるが、Apple TVはほとんど待たされることが無いので、むしろ積極的に触っていたくなる。使っていると、数年前に購入したリビングの薄型テレビが一気に若返ったような印象さえ受けた。以降のページで、その魅力的な内容を順に紹介していこう。

次ページ手のひらサイズで重さも「iPhone 4」2台分

1 2 3 4 5 6 7 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 80'sデザインが堪らない! カロッツェリアの“車載スピーカー”をあえてホームオーディオで使ってみた!
2 BS12「日曜アニメ劇場」、10月はリマスター版『ストII MOVIE』や映画『小林さんちのメイドラゴン』など放送予定
3 『VIVANT 悪役会議室』TVer特別版、配信開始。迫田孝也×河内大和×馬場 徹
4 足元こそオーディオの要。「見通しが良くなる」IsoAcousticsのインシュレーターの効果を体験&技術詳細を訊く
5 JBL「Summit EVEREST」の真髄を山之内 正氏が聴く。「エモーショナルな表現力は未踏の高みに到達」
6 マランツ「MCR 60n」発売前特別試聴イベント。9/26、9/27に東京・神奈川3箇所で開催
7 “万能エンタメヘッドホン”、Boseの最新「QuietComfort Headphones」で『攻殻機動隊』の世界観にどっぷりハマる
8 南青山のVolvo Studio Tokyoにて、B&Wのホームスピーカーとカーオーディオの体験イベント、9/26に開催
9 Beats、最上位ヘッドホン「Beats 360」。クッション交換可能で「ヘッドホンをスポーツシューズのように」
10 【ミニレビュー】Jorma Design「Duality XLR」、ハイファイ性能と音楽性を高次元で両立
9/24 10:54 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 202号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.202
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix