ソニー、新ミラーレス一眼「NEX-3N」 − 進化した「オートフレーミング」など搭載

ソニーは、ミラーレス一眼カメラ“NEXシリーズ”の新モデルとして、エリア分割ノイズリダクションの搭載など機能を強化しつつ小型化も実現させた「NEX-3N」を3月8日より発売する。

■ダブルズームレンズキット（PZ16-50mm+55-210mm）
NEX-3NY　￥OPEN（予想実売価格85,000円前後）

■パワーズームレンズキット（PZ16-50mm）
NEX-3NL　￥OPEN（予想実売価格60,000円前後）

■ボディ側にズームレバーを搭載

有効1,610万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載。RAW撮影やフルHD動画撮影（最大60i/24M）にも対応している。カラーバリエーションはホワイト/ピンク/ブラックの3色をラインナップ、キットレンズの色はホワイトとピンクがシルバー、ブラックのみブラックレンズを同梱する。

液晶モニターは従来機から引き続き3.0型で、自分撮りが行いやすいよう180度チルトに対応。シャッターが切れるまでのタイミングをカウントダウンで視覚的に確認できる「自分撮りセルフタイマー」機能も引き続き搭載している。ただしチルトは上方向のみで、下方向には対応してない。そのほか記録媒体はメモリースティックとSDカードの両方に対応。なお、Wi-Fiは搭載していない。

キットレンズは「NEX-5R」（関連ニュース）と同じもので、従来のキットレンズに比べて長さ、重さともに約半分にまで小型化したほか、ワイド端も24mm相当へと広角化。パワーズームにも対応している。同レンズの採用により、従来機「NEX-F3」（関連ニュース）と比べてレンズ込みの体積を約30%小型化させた（標準ズームレンズ時）。なお、ガイドナンバー6のポップアップ式フラッシュも内蔵している。

女性ユーザーを意識し、ネイルなどをつけていても持ちやすいようなグリップ形状とボタン配置を採用。同デザインの採用にあたっては開発陣もつけ爪をして検証を行ったという。

また、一眼カメラとして初めて、ボディ側にズームレバーを搭載。コンパクトデジカメと同じような操作感でもズーム操作を行えるようにし、片手や自分撮りでも扱いやすいよう配慮した。なお、同レバーでズーム操作を行えるのは電動ズームレンズのみ。それ以外のレンズではデジタルズームおよび全画素超解像ズームが使用できる。

■独自の「オートフレーミング」機能が進化

最高ISO 16000に対応。新たに、上位機「NEX-6」や「NEX-5R」、および同社デジタル一眼カメラのフラグシップ機“α99”と同じ「エリア分割ノイズリダクション」へ対応し、画像の領域ごとに最適なノイズリダクションを適用することで、暗所や夜景でも解像感を保ったまま低ノイズ化を図った。