存在感を増すCESでのカメラメーカー

【CES】会田肇の新製品レポート<デジカメ編> 349ドルのAndroidミラーレスなど注目機多数

会田肇

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2013年01月15日
■ポラロイドから349ドルのAndroid 4.1搭載ミラーレス

CES2013で最も目立ったもの、それはカメラメーカーの進出だろう。これまでアメリカではPMAと呼ばれるカメラショーが毎年開催されていたが、一昨年は2月開催だったものが準備が整わず、一旦は9月に順延。ところが、東日本大震災の影響で日本メーカーが相次いで出展を取りやめると、今度はショーとして成り立たなくなり、結局、翌年開催のCES 2012と共催の形を採った。しかし、開催延期が繰り返されたこともあって、昨年のCES 2012では、出展はしてみたものの、カメラメーカーはどこか落ち着かない雰囲気いっぱいだった。それからさらに1年が経ち、ようやく腰を据えて出展が行えたというわけである。

今回のCESには、キヤノン、ニコン、ペンタックス・リコー、富士フイルム、オリンパス、シグマなど、日本を代表するカメラメーカーが軒を連ねた。フォトキナほどの規模にはならなかったが、それでも会場内での存在感は十分だった。

とはいえ、3月には日本で「CP+」の開催が控えていることもあり、大手カメラメーカーでとくに目立った新商品はなかったように思う。そんな中で異彩を放っていたのが米・ポラロイド社と韓国・サムスンだ。

ポラロイド社が発表したのはAndroid4.1を搭載したエントリー向けミラーレス一眼カメラ『iM1836』だ。一見すると、ニコン「Nikon 1」的なソリッドなデザインが特徴的。レンズマウントは独自規格ながら付属のアダプターを介してマイクロフォーサーズとの互換性を確保しているという。

iM1836

展示されていたのは完全なモックアップで、詳細はほとんど発表されていなかったものの、米国内での発売は3月とのこと。10mm〜30mmズームレンズを付属して価格は349ドルを予定しており、エントリー向けとして相当インパクトは強そうだ。

18メガピクセルCMOSセンサーに3.5型のタッチパネル液晶モニターを組み合わせ、動画は1080pのフルHDで記録できる。Wi-Fiにも対応しているため、撮影した直後にピアtoピアで画像をスマホなどに転送することもでき、さらにネット上へアップしたり、SNSを介して画像の共有も可能だ。

モックアップを手にすると、一応レンズ部分は外れる。ボディ側にはセンサーが見え、ミラーレスであることがわかる。ただ、一部ではレンズ側にセンサーを備えているとの情報もある。ポラロイド社のブースで問い合わせてみたが、プレスリリース以外のことは何もわからない、とのことだった。春には概要が明らかになるものと見られ、うまくいけばCP+で披露されるかもしれない。

ボディ側にはセンサーらしきものが見える

モックアップだがレンズ部分は外れるようになっていた

■サムスンから「Galaxy Camera」

サムスンが出展したのが「Galaxy Camera」だ。アメリカではすでに携帯電話のように契約付きで販売されており、その契約は音声通話なしのデータ通信専用となっている。つまり、スマートフォンに近いレンズ一体型デジタルカメラなのだ。OSはAndroid4.1で、Google Playを使ったアプリのダウンロードも可能になっている。センサーは1,610万画素・光学21倍ズームレンズの組み合わせ。モニターは4.8型のタッチパネル機能付きとなる。

キヤノンからは“シャッターボタンがないカメラ”

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