公開日 2025/08/28 16:42

ARTPICAL、1DD+3BA+2EST構成のハイブリッドイヤホン「MICHAEL」。筐体は“羽翼デザイン“

10mm径ダイナミックドライバー搭載イヤホン「LUCIFER」も
編集部 : 伴 修二郎
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

株式会社スターズフュージョンは、同社取り扱いARTPICAL(アートピカル)ブランドの有線イヤホン「MICHAEL(ミカエル)」「LUCIFER(ルシファー)」を、8月27日(水)より発売する。価格はいずれもオープンで、MICHAELが税込249,700円前後、LUCIFERが税込83,600円前後での実売が予想される。

「黄金の翼」をあしらった1DD+3BA+2EST構成のハイブリッドイヤホン「MICHAEL」

「MICHAEL」

「MICHAEL」は、10mm径ダイナミックドライバー×1基、Knowles製複合BAドライバー×3基、Sonion製静電ドライバー×2基を搭載したハイブリッドイヤホン。周波数分離やダンピングコントロール、音響最適化、空間分離などの技術を活かして音の明瞭度を向上させており、バランスの取れた周波数特性を実現し、優れた音響性能とより立体的なリスニング体験を提供すると謳う。

加えて、低音/中音/高音/超高音それぞれを独立分離させ、各ドライバーが対応する周波数帯を専任で駆動させる「4チャンネル独立クロスオーバー技術」を採用。これにより、一般的な3ウェイ以下のイヤホンと比較して、より純粋でクリアなサウンドを実現するという。

サウンド特性としては、低音は豊かで力強く、絶妙なバランスを保ちながら適度な弾力感を実現。ボーカルはクリアでピュア、かつ厚みを損なわずに表現され、特に女性ボーカルは透明感が増して抜群の響きを奏でるとのこと。

また、高音はシャープながらも耳障りにならずに歯擦音を抑えつつ、楽器の広がりと音のディテールをしっかりと保持。物理的なクロスオーバー技術の恩恵により、壮大なオーケストラからポップスまで、あらゆるジャンルで真価を発揮するとアピールする。

筐体は、鋭さを秘めた羽翼のデザインと滑らかな人間工学設計を採用。何度も装着テストを繰り返し、微調整と測定を重ねたことで、ハイブリッドドライバー構造ながらも快適かつ安定したフィット感を実現したという。

外観デザインのイメージ

フェースプレートには、MICHAELの全身を覆う天使のような黄金の羽を、美術学院のアートデザイナーによって1本1本精密に彫刻し、数十回もの配置調整の末、1年の歳月をかけて仕上げたとのこと。アートピカル独自の3D超立体凝晶工芸によって形成されており、「デザイン性に満ちた芸術品へと昇華させた」という。

ケーブルは6芯銀メッキ線材を採用し、各撚り6本の線基で構成。加えて各線基は18本の極細線で編み込まれていおり、銀白色の美しい輝きを放ちながら、透明PCエコ素材により、柔軟かつクリアに仕上がったとする。また、スライダー収納設計により使用しない際はスプリッター部分までスライドが可能。不要な振動を抑えることでケーブルの安定性が向上したという。プラグは4.4mmバランス、コネクタは0.78mm 2Pin仕様となる。

再生周波数帯域は5Hz - 40kHz、感度は109.2dB/mW@1kHz、インピーダンス 11.6Ω@1kHz。

10mm径ダイナミックドライバー搭載イヤホン「LUCIFER」

「LUCIFER」

「LUCIFER」は、10mm径ダイナミックドライバー1基を搭載したイヤホン。ドライバーはアルミ合金製メタルサウンドチャンバーとチタン合金振動板を採用することで、優れた高音域の解像度と洗練された音色を実現。低音は力強く重厚で揺るぎない響きを再生し、「まるで地獄の深淵からこだまするかのように奏でる」と説明する。

筐体は、丸みを帯びた快適なフォルムに、貫通力と力強さを兼ね備えたカラーリングを施したことで「LUCIFER の持つ深遠で威厳ある魅力を余すところなく表現」とアピール。独特な金属製の五芒星ベントホールは、耳への圧力を軽減すると同時に「まるで悪魔の視線を感じさせる」としている。

外観デザインのイメージ

また、サウンドノズルにはLUCIFERやアートピカルのアートレーザー彫刻文字が施されている。MICHAELと同様、12,000ピクセルの超高精度3Dプリント技術を採用しつつ、独自の「凝精工芸」と組み合わせることで、より精密な音響構造を実現したとする。鋭い爪のように配置された羽のデザインは、丸みを帯びた快適な装着感を確保しつつ「力強く獰猛なディテールを併せもつ」とアピールする。

ケーブルは、ブラック/レッドのツイスト編みデザインを採用した6N単結晶銅線材を採用。ブラッククリアPVCコーティングが施しており、低音の厚みと深みを増しつつ、柔軟で快適な使用感を実現したとする。プラグは4.4mmバランス、コネクタは0.78mm 2Pin仕様となる。

再生周波数帯域は20Hz - 20kHz、感度は106.6dB/mW@1kHz、インピーダンスは64Ω@1kHz。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX