• ブランド
    特設サイト
公開日 2018/07/13 12:00

Noble Audio、ダイナミックドライバー搭載イヤホン第2弾「EDC Bell」。真鍮筐体を採用

パッシブフィルターやケーブルも進化
編集部:川田菜月
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
エミライは、同社の取り扱うNoble Audioより、“EDCシリーズ”の真鍮筐体を採用したダイナミック型イヤホン「EDC Bell」を発表。発売時期は2018年夏頃、価格は2万円台を予定している。

真鍮筐体採用のダイナミック型イヤホン「EDC Bell」

Noble Audioは、ジョン・モールトン氏によって2013年に立ち上げられたイヤホンブランドで、オーディオロジストの有資格者である同氏が、聴覚学に基づくノウハウを生かした製品作りを行っているという。

Noble Audioのジョン・モールトン氏

EDCシリーズは、Noble Audioのシグネチャーサウンドをより身近に楽しんでもらいたいというコンセプトの元、同ブランドの中でも価格を抑えた製品を展開する。またEDCは“Everyday Carry”の略で、耐久性や小型で使いやすいという点も重視しているという。

Bellはシリーズ第2弾となるイヤホン。従来モデル「EDC Velvet」(関連ニュース)がアジア市場を中心に好評を得たことから、Velvetで採用したデンマーク製φ5.8mmダイナミックドライバーの特性をより生かして、過渡特性を高めた上位モデルとして開発されたという。

従来モデル「EDC Velvet」(左)から、さらにドライバーの特性を生かした上位機としてBellを開発

ハウジングには真鍮を採用。ノズル部分まで全て真鍮を採用している。デザインは女性にも使用しやすいように意識して設計したとのこと。形状のイメージは「鐘」で、名前の由来にもなっている。またPVDコーティングを採用し、強度を高めつつ外観上もツヤのある美しく仕上げとした。

コーティングにより色合いが異なっているが、ノズル部分まで全て真鍮を採用しているという

名前の由来でもある「鐘」をイメージした形状

なお、Noble AudioはこれまでBA型ドライバー搭載モデルをメインにラインナップしてきた。EDCシリーズで新たにダイナミック型ドライバーを採用した理由は、低音の再現性においてスピーカーのようなダイナミクスを実現できる点と、BA型よりも以前から一般的に用いられているドライバーとして技術的にも成熟していることから、コストと性能の両面で最適と判断したため。今後、BA型と組み合わせたハイブリッドイヤホンも、ニーズがあれば検討したいとのこと。

搭載するφ5.8mmダイナミック型ドライバーは、低域のリニアリティ向上を図り、エッジ部のストロークを動きやすくしたという特殊なダンパー構造が特徴で、より多くの空気を動かすことができるという。

これにより、小型ながら大口径10mm以上のドライバーにも匹敵するという量感ある低域を実現。また小口径のため元々のドライバー質量が軽く、結果としてダイヤフラムに高価な素材などを使用しなくても、同等の性能を発揮できるとしている。

ドライバーの特殊構造について、スピーカーのウーファーユニット口径を例に挙げて、低域の量のコントロールについて説明するジョン氏

他にも従来のVelvetと異なる点として、アコースティックチューニングのためのパッシブ・フィルター素材を変更。この点はドライバーと同様に重要な要素にあたり、技術の詳細は非公表とのことだが、大きさや配置まで変更しており、Bellではより伸びやかな高域を実現するとのこと。

ドライバーは従来同様のφ5.8mmダイナミック型を採用しながら、幾つかの変更を加える事で音質向上を図っている

ケーブルにはTinselワイヤーを使用。中央にケブラー素材、周囲を銀メッキ高純度銅のリボン導体で構成し、非常に強度が高い点が特徴とのこと。リボン導体はスパイラル上になっているが、ケーブル開発チームと検証を重ねてインダクタンスは出ないように調整されているという。なお、Velvetではリモコン付リッツワイヤーケーブルを採用していたが、Bellではリモコンは非搭載となる。

ケーブルも高強度のTinselワイヤーを使用。ケーブル分岐点にロゴマークがあしらわれている

周波数特性は20Hz - 20kHz、インピーダンスは35Ω以下。本製品は今週末7月14日(土)15日(日)開催の「ポタフェス2018 東京・秋葉原」にて出展予定。同社ブースにて試聴することができる。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Beats、ブランド史上最小の完全ワイヤレス「Solo Buds」。ケースにバッテリー非搭載
2 2023年後期朝ドラ『ブギウギ』の総集編放送。GW期間中にNHK総合とBSプレミアム4Kで
3 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
4 オスカー受賞『ゴジラ-1.0』4K UHDをフラゲ!特典盛りだくさんのパッケージ開封の儀
5 女子プロゴルフ「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」、5/2からの放送・配信予定
6 英・コード製プリメインアンプの実力恐るべし!「Ultima Integrated」をB&W「800 D4シリーズ」で徹底検証
7 【moraアニソンTOP10】本当に令和? 「ツバサ」「Get Wild」がまさかのランクイン!
8 Amazon Prime Videoの人気8チャンネルが2ヶ月間99円に!GW期間中キャンペーン
9 Dolby Vision&Atmosでゴジラの圧倒的迫力と世界屈指のVFXを堪能!4K UHD BD版『ゴジラ-1.0』徹底レビュー
10 (nb)の耳を塞がないイヤホン「Open+」、発売日が5/17に決定。割引キャンペーンも
5/2 10:40 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX