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公開日 2009/01/11 09:27

<パイオニア>新BDプレーヤー3機種を今夏発売/EXシリーズの埋め込みスピーカーも登場

CES2009レポート
ホームシアターファイル編集部・井田
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パイオニアはクオリティ指向であると同時に、カスタムインストールに力を入れているメーカーとしても有名だ。今年のブースはBD-Liveに対応した新しいブルーレイプレーヤーを中心に、カスタムインストール色豊かな展示が見られた。


KUROのディスプレイがお出迎えしてくれるパイオニアブース。カーとホームが半々の構成で展示されていた
一番の目玉は2009年夏に出荷予定のブルーレイプレーヤーだ。今回発表されたのは3機種。一つ目はRS-232を搭載する「BDP-23FD」。二つ目は7.1chのアナログ音声出力端子を搭載する「BDP-320」。三つ目は機能を制限したモデル「BDP-120」。価格はいずれも夏の発売までにアナウンスするとのこと(ブース説明員)。ちなみに米国ではパイオニア製品は2ブランド展開しており、カスタムインストール色の強い上位ブランドは「ELITE(エリート)」と冠し、もう一方は「Pioneer」ブランドで展開している。なお、BDP-23FDだけがエリートブランドだ。

前モデルのBDP-09FSと比較すると全体的にコンパクトになったBDP-23FS


パイオニアブランドの上位モデルBDP-320

パイオニアブランドのエントリーモデルBDP-120

発売はまだ先だが、現状発表されている仕様をお伝えしよう。まず、エリートモデルのBDP-23Fだけコントロール端子RC-232を搭載していることが特徴だ。これはAMXやクレストロンといったホームオートメーションシステムと連動させるために必要な端子で、RC-232端子があることでシームレスな操作が実現できる。1080/24p出力、ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioといったロスレス音声のビットストリーム伝送にも対応する。また、ロスレス音声でもジッターを低減させる「Precision Quartz Lock System (PQLS) Multi-Channel」を搭載する。48bit Deep Colorをサポートし、更なる色再現の向上をはかっているという。パイオニアブランドのBDP-320には7.1chのアナログ音声出力が搭載。エントリー機のBDP-120でもBD-Liveに対応するのが大きな特徴だ。

現行モデルのBDP-09FS。日本ではBDP-LX91として販売されている

こちらも現行モデルのBDP-05FD。米国では799ドルで販売されている


エリートブランドの製品は、代表的なホームオートメーションシステムのAMXや、CONTROL4、クレストロンとは、今後サポートを強化し両立をはかっていくという

すべてのブルーレイプレーヤーがBD-Liveに対応するようになる。ブースでもブルーレイの付加価値を強くアピールしていた

また、ディスプレイやプロジェクターの展示はすでに発売しているものであったが、エリートブランドのプラズマモニターとプラズマテレビ、パイオニアブランドのテレビの映像美に足を止める来場者が多かった。


エリードブランド「PRO-141FD」。60インチのモニター。価格は7000ドル

ディスプレイのデモ展示の場所にはLCOS方式のプロジェクター「PRO-FPJ1」の展示もあった
その他、現行モデルのブルーレイプレーヤー、AVアンプの技術力をアピールするためにそれぞれ分解したモデルが見られた。


ブルーレイプレーヤーBDP-09FDの分解モデル

AVアンプSC-09TXの分解モデル
さらに、オーディオのコーナーではCEATEC JAPAN 2008でも展示されていたが、CRTドライバーテクノロジーを搭載した埋め込みスピーカーが展示されていた。ELITE EXシリーズ、Pioneer CSTシリーズ、Pioneer Customシリーズ全16製品、サブウーファー4製品が見られた。価格は、Pioneer S-IC631-LRがペア365ドルと一番お求めやすく、Elite EXシリーズ S-IW691Lがペア1999ドルと一番高価なものになっている。このようにフラグシップモデルでさえ、1本約1000ドル程度とコストパフォーマンスに優れるところが埋め込みスピーカーが指示される理由の一つだ。

Elite EXシリーズ S-IW691L。ユニークな外観のため多くの人の目を引いていた

インウォールスピーカーをまとめて発表。背面部も見られるようアクリル板が360度回転できるようになっていた


トゥイーターを2基搭載するPioneer S-IC621D。価格は1本199ドル。この1本でステレオ再生ができる
同じスペースではフロア型のEXシリーズの展示も行われていた。日本で昨秋発売されたS-4EXやS-8EXも同じ型番で見られ、CSTドライバーの技術力をアピールしていた。


(左から)S-1EX、S-3EX、S-8EX(上)、S-7EX(下)、S-4EX、S-2EX

サブウーファー5機種が並ぶ。米国なら住宅事情がよいのでサブウーファーの置き場所に困ることはないだろうが、日本での展開を想定した場合、サブウーファーも埋め込みできるとさらに利便性が増すだろう。妥協を許さない同社だけに是非期待したいところだ
気になるクオリティだが、ELITE EXシリーズなどは、フロアスタンディングタイプに肉薄するサウンドを聴かせてくれるとのこと。カスタムインストールの本場である米国に、埋め込みスピーカーを投入した同社の今後の動向に今後も注目していきたい。また、日本での発売にも多いに期待しよう。

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