ソニー、デジタル2番組同時録画や新検索機能搭載のデジタルレコーダー3機種を発売

ソニーは、デジタルチューナーを2基搭載したデジタルレコーダー“スゴ録”3機種を11月1日に発売する。

3機種の概要は以下の通り。

　・400GB HDD内蔵「RDZ-D900A」￥OPEN（予想実売価格150,000円前後）
　・400GB HDD内蔵「RDZ-D800」￥OPEN（予想実売価格130,000円前後）
　・250GB HDD内蔵「RDZ-D700」￥OPEN（予想実売価格110,000円前後）
　
■3機種共通の特徴

3機種は、今年5月に発売した「RDZ-D97A/D77A/D87」（関連ニュース）の多くの機能を引き継ぎながら、よりブラッシュアップを図ったモデル。

“スゴ録”として初めてデジタル放送2番組の同時録画に対応。デジタル×アナログの2番組同時録画も行える。また、2番組同時録画中にも、番組追跡録画やスポーツ延長対応機能が働く。

また、新開発の番組検索エンジンを装備。複数のキーワードやジャンルで検索する際でも、0.3秒以下で内部検索処理を行うという。

“スゴ録”の特徴である、ジャンルやキーワードに合致した番組を自動録画する「x-おまかせ・まる録」機能も装備。さらに、新機能として「番組名予約」も搭載。番組を放送時間でなく番組名で予約録画するので、放送時間が変わりやすい深夜番組なども、しっかりと録画予約できる。

また、前シリーズで採用された、携帯電話からの録画予約にも対応。「リモート録画予約」サービスに対応したNTTドコモの携帯電話なら無料で利用できる。さらに、番組内容を自動的に解析し、重要度の高いシーンだけを抽出して再生する「ダイジェスト再生」も前シリーズから踏襲した。

デジカメとの連動機能を高めたのも新モデルの特徴。デジカメ画像をHDDに取り込み、音楽を選ぶだけでフォトムービーが作れる「x-Pict Story HD」では、新たに手持ちの音楽CDから楽曲を取り込んでBGMに設定できるようになった。

また、デジカメで撮影した写真をHDDに取り込み、ハイビジョンアルバムを自動で作成する「x-ScrapBook」も搭載。取り込んだ映像はまとめてDVDに書き出すこともできる。

写真を取り込む際は、撮影頻度や撮影日時の情報から、写真をイベントごとに自動的に振り分けて取り込む。また、写真から人物の顔の位置を自動検出するソニー独自の顔認識技術を採用し、「x-Pict Story HD」で画像にエフェクトをかける際、顔が画面上に写るように自動調整する。

映像回路では、ハイビジョン映像に高価を発揮する適応型ノイズリダクション「DマトリックスNR HD」を搭載。また、DVDに高画質でダビングできるよう、2パスエンコード技術を採用した「ダイナミックVBRダビング PRO」を搭載している。

GUIはおなじみの“XMB”（クロスメディアバー）を採用。また、レコーダーだけでなくテレビやAVアンプ、DVDプレーヤーなども操作できるジョイスティック付きのマルチリモコンを同梱する。

■最上位機種「RDZ-D900A」のみの機能

最上位機のD900Aは、ハードディスク容量こそD800と同じであるものの、機能面で大幅な拡充がなされている。

PSPとの連動機能は、全機種「RDZ-D97A」からさらに強化。HDDに録画した映像を、USB経由でPSPのメモリースティック PRO デュオに転送する「おでかけ転送」機能を引き続き採用したほか、新たに「おかえり転送」機能を追加。いったん「スゴ録」からPSPに転送したコピーワンス番組を、再び「スゴ録」へ戻してオリジナル画質のまま視聴することができる。

さらにD900Aでは、前述の「ダイジェスト再生」で短い時間にまとめなおした番組をPSPに転送する「ダイジェスト転送」機能も利用できる。

またD900Aはi.Link端子を装備し、DVカメラやHDVカメラからの自動ダビングが行える。

なお、前シリーズの「RDZ-D97A/D77A」が搭載していたDLNA対応のホームサーバー機能に関しては、今回の新製品では採用が見送られた。

【問い合わせ先】
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（Phile-web編集部）