【ダビング10緊急検証(2)】RD-X7/BDZ-X90でプレイリストダビングやPSP転送などを試す

2008年07月04日
●RD-X7のダビング10対応とプレイリストダビングをチェック!

東芝のRD-X7は発売時点から「編集ナビ」に「高速コピー管理ダビング」の機能を備えるなど、ダビング10対応を前面に押し出してきたモデル。アナログ放送時代から培ってきた編集機能はコピーワンスの制限下でも十分に高機能だったが、ダビング10となればプレイリスト編集の機能も扱いやすくなるはず。目論み通り使えるかチェックしてみよう。

ダビング10開始後の状態。RD-X7は予約時刻より早く録画スタートするせいか、ダビング10開始と同じ4時スタートの「めざにゅ〜」はコピーワンスになってしまった

ダビング10のアイコンはダビング鍵マークのみ。回数カウントは「タイトル情報」の右下に小さく表示されている


CPRM対応のDVD-Rでダビングをテスト。「シリーズ世界遺産100」を「高速コピー管理ダビング」で何度も書き込んだ

ダビングは同じ番組を何回も選択する便利な(?)指定もできる。ちなみに画質モードの変換も成功


同じ番組を何度もダビング。DVD-Rへのダビングになるため容量がやや苦しい

コピー残り回数は右下に表記。最後の1回になるとアイコンもコピーワンスと同じ表示になった


東芝の強みである編集の活用もチャレンジ。ダビング10の番組をチャプター分割して、2つの番組から一部分ずつをプレイリストへ追加

DVD-Rへダビングも今まで通り成功。プレイリストに追加したタイトルすべてダビング回数が1回ずつ減っていた。もっとも、以前は即削除だっただけにプレイリスト編集の実用性は大幅にアップしている


ちなみにプレイリストからHDDに「高速コピー管理ダビング」もできるが、この場合はコピー禁止の状態でHDD上に新しいタイトルができることになり、ダビングは不可能になる(もちろん元データはそのまま残る)

●ソニーのBDレコーダーで「おでかけ・おかえり転送」とプレイリストをチェック!

ソニーのBDZ-X90は、今回検証した3機種のなかで唯一、午前4時のダビング10スタートに間に合わなかった。しかし、やや遅れて午前8時半頃から放送波によるバージョンアップが実施された。通常のダビングだけでなく、ソニー独自の録画番組をPSPに持ち出す「おでかけ・おかえり転送」、プレイリスト編集の機能などをチェックしてみた。

ダビング10開始後の状態。数字の10のアイコンでダビング10対応となったのが分かった

早速BDへのダビングを実行して回数カウントをテスト


1回カウントが減って9回に。とりあえず問題なく動作している

PSPを用意してBDZ-X90とA70オリジナル要素の「おでかけ・おかえり転送」をチャレンジ


「おでかけ・おかえり転送」の操作は従来と全く変わらず

元のタイトルもダビング回数が1回減っただけ。従来は「おでかけ中」となり再生できなかったので使い勝手は向上している


ソニーのBDレコーダーはプレイリスト機能もあるので機能改善をチェック。ちなみに従来はプレイリストは作れたがダビング(ムーブ)に使えなかった

ダビング10開始後の番組2つを追加したプレイリストを作り「ダビング10」という名前で保存。それをダビングで指定した


やっぱりプレイリストを使ったダビングの実行は不可。これを実現すれば編集の自由度が大幅に向上したのに残念

今回、3機種のダビング10の基本的な機能を確認してみたが、手元で試した限りでは特にトラブルもなく使用できていた。

筆者個人としては、ダビング10の登場により、今回BDZ-X90でPSPの映像持ち出しを試したように、特に録画番組と外部機器の連携が実現しやすくなると感じた。著作権保護ルールの緩和はかねてからの念願だっただけに、今後はダビング10のルールを活かした製品開発に期待したい。

(折原一也)

筆者プロフィール
埼玉県出身。コンピューター系出版社編集職を経た後、フリーライターとして雑誌・ムック等に寄稿し、現在はデジタル家電をはじめとするAVに活動フィールドを移す。PCテクノロジーをベースとしたデジタル機器に精通し、AV/PCを問わず実用性を追求しながら両者を使い分ける実践派。

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