公開日 2004/10/07 19:36

≪折原一也のCEATECレポート≫DLNAではメーカーを超えたホームネットワークのデモ〜後半

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●クライアントの展示は、既存の製品に手を加えた参考展示が非常に多い。現在はサポートできないため使用できないものの、機能の実装に向けて開発を進められているようだ。

パソコンを用いたクライアントでは、既に出荷されているFMVシリーズにも採用されているMyMediaや、Let's noteにインストールされたMediaStage Premium Edition、VAIOのDo VAIOなどでアクセスが可能になっている。

パソコンをクライアントとしたアクセスは各社製品が展示されていた

AV機器のクライアントでは、参考出品ながら各社からクライアントを展示。パナソニックからはデジタル放送チューナー、TU-MHD500と同じ筐体を採用したモデルを出品。この参考出品ではチューナーが省かれているが、将来的にはVIERAなどへの搭載も考えられるという。東芝からは同社液晶テレビのネットワーク機能をDLNA対応に入れ替えたモデルを出展しており、現在ではDLNAではないが、将来的にはDLNA準拠の形とすることも検討しているという。ケンウッドからはA&Vフェスタで展示されていたテストボードをクライアントとしたモデルが出品されていた。

パナソニックではデジタル放送チューナーに実装したクライアントを展示

ソフトウェアは独自のものが採用されている


東芝のハイビジョン液晶テレビのソフトウェアのみを入れ替えたモデル

ケンウッドによるクライアント。他の機能を持たないクライアントは逆に少ない

特徴的なクライアントを数多く展示していたのがソニーだ。まずエニーミュージック対応HDDオーディオにDLNA機能を追加したモデルを参考展示。こちらは製品がHDDオーディオだから再生できるのは音楽のみで、非対応の形式はファイルのリスト表示しか行えない。またクライアントとしてだけではなくサーバーとして動作させることも可能だが、エニーミュージックから購入した音楽は、著作権保護の理由により公開できないという。

また、現在発売されているHDD内蔵携帯動画プレイヤーによく似たデザインのモバイル端末も展示されていた。これは、無線LANインターフェースを内蔵しておりDLNAクライアントとして動作、展示したモデルではサーバー上の写真を再生する機能しか搭載していなかったが、今後動画・音楽の再生にも対応していくという。

エニーミュージック対応HDDオーディオにDLNAクライアント機能を実装

無線LAN対応・ポータブルのクライアントとしては唯一の展示


新型ルームリンクもDLNAに準拠。無線LANも搭載している

ソニーのブースでVAIO周辺機器として展示されていた新型ルームリンクもDLNAクライアントとして展示されていた。また、プラズマテレビのチューナーユニットに統合されたクライアント機能も公開され、同社PSXやプラズマ・液晶テレビHVXシリーズに採用されているクロスメディアバーのインターフェースにDLNAサーバーへのアクセス機能が一体化されており、その操作感が目を引いた。

このほか、相互接続されていたネットワークには参加しないが、三菱電機、パイオニアのサーバー、クライアントなども展示。またシャープのガリレオを筐体に使用したDNLAサーバー・クライアントも出品されていた。

国内の大手AV機器メーカー、PCメーカーが規格に参加していることからも、非常に相互運用性の高いホームネットワークが、思いのほか早いうちに実現しそうに思える。

更にDNLAフォーマット2.0ではハイビジョン映像転送やDTCP-IPが織り込まれる見込みとなっており、今回他ブースで展示されていたホームネットワーク関連機器の多くがDNLA準拠製品となる予定だ。

三菱のクライアントは独自のサーバーと組み合わせて動作させていた

シャープのガリレオ2台に、サーバー、クライアント機能を実装

今回初出展となったDNLAのブースだが、その展示内容は近未来のホームネットワークの姿を目に見える形でしっかりと確認することができた。今後の動向にも注目していきたい。

(折原一也)

ceatec2004report

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