公開日 2014/05/18 17:19

【独HighEnd】ACOUSTIC REVIVE、新導体PC-Triple Cを採用した各種ケーブルを発表

プラグにはファインメットビーズを使用してノイズを抑制
季刊ネットオーディオ編集部 浅田陽介
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現地時間の5月15日より開催されている「Munich High End 2014」。今年も世界各国よりオーディオブランドが一同に介しているが、エレクトロニクスやスピーカーだけではなく、ケーブル/アクセサリーメーカーもさまざまブランドが展示をしている。

アコースティック・リヴァイブのブース

今回、新動体PC-Triple Cを採用した各種ケーブルを展示。来場者からは非常に大きな関心を集めている

日本のケーブルブランドであるアコースティック・リヴァイブは海外でもハイエンドブランドとして非常に高い人気を誇っているが、今回、同社はPCOCCに代わる新導体、「PC-Triple C」(関連ニュース)を採用した各種ケーブル類を発表し、大きな話題を呼んでいる。

高純度銅素材であるOFCを鍛造技術にて製造するPC-Triple Cは、古河電工のグループ企業、FCMによって開発された素材で、その特徴は極めて高い屈曲性と強度を備えている点にある。また製造の過程で結晶粒界の不純物を極小に抑えることができるため、さらなる高品位な信号伝送が可能となっている。

今回、アコースティック・リヴァイブが発表したのは、下記のラインアップとなる。

・RCAラインケーブル「RCA-1.0tripleC-FM」
・XLRラインケーブル「XLR-1.0tripleC-FM」
・フォノケーブル「PHONO-1.0tripleC-FM」
・デジタルケーブル「COX-1.0tripleC-FM」
・デジタルケーブル「AES-1.0tripleC-FM」
・スピーカーケーブル「SPC-tripleC-FM」
・電源ケーブル「POWERSTANDARD-tripleC-FM」
・電源スタビライザー「RAS-14tripleC-FM」
・スピーカーケーブル「SPC-REFERENCE-tripleC」

今回、発表されたケーブルは、見た目にはほとんど従来のケーブルと違いがないが、実際に手にしてみると、柔軟性が増し取りまわししやすいものとなっている。写真はXLRラインケーブルのSPC-1.0tripleC-FM」

これらのケーブルはPC-Triple Cに加え、絶縁材にテフロンを採用。さらに信号の上流側のプラグには、ホットとコールドそれぞれにファインメットビーズを装備する。もともとは医療用に開発されたこのファインメットビーズを使用することで、伝送ノイズのほとんどを抑制することに成功している。

なおファインメットビーズは、型番末尾に「FM」とつくモデルのみに使用される。また、フォノケーブルのみ信号下流に加えてアースラインにも装備される。価格はまだ未定とのことだ。

今回はスペックのブースにて、このPC-Triple Cを採用したアコースティック・リヴァイブの各種ケーブルが使用されている。来場者の間では「最も音が良いブース」として高い評価を獲得している

ちなみに、この新導体を採用したケーブルは今回のショウにおいてスペックのブースで使用されている。来場者の間では最も音が良いブースとして、スペックのブースの名が多数挙がっているという。

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