SOULNOTE、旗艦機のノウハウを投入した入門機「1シリーズ バージョン2」。プリメイン「A-1 ver.2」など4機種

SOULNOTEは、エントリーモデル「1シリーズ」にフラグシップ機「3シリーズ」のノウハウを投入して進化させた「1シリーズ バージョン2」を発表。プリメインアンプ「A-1 ver.2」「A-0 ver.2」、フォノイコライザー「E-1 ver.2」、D/Aコンバーター「D-1 ver.2」の合計4モデルを11月より順次発売する。
各モデルともプレミアム・シルバーとプレミアム・ブラックの2色を用意。価格は「A-1 ver.2」が308,000円、「A-0 ver.2」が181,500円、「E-1 ver.2」が286,000円、「D-1 ver.2」が385,000円(いずれも税込)。
プリメインアンプ「A-1 ver.2」

A-1 ver.2は、大型TO-3P大出力低Cobトランジスタによるシングルプッシュプル出力段を4段ダーリントン構成で採用。これにより音の滲みを排除すると同時に、圧倒的なドライブ能力を実現したという。
ディスクリート完全無帰還回路を全面に採用。パワーアンプにセレクターとボリュームを付けただけのシンプルな構成は、同社のフラッグシップモデル「A-3」と同様で、「音楽信号の鮮度を守るための必然の構成」と説明している。
従来のLEDバイアス回路を廃止して新開発のバイアス回路を採用し、SN感を向上。加えて、CR共振を排除する回路には、高周波までインピーダンスが変わらないという超高品位抵抗を採用。帯域を制限することなく、鮮度を失わない高品位な音質と安定性の両立を図ったという。
さらに、新開発の未含浸トロイダル電源トランスにより、2次側出力電圧(アンプの最大出力) をあえて抑えることで、電流供給能力を向上させている。
入力端子はXLRとRCAを2系統ずつ装備。そのほか、リレーによる入力セレクターや、リレーによる抵抗切り替え式ボリューム等は従来機を踏襲している。
プリメインアンプ「A-0 ver.2」

A-0 ver.2は、Cobが小さく高周波特性に優れるというTO-220タイプのトランジスタをシングルプッシュプルで出力段に採用したモデル。最大出力10Wでありながら、上級機と同じ4段ダーリントン構成を採用している。
前述のA-1 ver.2同様に、旗艦機であるA-3と同じディスクリート完全無帰還回路を全面採用。新開発のバイアス回路もA-1 ver.2同様に採用している。
また、プリアウト出力に関して、スピーカー出力をそのまま出力するHighモードが選択可能になった。出力がアッテネートされるLowモードも従来から引き続き選択できる。
プリアンプを選択した場合に、スピーカー出力を出力するモードを新たに追加。従来のスピーカー出力を止めるモードと選べるようになった。
プリアウト端子にはRCA端子に加えてXLR端子を装備。XLR端子は、(1)GND、(2)Hot、(3)フローティングGNDとなっている。
フォノイコライザー「E-1 ver.2」

E-1 ver.2は、従来のMC/MMに加えて、光カートリッジ入力を追加。さらに、エントリークラスの製品でありながら、ディスクリート無帰還回路を全てのアナログ回路に採用している。
光カートリッジ用アナログ回路には、「E-3」用に開発したNew Type-R回路を投入。光カートリッジ専用電源にも、上級機と同じディスクリート無帰還レギュレーターを投入している。
アナログ回路は新開発でシンプル化し、MC/MMの音質向上を図った。さらに、オリジナルのLEDバイアス回路を廃止して新開発のバイアス回路を投入することで、SN感の向上を図っている。
D/A コンバーター「D-1 ver.2」

D-1 ver.2は、アナログ回路に前述のNew Type-R回路をDAC用に最適化して採用。電源回路にも上級機と同じ無帰還レギュレータ回路を投入している。
DACチップにはES9038PROを左右独立で採用。SOULNOTE独自のNOSモードも利用できる。また、アナログLPFをほぼ排除することで、「NOS本来の有機的で生き生きとした音楽再生が可能」だと説明。DSD再生時にも効果を発揮するという。
IV変換回路も上級機と同様の抵抗IV回路を採用。トロイダルトランスにはパワーアンプ級の未含浸大型トロイダルトランスを搭載する。
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